自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

11月11日

2011-11-11 20:33:02 | Weblog
1が6つ並ぶ日、雨の確率50%の日、安那学大作戦の日
別に特別の日でもない金曜日なのだがなぜか緊張と言う言葉が入る日だった。
朝8時晴れてはいないが雨はまだ降っていない。
昨日植え残していたタマネギの苗を植え、雨が降る前にと思い柿をとる。
「雨栗日柿」言い伝えがある。(夏雨が多いとくりが豊作、暑い日が続くと柿が豊作)
我が家は伝承通りだが、周囲の家は柿が豊作だ。
柿の場合隔年結果の現象が影響していると思う。(つまり2年に1回豊作年が来る)



柿の実の大きなこと。そのかわり数は非常に少ない。


携帯電話と比較して見る


柿は数が少ないから30分ほどで収穫は終わった。
今晩サッカーを見た後、皮を向いて吊るし柿にする予定だ。
ぱらぱらと雨が降ってきた。
急いで家に入ろうとすると



10月桜が今日で終わりと宣言しているみたいな花色だから挨拶をし、
そばでは忙しそうにスズメバチがサザンカの蜜を吸う。
おや、地面には朝の寒さが影響したのか蜂が亡くなっている。




全長は50mmを超える?


ある中学から「お年寄りと生徒の交流を企画した」から手伝って欲しと依頼された。
「安那学大作戦」と銘打った交流で生徒がクッキーを焼いてお年寄りを訪問するらしい。
もともと簡単にイエスと云う男だからOKした。
もしかしたら新聞社やTVの取材があるかもとの声も聞かれた。
そのもしかが事実になったら大変と考えた。
早速、近所の一人暮らしの方と相談して焼き芋を焼くことにした。


準本格石焼き芋作り


芋は我が家で採れた安納芋
13時40分頃の準備中に突然携帯が鳴る。
これから堂々川へ行くから案内を頼むと。
何をしに来るの!聞いていない!相手を傷つけてはいけない!
もしも自分が聞いていて忘れているかも!
最近よくある現象か!忙し過ぎるのか!それとも多くの人も忘れると言う年代になったのか!
まだ生徒は来ていないし、それでは行こう。後は頼むと堂々川へ出かけた。
カメラは忘れていたので証拠写真は無いが日本一の砂留の前で説明した。
調子よく砂留の話した後で質問はと聞くと、
砂留ではなく、ホタルはどこへ卵を産むのか。
神辺で全国商店街のイベントがあることは知っていたがそのトップの方が聞かれた質問には驚いた。ホタルが専門の当方回答には困らないが話をしていくと結構くわしい。
真面目にホタルの幼虫は1匹400円で取引しているとか、東京の銀座で岡山県のホタルが数年前まで飛んでいた話をした。
その方まだ納得いかないらしい。
ホタルは太陽の直射日光が当たらない木の下や橋の下の苔に卵を産み、苔で卵から孵化した幼虫がすぐに水の中に入る場所が良いと話すと納得された。
街おこしで研究されているらしいと推測した。
相手も次の時間があるし、こちらはもうすぐ生徒が来る。
ここらで終わりと話を切って別れた。
川を下ると
新聞記者さんが来ている。
記事を書いているから生徒が来たら電話をくれと頼まれた。
ここでも人の良さを発揮する自然を尋ねる人!
生徒が14時半ごろ来訪、お年寄りと談笑。
生徒からはお年寄りへクッキーをお土産に!
お年寄りからは焼き芋とお茶、91歳のお婆様「何と」子供はポカリが好きだと知っていて準備していた。



3人を1個所へ集める作戦は成功した。
次の人は待ちきれないで表に出て待っているのが見える。
かなり時間がオーバーして次へ



家が分からないと言うからついていく。
どんな話をしたのかわからないが涙を出している娘も!
良い交流だったのだろう。
終わったと思って家に帰ったら別の人から
16時30分を過ぎたのに我が家には来ないがどうしたのかと問い合わせが入る。
う・う・うるさいと言いたいが男は黙って調べてみると回答した。
黙ってはいなかった。学校へ問い合わせをした。
まだ、学校にも家にも帰っていないからと回答を受け、問い合わせの家に行くと
なんと4人の生徒が家に上がり「パワーをもらった」「昔のことが分かった」と話をしている。
安心して学校へ報告しておいた。
夕暮れも近くなっていたが鳥の声が聞こえた。
声の方を探して、探して!いた!いた!
シジュウガラだ。



柄にもなく今日の鳥にはホットした感情をもらった。
シジュウを超えて五〇を超えて、柄にもなく六〇を超えた爺様が声を出した。
「あーつかれた」と。