仕事中、スマートウォッチがブブブブブっとバイブで新しい情報の着信を告げた。
見ると「訃報 志村けんさん死去」と出てるのが見え、キーボードを猛打してた手が止まった。
絶対に回復し、また笑わせてくれると信じていた巨星の死去に頭がボーっとなる。
職場の仲間も皆騒めき立ち、暫し作業が止まった。
年齢を問わず、本当に偉大な方だったのだと改めて痛感させられた。
帰宅してもまだ実感が中途半端。
というか、認めたくない、なんちゃってじゃないかとどこか期待する自分が切り離せない。
今回のコロナウィルスが、かつてヨーロッパを襲ったペスト等にも匹敵するような大規模感染ショックを引き起こすとは当初、全く想像もしていなかった。
だが、既に国家間の交流の扉は要所で閉ざされ、まるで大航海時代のような孤立ぶりで出口が見えない。
近い昔、第二次世界大戦が勃発し、多くの国が大量殺戮を余儀なくされた。
死者の数を考えるまでもなく、第三次世界大戦への恐怖が沸き、あまたのドラマや映画で恐怖した。
次に人類が滅亡に瀕するような大惨事が起こるとしたら(いつか起こるのだが)どんなものか、誰もが一度は想像を巡らせただろう。
だが、未来を見る事はできない。
もしかして、今回のこの「コロナウィルス」こそが、人類大量死滅へのキーになりうるかもと想像し、恐怖する自分がいる。
勿論、妄想で終わればよいのだが…。
コロナウィルスが自然発生でないと説く学者は多い。
中国の化学兵器実験施設からの漏れだとか、米国が送り込んだ細菌兵器だとか、その説は日に日に増えるばかり。
大事なのは、既に感染が広まり、沢山の人が亡くなり続けているという 「事実」です。
その一人、志村けんさんの死は、私に言い表せない巨大な衝撃と落胆を与えた。
彼のコントは小学生だった当時から、土曜8時のスペシャルイベントだった。
これを見逃すと、次週の学校で仲間に入れないほど絶大な人気を誇った。
今の芸能界では考えられない、恐ろしく凄い方だった。
恐らく多くの方が訃報にショックを受けていると思う。
私もそうです。
でも故人に思いを寄せても、何も変わらないし、変えられない。
コロナウィルスが憎い!
聞くところによると、新しい病気が発生し、製薬会社が対応薬を開発開始からリリースまで平均18年掛かるのだという。
約20年前に大陸で流行したSARSの特効薬が(作っていれば)やっと実用化されるといった具合らしい。
新薬の作成には膨大な費用も掛かる。
多くは臨床試験を繰り返したりと地道な作業を折り重ねるからだという。
この工程が、近年はスーパーコンピュータの応用で、予め相当 作業を絞り込めるようになってきてると聞いた。
18年が、数年で新薬リリースの可能性もあるって事らしい。
そんな中、個人のリソース(パソコンやプレイステーション)を持ち寄って、大規模な演算ネットワークを構築。
スーパーコンピュータ級の病原体解析を実現する方法があると見つけた。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1243458.html
こちらの「Folding@home」がその一つです。
数日前から自宅の新調して間もないパソコンにインストール、実験的に動かしてみている。
今更、病気解析、新薬開発にリソースを投資しても、亡くなった 志村さんは蘇らない。
でも、志村さんへの無念感が、今の私を突き動かす。
「何もせず、悲しむのは誰でも同じ」。
「幸い、自分にはソコソコのパワーのパソコンと、こうしたシステムがある」。
「なら、もう少しも不幸な人を増やさないため、大切な人を失う可能性を下げるため、貢献することを決めた」。
現在、24時間体制で、「Folding@home」を稼働させる体制に入りました。
これはそれなりに電気代が掛かる。
貢献したからといって、仮想通貨が手に入る先のブームとは違い、一方的なリソース提供です。
直に手に入るものは、基本何も無いけれど、迅速にコロナウィルスとの闘いに終止符が打てる確率が少しでも上がるならと覚悟を決めました。
これが、志村けんさんへの感謝を込め、微力ながら「できる事」だと今は考えてます。
私なりの、覚悟なのです。
「志村けんさん、楽しい日々に深く感謝します。ご冥福をお祈りします」
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