自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

絶滅危惧種

2010-09-01 20:56:57 | Weblog
9月になった感がするコスモスの花が咲いていた。



2003年福山市の北部にスーパーフジグランを中心にした商業地域ができることになった。
その場所は江戸時代より前は沼地、
田圃として開墾されてからも少しの雨ですぐに冠水する所だった。
ある意味では自然が豊かな地域と言える。
この場所に現在絶滅危惧種のダルマガエルがたくさん住んでいた。


フジグラン神辺を核とした商業地域

フジグラン東側 汚れ川が改善され綺麗になった
多分、下水道の整備効果だと思う


ダルマガエル
トノサマガエルによく似ているこのカエルが
フジグランの北側を走るJR福塩線で約1時間山の中を走ると世羅郡の三川へ到着する。



現在ダルマガエルが住んでいるところは世羅郡世羅町小谷
2008年からは自然発生出来るようになったとカエル保存会の会長さんが言われた。


福山市の水源の一つ三川ダム


芦田川の上流ダムの近くにこんな看板が出ていた。



ダルマガエルとトノサマガエルの違い


殿様ガエルは背中の中央に線が1本通つている

ダルマカエルは中央に線は無く背中の両端に線がある
人見知りしないで簡単に写真を撮らせてくれる


カエルを繁殖させるためにはビオトープより水田がよいそうだが
農薬をすることは出来ない。
農薬をしないからこの地区のお米は人気があって30kg 1万円だそうだ。
20kgだと7000円 結構高いが間違いなく無農薬栽培のお米だ。
(お米のPRをするわけではないがこの髭の会長さんとは意気投合した。
意気投合したがお米が安くなるわけではない)


イナゴが多かったが小さい虫はカエルの餌になっているようだ

鴨を使って草や虫の予防をしている


この地でもホタルは飛んでいるのでカエルつながりを含めてホタル交流することにした。
本日の試験飼育ホタルの情報
餌になるカワニナが少なくなったので川に採りに行き与えたら
幼虫4匹が3分経つか経たないかぐらいでカワニナに噛みつきカワニナを引きづり回していた。



ホタルの幼虫は結構獰猛な生き物です。