用で車を出したので、帰路をぐる~っと山沿いへルートをとった。
自身がマツダ車を選んでいた時に、「ALH」 の有無が大きな要素だった。
「ALH」 とは、ハイビームを数分割した 「LED」 とし、対向車や先行車がいる方向だけ 「消灯」 する機能です。
「アダプティブ LED ヘッドライト」 の略だそうです。
なので、理屈上は眩惑を起こす対象物がいなければ常時ハイビームで夜間走行できるというハイテク装備。
対向車がいると ロービームにする機能はかなり普及してきたが、部分的にハイビームをコントロールできる車種は国内を見回す限り一握りしか存在しない。
レクサスやスバルのように 遮蔽版を光源の前に移動することで同様の機能を実現してるメーカーもあるが、単一対象物にしか対応できない限界があるため、国内ではマツダの 「ALH」 が最も進んでいる。
「アクセラ」 は4分割だが、最新の 「デミオ」 「CX-3」 では 11分割と更に細かく光の方向を制御できるしすてむに進化している。
…ちょっと悔しいw
そんな 「ALH」 だが、未だ作動させてもロービームなままで実感が湧かない。
都市部では道路に必ず街灯があり、それにも反応するらしく 自動でハイビームになる事はまず無いらしい。
なので、より暗い道、山道に近い道路で試してみたかったのです。
「ALH」 は 速度が 40km/h を超えると作動する。
それ以下の速度では真っ暗でもロービームしか点灯しない。
滅多に信号すら出て来なくなる山道に入ると、フワッと目の前が明るくなった♪
「おおっ、これがALH」 なのかぁ と、一人で感動してる自分。
対向車が来ると、ちゃんとその方向のハイビームが消えて、左端を照らすハイビームは点いている。
賢い。
いちいち、対向車の度にローハイ 自分で切り替える必要が無いってのはこんなにも安心で楽なのですね。
が、街が近づき、街灯が出て来ると途端にロービームばかりになってしまう。
街灯や看板の明かりに反応してるらしい。
今回のドライブ(実験?)である程度見えたのは、「ALH」が本領を発揮するのは 街灯の少ない 高速道路 や、郊外に住む方にメリットがあるという事、かな。
正直、自宅の周りは街灯が無い道で40km/h以上出せる場所は皆無に近く、ほぼ無意味だと判明。
いつも使う便利機能というより、必要なシチュエーションに活躍させるモノだと割り切るべき。
無駄だとは思わない。
実際、山道で自動ハイビームを多用してくれる安心感は新鮮なものだった。
4分割の光源でもあれだけ効果があるんだから、最新の11分割はもっと凄いんだろうなぁ。
夜間の事故軽減に、頑張ってるマツダに 拍手な気分ですw