自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

蛍と花と砂留と

2015-09-08 10:13:44 | Weblog
堂々川ホタル同好会の活動範囲を示す標語
いやメインタイトルが『ホタルと花と砂留』です。

先日会員の宅を訪問した際、
私以上にホタルに取りつかれている人を見た。


ホタルを自宅で飼育している
簡易ビオトープの石の下の幼虫


いま、今年のホタルが孵化して、石の下に潜り込んでいる。

花、
ヒガンバナが咲き蝶がやってくるようになった。


黄色の彼岸花と黒の蝶(モンキアゲハ)


砂留
今年の夏は雨が多く、砂留から落ちる水は多い。


条件付き日本一の砂留
国の登録有形文化財6番砂留


最近講演する機会が年に数度はあるが
その中でヒットした演題は「不法投棄のメッカ堂々川を観光地に変えた男たち」だった。
今年10年目を迎えたが思えば昔(十年一昔)は
企業ゴミ、古家電、古タイヤ、建築廃材、家庭ごみ等の山だった。
それが今では多くの人が観賞や散歩、トレーニングで来て喜んでくださる。

6番砂留の西脇にある村境石(明治に隣同志の村が境界を争う)
石には「潼々谷餘樀」と彫刻してあり、歌詩が並ぶ。
もうすぐこの西に源氏の旗印「白」東に平家の旗印「赤」のヒガンバナが咲く。


草刈りもしてある


そしてその下方川原では


花と遊ぶ蝶(モンキアゲハ)
不思議この蝶は同じ色の黄色にしかとまらない


同じ黄色のキツネノカミソリにも見ている間にはとまらなかった。




黒い塊が早いスピードでやって来て橋に止まる。
しかも橋の端に止まる。何回も同じことの繰り返しで飛んで
しばらくしてまた同じ橋に帰ってくる。これも不思議だ。


ルリタテハ


堂々川の砂留には秋の花が咲いている。


吾亦紅


今年堂々公園に彼岸番を5000球弱も植えてくれた3つの小学校
御野、中条、湯田の3、4年生の皆さん
「不法投棄のメッカ堂々川を観光地に変えた男たち」のタイトルのように
「吾もこう」なりたいと後へ続いて欲しいと期待しています。
9月7日現在、堂々公園南端に赤色約15本が咲きだしました。

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ホタル同好会が近隣4つの団体で構成している「御領の古代ロマンを蘇らせる会」は


菅茶山記念館


菅茶山記念館と共催で11月14日、
春に予定していた御領山のハイキングが中止になったので代わりに開催します。
御領山の古墳群、
卑弥呼時代の土器片が発見され、それに大型船の線型が
描かれていたことで有名になった御領遺跡を山から見る。
また茶山の漢詩の場を訪ね、
堂々川ホタル同好会が第16回広島県景観会議大賞を受賞しているが
それより10年前に上御領の大石会が八丈岩の景観を守る活動で
受賞している山を散策する。

話は変わって茶山記念館では
昔の神辺平野の原風景「わらぐろ」をはじめとした松崎先生の絵が展示してある。


本日の中国新聞にも記事掲載


これも今では見られない風景、絵なのに写真のように見え心に焼きつくこと疑いなし。

堂々川の5番砂留をはじめとした川原も近い未来約800m間が
広島県を超え中四国九州のトップレベルになること疑いなしになって欲しい。