闇夜の烏の変な世界

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昔話

2011-06-18 22:20:27 | インポート


ロータリーエンジンの話を出した所で昔話をば。この車をご存知だろうか?私が小学生の頃、1971年から市販が開始された現マツダの「サバンナ(RX-3)」です。駄洒落で「オレの車にサバンナ(触んな)」なんてのが流行ったっけ(汗。当時としては攻撃的なデザインが異彩を放っていた。量産という意味では世界初のロータリー専用の量産車です。過去、知人に4人の元オーナーがいましたが、大概は半年位で手放してます。このレースで大活躍、族車改造ベース大人気の車には2ローターのエンジンが。それはローターの潤滑のため、まだ完成度の低かったアペックスシールドのせいもあり2サイクルエンジンのように大量のオイルを食いました。ローターは回転運動のため低回転ではパワーもトルクも極めて細く、独特の運転技術を要したと聞いてます。一行程で1回の爆発のレシプロに対し、確か一行程で3回爆発するロータリーはエネルギー変換効率が理想の反面、独特のパワー域に突入すれば大量の燃料を消費、通常では考えられなかった大型の燃料タンクを搭載してたと聞きます。僅か1,300ccのエンジンで2,000ccクラスのスポーツカーと対等に走れたのもそのせいですね。しかし天井の無い加速をするロータリーの魅力は皆、口を揃えて絶賛してたな…。質量の大きなローターはエンジンブレーキが無いに等しかったとも(汗。更に皆苦労してたのがリアのサスペンション。前期後期ともか不明ですが、板バネをリアに採用してたらしく巨大なパワーを受け止めきれていなかったようです。それでも幼な心には格好良く映っていたなぁ。
こんな事書くとGT-R等で成功してる日産ファンから怒られそうですが、実はロータリーエンジンを国内で最初に搭載するのは日産のハズだった。オイルショックで計画は頓挫したけど、初代のシルビア(流麗で美しいボディ!)はロータリー専用として海外デザイナーによってもうできあがっていた。でも発表前に計画頓挫で以降ロータリーから撤退、レシプロの道に。それでもロータリーの道を貫いた現マツダの姿勢には頭が下がります。構造上、柔軟な燃料に対応できるロータリーエンジン。環境に厳しい時代を乗り切って今後もその歴史を紡いで欲しいものです。


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