アフガニスタンで殺害された伊藤和也さんの告別式があった
伊藤さんがアフガニスタンを知るきっかけとなった「カレーズの会」
同じ頃その会の片隅に名を連ねさせていただいたことがあるので
私も告別式に参列させていただきご焼香させてもらった
会場は「見上げてごらん夜の星を」がBGMで流れている
伊藤さんは「アフガニスタンの夜空の星はとてもきれいだ」とお母さんに話していたそうだ
多くの親族 友人 NGO関係者が訪れ 信頼された人柄を忍ばせた
僧侶の読経の後 お別れの言葉が続いた ペシャワール会から会長後藤哲也氏
代表中村哲氏 現地ワーカーの友人 カレーズの会から小野田全宏副理事長
妹さん弟さんが思いをこめ言葉をかけた
後藤会長は「アフガニスタンの大地に愛された人だった」
中村代表は「遺志を引き継ぎ アフガンの復興を支援し続ける」
現地で一緒に働く友人はこれだけは皆さんに言いたいと声を詰まらせ
「伊藤さんは慎重な人だった 仲間にも無理をするなといっていた」
カレーズの会小野田副理事長は「日本の誇りだ静岡県の誇りだ ありがとう」
妹さんは「優しい兄ちゃんだった 立派だったよ 兄ちゃんの妹でよかった」
弟さんは「いつも家のことはたのむと言われていたが 返事はしなかった
今返事する 家のことは任せろ」
献花の時 お母さんは棺にもたれ「和也がんばれ またお母さんの所に帰って来い」
と大きな声で 泣き崩れた
お父さんから「親も驚くほど立派になった 和也はアフガニスタンの星になった
私はアフガニスタンを憎んではいない」と参列者に謝辞をのべた
伊藤さんの立派な行動に対して参列者全員が 棺を拍手で送った
駐車場の外には100人近い報道陣 また一般市民も大勢見守っていた
多くの人に見守られ伊藤さんは旅立った 遺骨の一部はアフガニスタンに届けると言う
今は気丈に振舞うご両親も 家に帰り家族だけになった時寂しさがこみ上げて来るだろう
それを思うと辛い