自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

16日のヒガンバナ

2015-09-16 21:36:58 | Weblog
今年のゴールデンウイーク前に近隣3つの小学生が
堂々公園に植えてくれた約5000球の赤色ヒガンバナ。
毎日毎日花の数が増えて今日は雨の中500以上が咲き始めた。




少し過去を振り返れば
不法投棄や笹等の繁茂でホタルも住めない川や川岸
整備を始めて10年、最初はある小学校へお願に行くも
けんもほろろの扱いだったが校長先生が変わると流れが変わった。
流れが変わるとヒガンバナを植えることも手伝ってもらえる。
不法投棄も企業や大口の家庭ごみ(布団・机等)家電は無くなり
煙草の吸殻、弁当の空き箱、時々バーべュキューの残債ぐらいになった。
子供たちとともに勝ちとった不法投棄の川を観光の川にすることができた。

又ある時から「堂々川を究める」と云うタイトルで総合学習がもたれた。
明治時代の歴史の話
明治政府になった時土地は地方の村や個人の持ち物になり
境界の争いが頻発した。堂々川周辺も同じで20年裁判が行われた。
難しい話で6年生でも理解できない。それを劇にして発表してもらえた。
恩返しに同好会では勝った中条小側に白のヒガンバナを植えてもらい
辛かった御野小側に赤のヒガンバナを植えてもらった。
つまり白は源氏の旗色、赤は平家の旗色このことを教えてから3年目
見事に紅白の花が咲き始めた。


西側白花

東側赤花


「潼々谷餘樀」村境石を境にして東西に別れる旗色が歴史古代ロマンを
教えてくれるように見事に咲き始めた。

不法投棄防止と歴史ロマンを教えてくれる堂々川のヒガンバナ
各場所で咲き始めたので紹介する。


最上部道路脇

どんどん花穂が顔を出し伸びてくる


条件付き日本一の砂留を下から見上げるアイボリの花色




赤色も数が増えてくる


黄色の蝶もやって来る

トンボも仲間はずれはいやと花に止まる



昨年一番きれいな場所
遅れて花穂を持ち上げる


5番砂留下斜面
この場所が2010年に植え始めたところと記憶している。


企画がまだ甘い頃故、植え方がまずい
反省


4番砂留上手の斜面 まだホタルの花文字は見られない


1球植えたのが2本から3本の花やつぼみを見せ始めた


2番砂留、3番砂留は昨年から植え始めているので成果はまだのようだ


最下流1番砂留の西側広場


堂々川ホタル同好会の会員は球根を植え、草を刈り、時々肥料を与え
早く株を大きくする為の諸策を実行している。

観賞に来てくださるお客様自分だけのものではありません。
後から続く人の為に咲いた場所には入らず写真を撮ってください。

人間だったら綺麗な蝶が花にとまれば近づいてカメラを向けるのは人情
その時会員が注意をするかしないか?
大目に見てよと云う声に負けるが勝ちと見て見ぬふりをすることにする。
「こんなこともありと思う。いやないと思う」の綱引きをする。