先週の試乗から一週間が経過。
新型デミオはガソリン車だったが、その素性の良さというか、「普通なのが普通」であるインパクトが未だに続いてます。
時間が経てば少しは冷静な目で見れるかと振り返ってみた。
一番気になるのは「サイドブレーキ」。
というか、サイドブレーキのレバー位置です。
昨年試乗したアクセラXD(ディーゼル、MT)ではトヨタの86(MT)と遜色無いシフトの位置とフィールに驚きましたが、新型デミオでは終始違和感が。
当時の画像を引っ張り出し見比べたら大きな違いがありました。
デミオもアクセラもシートに対する「シフトレバー」の位置(前後、高さ)は大差無さそう。
大きく違ったのはサイドブレーキの位置。
アクセラはシフトレバーからスッと手を伸ばせばサイドブレーキに手が届いたのですが、デミオは「届かない、ドコ!?」に(汗。
良く見ると、デミオではシフトレバーの基台よりサイドブレーキの基部が低くなり、さらに「助手席側」に移動されてました。
長さもアクセラの場合はレバー先端がシフトレバーの少し後ろまで伸びてるのに対し、デミオはかなり手前までしかなく長さも短い。
加えて運転席から遠いため、結果かなり左腕を伸ばして操作するのですが、長さが短いので操作がクイック過ぎて扱い辛い!
これでは力が入り難く、特に女性には辛い気が…。
普段がSX4(サイドブレーキのレバーはセンター出しで長さもある)な事も扱い辛さをより感じさせたかも。
実際の試乗中、何度かサイドブレーキを引くシーンがあったのですが、その度に左手が「空振り」してレバーを目視で探す事に。
掴んでもレバーが短いので操作が難しい。
AT車でもコレだとMT車は…。
数少ない新型デミオで「えぇ~」な点、かな。
これで位置が入れ替わったマツダコネクトの「コマンドダイヤル」の位置が近く低くなり、大した操作はしてないものの「手置き」を追加しても自然な位置はやはり遠くても高いアクセラの方が好印象に、残念。
助手席の人がコマンドダイヤル操作できるかと考えると、やはりこの位置はちょっと難しそう(サイドブレーキの上に手を伸ばすのは運転者に対して危険だろうし)。
反対に「改善してきたかも」と思える点は「ドアポケット」。
デザイン重視なのか、最近のマツダ車は収納スペースの極端な少なさが話題になります。
アクセラXDの場合、ドアポケットは500mlのペットボトル1本が限界(少し斜めになる)そうで、何かのパンフレットを貰っても放り込むスペースが無い(汗。
これは新型デミオでも似た傾向ですが、ドアポケット後方を伸ばして何とか四角いモノが入る空間を確保したように見えます。
最も、無理したようで深さが足りず「とりあえず感」は拭えませんが(笑。
それでも極端に少ない収納スペースに対する差は小さくない。
ドア容量の大きなアクセラでも、是非このポケット仕様を用意して欲しい。
なもんで、実際のデミオ購入時に「メッシュポケット(オプション)」は多くの方が必須とするアイテムになると考えてます。
助手席側足元、センタートンネル横に網状のポケットを追加するオプションで、簡単なパンフレットや小物なら放り込める便利なオプション。
お値段も4,628円とリーズナブルなので、値引きにアクリルバイザー(18,792円)とかディーラーで付けられる(SX4にも付けられた)くらいなら、是非ともこのメッシュポケットをゲットしたいものです♪
ただ、助手席シートの位置によっては干渉するらしいので意識的に気を付ける必要がありそうですが。
新型デミオ。
運転を楽しむギミックが満載の運転席なのに、なぜかサイドブレーキだけは納得できないものになってました。
他の満足度が高いだけに私には残念でした。
まだ試乗前ですが、1.5Dのデミオは更に興味をそそられます。
昔、ランクルやジープの古いディーゼルエンジンばかりに乗ってた自分にとって、新時代のパワーソースに期待せずには(笑。