自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

自然の予感

2012-09-05 20:35:10 | Weblog
自然は私たちに色々教えてくる。
数時間前に異常が起こる予知を見せている。
9月3日大雨の降る前のいつもとは違った様子から見てもらう。
トンビの飛ぶ姿がいつもと違う。
高い空で3匹が異常な絡みを見せてくれた。


13時頃、動きがいつもと違う


14時過ぎ、雲の流れが変わってきた。





15時近くセセリが木陰を本気で探している。



雲の流れに稲光と轟音、雨が降りだす。


風も強く吹く


雨も落ち始めた。チョウも雨宿り先を本気で探している。


濡れながらのショット
証拠にしかならない


南の空は雲と空の境がはっきり



激しい雨


雨足がカメラに映る


そして雨量、国土交通省神辺の測量結果は15時19mm 、16時 2mm
我が家では


カラの臼に水が半分近くまで溜まる
1.5km東の測量所より多いようだ


雨が上がると
カタツムリが久しぶり動く




逃げ遅れた蛾が葉にしがみつきなんとか助かったようだ。



この蛾だけは予知能力が不足していたのだろう。

登録有形文化財

2012-09-03 09:54:40 | Weblog
広島県の東の端を流れる約4kmの堂々川には
国の登録有形文化財が8基存在する。
7年前ホタル同好会が設立された年に文化財に登録された。
文化財の砂留に8基目のモニュメントが取り付けられて3年
我々は年に数回草刈りをして砂留の景観を守るように努力している。
草を刈るだけと思いでしょうがそこには貴重な生き物や厄介な生き物が
住んでいるので、それらの保護や捕獲を考えている。

厄介な生き物、それは獅子、別名猪
ある人が言うには、昔の猪はせいぜい3匹程度の子供しか産まなかったが
最近ではイノブタ同様5匹以上が当たり前になっていると。増えるわけだ!
この猪、砂留の周辺の土を掘り起こしたり、美化のために菖蒲やアイリス
そして猪が嫌うであろう毒入り球根の水仙・彼岸花を植えているが
我々の悲願ははかなくも掘り起こされてしまうのだった。
そのニックキ獅子、捕獲するために箱罠をとりつけている。彼岸までには捕えたい。



餌も贅沢、米ぬか、圧片トウモロコシ、スイカと盛沢山。
毎日餌を与えているが良く食べてくれる。そろそろ親の警戒心もとけただろうか。
数匹でもよい、早くかかれ4x4=16 

少し薄暗い設置場所で見つけた蝶



正式ではないが「クロコノマチョウ」見たいだ。
獅子檻近くに江戸時代に築造された1番砂留(すでに砂を止める機能はない)


1番砂留
北側で咲く白の百日紅が目立つ


100mも行かない上流に次の砂留


2番砂留


順次上流へ登ると3、4・・・と数字が増えて行く。


3番砂留
平成になり発掘調査がされている


ホタル活動を初めて最初に造ったビオトープがある川原


此処で昨年までに獅子を3匹捕獲


この川原で9年前ホタルを16匹見つけてホタル同好会を作る決心をした場所


5番砂留


日本最大規模の砂留群の頂点に立つ6番砂留


石積みの江戸時代の砂防では現存日本一


以上本流に築造された砂留だが左岸の谷からも砂の流出は多い。
江戸時代には池として存在していたが何回も砂に埋もれて決壊した鳶ケ迫池


その堤防跡に出来た鳶ケ迫砂留


登録有形文化財だが道から250mも上流にあり
我々が草刈りや道造りをすると不法投棄の温床になる懸念から
道脇にあるモニュメント周辺だけ草刈りする内廣谷にある砂留入り口


内廣砂留


堂々川の役員が暑いのに草刈りをしているが
「1銭にもならないのにようやる」などの非難言葉はしないで欲しい。

我々は真面目にこの活動を次代に繋ぐ努力をしています。