高いけど永久保障。ワコールのCW-Xに手を出したのはもう6年も前の事。たかがスポーツタイツとはいえ万の金額は当事の給与の一割に相当してた。あの頃は慣れないビンディングペダルや力加減と身体ができてなかったので少し乗ると必ずヒザに痛みが生じた。これがなかなか苦痛だった。そんな中、ワコールがリリースしてたCW-Xがサポート能力が高く効果ありと雑誌で特集、買ったのがこいつ。今でこそヒートマックス(冬用)は黒オンリーだが当事はこんな派手な限定カラーが多数あった。自転車は車と同じ所を走る事もあり、競技中も他車にアピールして接触事故を減らす意味で「ありえない」位に派手な柄が安全面で有利だった。で、この柄を選んだ。...恥ずかしかった(ポ)。あちこちの大きなレースやトレールライドで支えてくれて、何度も落車した際に生地が怪我を軽くしてくれた。その都度「無料」で直して下さったワコールさんだが今回の落車は破れ方が酷く、周辺生地の寿命もあり「修理不可能」と判断されました。一般にCW-Xの寿命は2年~3年がベストなのだそうです。もうとっくにお暇を出して良かったんだよね。
今回の東伊豆では自分の中途半端なモチベーションと集中力、練習不足と今の自分の最低さを確認できた貴重な体験だった。でもその代償は小さく無く、このCW-Xも、オーバードゥ開店記念ウィンドブレーカーもクライミングバー(右側)もサドル(デットストック物のセラ・サンマルコ)等々、沢山のモノを失った。
機材の良し悪しはあっても私にとって自転車で走る事は自力が全てなので「ハッタリ」や「大口」をたたいたところで成績が「本当の姿」を示し、化けの皮も無意味となる。今回は悔しさより情けなさが深く残った。
まだカサブタにならない大きな3箇所のキズの痛みが心に刺さるようです。これから夏本番。外見はもうどうしようもないですからせめて週末位は乗ってあげて中身を少し濃くできたらと今は思います。CW-Xは沢山の思い出とともに引き出しの奥に仕舞いました。お疲れ様、そしてありがとう。