映画館に行きました。
前回映画館に行ったのはトータルリコールの時だから、実に30年ぶりに!!!
それからはレンタルDVDが出るまで待ったり、CS放送されるまで我慢したりで映画館には行ってない。
そもそも、家に車が買えるような金額のオーディオがあり、そこそこのサイズの液晶モニターがあるのにわざわざ映画館に行く興味は湧かなかった。
今回は、昨年末にCSで一気放送された「鬼滅の刃」で見逃してた全話を見たことに始まった。
一度見てもやはりあまりピンとこない。
でも、2度、3度と観てるとジワジワとブローが効くがごとく作品に引き込まれていった。
画も凄いけど、使われてる効果音、BGM、TVアニメの領域を遥かに超越した作りには驚くほかない。
調べると、登場人物を担当する声優さんも一流どころか、超一流の起用で圧巻です。
バトるシーンを売り物にする作品は掃いて捨てるほど沢山あるが、日本刀を軸とし、大正時代を舞台に設定する辺りに、日本人が本来持ってる「美学や魂」が色濃く反映されてることに目が丸くなる。
「弱きを助け、強気を挫く」。
日本人の根幹に流れる美学がここに明確に表れてると思う。
西欧や、アジアでも中国や韓国のように儒教の民は、「強きに従い、弱きを餌食に」じゃないけど、負ける、騙される方が悪いみたいな考え方が少なからず内包される。
鬼滅の刃は島国日本の、それも刀を振るう時代と、近代文明との狭間 「大正時代」という転換点に独特の魅力が満載で、外国の方々が見たらどの程度理解できるのか少々心配になるほど奥が深く感じます。
これ以上は延々と語りそうなので強制閉和。
TVシリーズは劇場版へのプロローグで終了する。
次のミッションは映画館でどうぞ、という作りだ。
普通に面白い程度のアニメで、劇場版に足を運ぶほど夢中にはならないし、そんなに若くもないw
でも、今回の「無限列車編」は年甲斐もなく「みたかった!」。
昨年から大ヒット。
日本で公開された全映画の興行収入記録「千と千尋の神隠し」を抜いて一位になるほど空前の大ブームです。
でも、TVシリーズを見逃してたから、それを観るまでは映画館には行かないと決めていた。
でもって、今回やっと30年ぶりに「映画館」なるものに足を運んだ。
流石に昔と違うだろうなと安易に予測できたので、映画好きの知人につきあってもらった(笑)。
邦画の実写映画しかみない相手です。
案の定後半は隣でグッスリと寝てました(爆
にしても、今の映画館は綺麗で、窓口でチケットを買うのではなく、チケット販売機で全部タッチパネル。
知ってる人に付いてきてもらって本当に良かった。
ポップコーンと飲み物を買うというのでつきあったが、専用のトレーに乗せてくれて、座席の横にセットする事ができて置き場に困る昔の映画館とは雲泥の差なんですね!
コロナ禍で一席ごとに空いて座るも、そもそも昔よりユッタリとしたシートで足元も広い。
これなら前の人の頭が動くので画面が見えないなんて昔のあるあるも起こりえない。
ロビーも広く、上映開始前までユッタリとできるスペースがあるのにも驚いた。
昔はロビー自体が無い映画館が普通にあったし、もっと小汚かったよなぁ。
映画を見終わり、不覚にも眼鏡とマスクが涙と鼻水でグシャグシャニなった私。
予備マスクを持って行って良かったわ💦
平日だったからか、見回すと15人位しか入っておらずガラガラ。
近くに駅の無い場所の映画館だったからか、平日だからか、ともかく気分は貸し切りです。
映画館を出ると、知人がイオンモールで買いたいものがあるというのでお礼がてらつきあった。
いや、田舎のショッピングモールとバカにしてたら迷子になるほどでかい!
都合、1時間半ほど店内を徘徊した。
日産の元大工場のお膝元、店内にはあちこちに歴代の日産車が無造作に展示されてました。
その都度、「懐かしー」と魅入る私。
「RZ-1」とか、「あったあったそんな車」って舐めるように見学です。
別の場所には2台の「フェアレディZ」が展示されていた。
一台はS30、初代の「240ZG」。
Gノーズは2Lモデルだが、以前レンタカーで運転したことがあるので懐かしい。
もう一台はコレ。
型式は忘れたが、初代の特徴が色濃く、Tバールーフを最初に採用したモデルだった気がする。
この頃からお得意様たるアメリカを意識して日本車らしさが薄れていくのだが、まあ今見ると魅力的です。
知人はこれがいたく気に入ったようでしたが、生まれる前の車と知り驚いてましたw
AT車でしたが、これのMT車とかが中古で出てきたら、このコンディションだと幾らになるのだろうか。
今年、国内では過剰にでかいエンジンと、中途半端かつ古めかしいデザイン(内外装)でほとんど売れてないフェアレディZに、待望の新型が登場することがアナウンスされている。
そのプロトモデルのデザインは、歴代モデルの特徴をゴチャマゼして数で割ったような、デザイナーのセンスが全く感じられない駄作(と私には見える)なのだが、経営が限界までやばい日産の復活のカギとみる評論家が多いようだ。
ただ、適度に使い切れるエンジンスペックと、国内の道路で取り回しやすいサイズのスポーツカーが辛うじて売れてる(86やBRZ、ロードスター等)国内に、4L近いツインターボのエンジンなんて、はたして買う物好きがどれだけいるのか。
おまけに2シーター。
モロにアメリカ人の好みを反映した、またもや大味なスポーツカーモドキになるのではと私は予想している。
日産の頑張りは感じるが、その方向性、ベクトルは微妙で、本当にメーカーが無くなる可能性が五分五分と私は見ている。
エコだとか、カーボンフリーだとか、先進安全、自動運転と、今の車は素の良さ、楽しさを享受できるモデルが生まれ、利益還元できる市場を得るのがとても難しい時代です。
昔の日産はトヨタとタイマン張れる唯一のライバルとして君臨してました。
スローガンは「技術の日産」。
このメーカーが数年後、十数年後にも残っているか。
そんな厳しい現実を、昔のフェアレディZを見てると思わずにはいられませんでした。
取り合えず日産車はおいといて。
「鬼滅の刃 無限列車編」、時間があればもう一度くらい観ておきたいなぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます