教育サポーターの中嶋正教さんのお話を聞いた
とにかく良く動く人で 後ろのほうまで行ったりきたりしなが話した
教師になるときに 先輩に黒板に張り付いているだけの
「かまぼこ先生」にはなるなといわれた
教壇の上からあれこれ言うのではなく 話を聞くときにはそばまで行く
それをずっと実践してきた それが抜けないのだと言う
スーツの裏地は阪神タイガースのユニホームになっていて笑わせた
関西弁でしゃべりまくり 吉本のお笑い芸人のような人だった
人権は 人と人との温かいつながりを感じることだと話した
こどもには現在と未来しかない 親の愛で子供は育つ
優しさを心の銀行にいっぱい貯金しておく事が大事
虐待などは30年ローンのようなものだから 虐待された子が大人になっても
まだローンを払いきってない状態が続いている そのために同じことを繰り返す
いくつもの例を挙げながら話され感動したり笑ったりの講演会
その中で 子供が喫煙をして補導された母子家庭の話があった
母子家庭同士のこどもが仲間になり喫煙をしてしまった
補導された子どもを警察に引き取りに来たで親にむかって
三人の一人は「うるっせー くそばばあー」 二人目は何も言わずに無視
三人目のこどもだけは「お母さん ごめんね もうしない」と謝った
三番目の子のお母さんは 夜の仕事をしていて帰りが遅かった
それでも帰るとすぐに その子が寝ている枕元にいき「遅くなってごめんね」と
毎日声をかけていた そのためにこどもは優しさを貯金していた
親と子の関係 夫婦の関係 姑との関係 職場の仲間 地域の仲間
誰に対しても「あなたがいてよかった」 いつもこの言葉をかけていれば
人を幸せにすることができる 私には耳が痛い話だった
兵庫県西宮市で小学校教師を21年間勤め その後西宮市教育委員会人権教育室指導主事
学校人権教育課係長を勤めた後 2005年3月に48歳で退職2005年4月より教育サポーター
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