闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

「オールシーズンタイヤ」 が面白そう

2016-07-29 06:55:00 | 日記

​「オールシーズンタイヤ」 と聞いて 「スノータイヤ」 と並び 懐かしい響きと感じるのは あまりお若く無い方ですよねw

 

「スタッドレスタイヤ」 が登場する以前、「スノータイヤ」 に金属の 「スパイク」 を打ち込んだ 「スパイクタイヤ」 が絶大な支持を集めてた。

恐らく、今一番良い 「スタッドレスタイヤ」 をしても、アイスバーンでは 「スパイクタイヤ」 の圧勝です。

残念ながら、路面(アスファルト)を削ってしまい、横断歩道や停止線が無くなる(削り取られる)上に、粉じんによる健康被害が半端無く、現在は一部の例外を除いて 「使用禁止」 の 「スパイクタイヤ」。

ヨーロッパとかではまだ普通に使われるらしく(本当?)、降雪国でもFFで十分という考えからか、AWD車に消極的な(フランスとか)メーカーも少なくない。

 

勿論、そんなFF車に日本の 「スタッドレスタイヤ」 を履かせてブラックバーンでも走ろうものなら、安全かどうかは容易に想像がついてしまう…。

 

 

「スノータイヤ」 という ブヨブヨ ムニムニ なタイヤが冬季路で使われてた時代、一年中 一つのタイヤで走り切れる事をメリットに売られていた 「オールシーズンタイヤ」。

でも実際は、夏タイヤとしても、冬タイヤとしても中途半端で いつしか市場から姿を消してしまいました。

 

タイヤは 「サマータイヤ(3シーズン)」 として進化を重ね、カバーできない冬(降雪・凍結)を 「スタッドレスタイヤ」 がカバーする。

この2連携が現在の使い方として定着したと考えます。

 

ところが、ヨーロッパで息絶えることなく研究が重ねられていた 「オールシーズンタイヤ」 の逆襲がここ数年、目立つようになりました。

輸入車に「サマータイヤ」が付いてるのに、本国仕様は 「オールシーズンタイヤ」 なんてのが珍しく無いらしいのです。

 

例えば日本で買えないが、ミシュランにはとても良いモノがあるらしい。

輸入タイヤ扱いだが、グッドイヤーの 「ベクター 4 シーズン」 もインプレを見るとかなりの線に至るようだし。

世界には 一年中履きっぱなしOkな 「オールシーズンタイヤ」 があるんですね。

 

雪国、又はそれに準じる天候の地に住むなら 「スタッドレス」 という選択ですね。

でも、ココ(神奈川)みたいに、小雪が2~3回パラつくだけで、積雪ゼロの冬なんてのが珍しく無い土地では 「スタッドレス」 はあまりに大きな投資であり賭けになる(涙。

減りが早いし、使わなくても硬化で寿命がくる。

 

そのくせ、2年前のように 記録的な豪雪に襲われたりすれば 金属チェーンでも持ってなければ身動きができない。

走れても、金属チェーンでの制限速度(車を壊さないため)はいいとこ20~30km/h。

後続に「スタッドレス」 がいればクラクションの嵐で道を譲らされたりする、これは辛い。

脱着の手間も掛かる。

力仕事・機械作業が苦手な方には、これがかなりのハードルとなる。

 

「1年中 1本のタイヤで走れる」 「ドライ・ウエットのグリップが高い」 「雪道も走れる」 「長持ちする」。

そんな夢のタイヤ、は ありませんね(汗

 

でも、昔の 「オールシーズンタイヤ」 とは次元の違う、今の 「オールシーズンタイヤ」 はどうなんでしょう?

個人的に グッドイヤー の 「ベクター 4 シーズン」 が気になってます。

これまでは、サイズがかなり限られており、お値段も普通のタイヤより高めと あまり注目されず。

 

今回の発表で、 「Vector 4 Seasons Hybrid」 に進化し、国内生産品となったらしい。

サイズも一気に倍に拡大、大きなホイールの車にも装着可能になる。

GoodYear_V4S.jpg 

 

気になるのは、やはりトータルバランス。

雪道(アイスバーンを除く)にはかなり強いらしいが、コンパウンドが柔らかすぎれば、夏場のオンロードが心許なくなる。

面構えから、雨の排出性の高さは期待できそう。

ロードノイズは、う~ん この画からは想像できない。

停止能力、それなりのレベルが確保できてるかな。

 

1本の値段は割高、でも 「スタッドレス」と「サマータイヤ」への二重投資と交換・保管を考えると相当なローコストになる♪

春夏秋冬、不満の無い性能を感じられるなら 面白い選択に見えるのです。

滅多に降らない雪に怯える土地なら、コレはどうでしょうか♪

 

勿論、車のコーナリング限界を楽しむような方には絶対にお勧めできない。← そんな小僧は買わないだろうし

 

今回のサイズ拡充で、軽トラみたいなのでも履けるサイズが充実した。

配達(郵便や酒屋、宅配便、etc)の軽は、雪が降ると良く身動きできなくなってるのを たまに見掛ける。

営業車もですが、動けなくなっては困る 「働く車」 で、今回改良された 「Vector 4 Season Hybrid」 は貢献する?

 

国内で 「オールシーズン」 を唯一ラインナップしてた トーヨー は、1サイズのみ。

それも生産終了か、在庫のみという噂。

 

誰もが 高性能と判っていても 高価な 「スタッドレス」 と 「サマータイヤ」 の2セットが買えるワケじゃない。

一度は市場から姿を消しかけた 「オールシーズンタイヤ」。

今一度、復権なるか?



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1 コメント

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Unknown (やみがらす)
2016-07-30 01:05:33
>自己RES
肝心な事、書き忘れてる(汗
「Vector 4 Seasons」 は、「Hybrid」 が付いてから 「SNOW」 サインが追加されてます。
恐らく多くの人が気になる、「高速道路でチェーン規制」 になって走れるか。
既存のモデルは 「基本的に走れない」 だった。
「走れなくは無い」みたいに曖昧。
でも今回のNewモデルから SNOWラベルが付いたことで、チェーン規制中も スタッドレス同様に走れる事になった。
これ、結構大きいと思うのです。
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