自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタル恋

2011-06-03 09:30:52 | Weblog
予定より大幅に速かった梅雨入り
赤い実のグミ(当地ではビイビイと呼ぶ)が熟れ始めホタルの光も増え始めた。


ビックリグミ


堂々川ホタル同好会が師としている服部川のホタルは新聞で黄色い光を見せた。
梅雨入りが想定外だったのでホタルを迎える準備が遅れており
晴れ間がのぞいたので、早速準備に取り掛かる。
草刈り
イトトンボが飛んだが先を急ぐのでいとも簡単にそばを刈り取る。



1.5kmの川の側道を刈り取り、川の中も刈るのだからかなりの労働力だ。
ホタルの光を見るためだから目的がある。でもきつい仕事だ。


1番砂留上流

4番砂留上流法面

刈り取りした草を集める


刈り取った草はそのままにするとホタル見物には邪魔だ。
福山市協働のまちづくり課と協働で川を綺麗にする契約の団体だから
刈り取りした草は福山市の方で引き取りをしてもらえる。
ホタル見物を皆に安全に鑑賞してもらうために。
草刈り中に発見
台風2号が連れてきた大水で砂が流れ出している。



砂留がなかったら下流は・・・。
草刈りが残っているところがあった。
「ノカンゾウ」という花が頑張っている。(ノカン=逃げない、動かない)


やさしい作業者もいた


かなり準備が整ってきたが肝心のホタルは!
ホタルが上陸してすぐ、
水利組合の人が川清掃で重機を入れ、今年の飛翔をあきらめた場所、
大雨で上陸地が冠水した場所はとてもホタルが飛ぶとは思えない

あきらめきれない「ホタル恋」、ホタル来いと呼んでみた。
月のでぬまの21時頃、ホタル源氏の呼ぶ声に黄色い光が1つ2つ、
目を細めると6つ8つを超えた。
その光りを紹介する。


新迫山上流6匹



4番砂留付近 5匹

あきらめていた5番川原?


今年は見れないと覚悟した福田池付近



やっぱりホタルは強かった。

この強さ、小さな子供にも受け継いで欲しい。
前回みどり保育園のホームページに堂々川のホタルの光が紹介された。
このホームページアドレスは
 
http://www.midori-h.com/

昨年の光だが今年はそれを超えそうだ。
2日、堂々川の光は鳶ケ迫砂留下流を含め34匹。
梅雨入りが早いだけにホタルの光も昨年よりは早い。