闇夜の烏の変な世界

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エンジンの弱さが露呈した 「スズキ」 のディーゼル

2016-04-24 08:05:00 | 日記

​今朝のニュースは衝撃的だった。

ドイツ国内の ディーゼル車 のNOx(窒素酸化物)を改めて測定した結果です。

 

スズキ の 1.6L ディーゼルが 基準を 「10倍以上」 も越えていたという!!!

 

現在国内には スズキ の ディーゼルエンジンは 投入されていない。

が、海外を見ると、実に多くの車種で 売れ筋 となっている。

「スイフト」 「SX4」 「ヴィターラ(エスクード)」 etc。

 

「スズキ」 はディーゼルエンジンを自社生産できなかったため、今回問題になったエンジンは フィアット・クライスラーからの調達となっている。

唯一、0.8L の2気筒ディーゼルを自社開発したが、現在展開されてるか不明。

 

先日、モーターショーでデビュー、販売好調な インドの 「ヴィターラ ブレッザ」 も 問題となったディーゼルエンジンを積む。

こちらは 1.3L版だが、これも基準値を超えているという。

 

原因は、VW同様、意図的に浄化装置の動作をカットする 「違法プログラム」 が入っていた…、おいフィアット(怒。

これに対し、「スズキ」 は 「フィアットがプログラムの改善に入った、それに歩調を合わせる」 と またしても他力本願な発言に留まっている。

 

現在、国内では 企業体質から問題として 「三菱」 が連日のニュースを騒がせている。

多くのメディアが、「三菱自動車」 という会社の消滅を示唆する状況です。

 

思うに、世界レベルで膨大なディーゼル車を販売した 「スズキ」 の企業ペナルティを考えると、三菱どころの騒ぎでは無いのでは?

 

確かに、違法プログラム制御のディーゼルエンジンを開発・供給したのは 「フィアット・クライスラー」 だが、搭載車を長年販売してきたのは 確かに 「スズキ」。

VWは巨大企業だから、販売車種のメーカー買戻し(米国)となっても会社は残っている。

でも、小さなスズキが同様のペナルティを受けたとしたら…、想像するだけで鳥肌が立つ。

現「スズキ」 車のオーナーとしては、実に不安が高まっている。

 

このドイツでの試験、「日産」 のディーゼルも 基準の数倍という良からぬ結果が出て指摘されている。

2.5Lのディーゼルだそうで、こちらも今後 どんな騒ぎに発展するか判らない。

インフィニティを中心に、「日産」 もエンジンの自社開発を縮小し、他メーカーからの供給を受ける方向になっている。

現在、世界で大反響(らしい)の 「Q30」 シリーズや、国内の 「スカイライン」 が 「メルセデス」製なのが良く知られている。

コスト優先で自社開発を断念する決断が、思わぬ巨大ペナルティで 本末転倒 になるケースが最近は目立つように感じます。