今週の番組は、ゲストが 山本博さん。
オリンピックで 「中年の星」 と騒がれた、アーチェリーのメダリスト。
面白い事に、自動車好きのルーツは自分とあまり変わらなかった。
「サーキットの狼」 に夢中になり、シーサイドモータス(横浜)でスーパーカーにシャッターを切った幼少期♪
自分も毎週末、カメラ抱えて見に行ってたっけ(どっかで会ってるかな)。
最初の車が 「だるまセリカ」 こと、初代セリカのST。
昔は街中で良く見かけたけど、GTは人気で残ってるが、下位版のSTは現存数が極めて少ないのだとか。
う~ん、今見ても何とも言えないデザインがいいなぁ。
特にテールランプ周りの造形、秀逸。
当時、実際に流れてたCMは今見ると爆笑(時代臭いっぱい)。
次々出て来る元愛車、そして懐かしい車が出たー!
いすゞ 「ピアッツァ」、ジウジアーロ の超特徴的デザインが 当時憧れの一台。
更に、番組に来たモデルは、途中追加された 「ハンドリング バイ ロータス」 エディション!!
あの頃、いすゞは様々なモデルに、ロータス の検修を受けたチューニングモデルを投入。
それ等には、緑の 「ハンドリング バイ ロータス」 のエンブレムが付き、差別化されていた。
大型CCVの 「ビックホーン」 にまで設定されてたんですよね、懐かしいなぁ。
「ピアッツァ」 は、日本車離れした美しいプロポーションが最大の特徴でした。
スラーっとしぼりながら伸びる美しいフロント。
そこに添えられるセミリトラクタブルのヘッドライトは、アルファロメオ・モントリオールを思い浮かばせるような、ちょっと眠そうな目に見えて独創的。
後ろは 丸っ としてて、とてもセクシー。
番組でも触れてるが、当時の ポルシェ928 を連想させるようなまとめ方ですね。
フォード・エスコート のリアウィングににたソレは、テールにとても溶け込んでいていながら恰好良いし。
リアの窓はチルトタイプで、開ける事はできなかった。
これはデザイン的な処理だったとおもうが、最近の シトロエン・カクタス C4 でも使われてる手法です。
室内、インパネ周りは当時の いすゞ(現在乗用車は撤退)が 「未来」 を夢見たのだろうなぁと思う。
サテライトスイッチ(メーターパネルの左右に張り出すように操作スイッチがまとまってる)はあの頃、様々な車が挑戦したが、ウィンカーのスイッチがそこからチョコンと生えてるのは今回初めて知った(汗。
近未来の匂いがする ピアッツァ 、今見ても斬新で美しくイイなぁ~。
こんな旧車、ガレージでレストアできるような 生活、夢ですねー(笑。
英国貴族のような生活、私にゃとても無理かぁ。
しかし、こんな面白い(素敵な)車を作れていた いすゞ。
例の ディーゼル潰し(国策)で大打撃を受け、いすゞは乗用車から撤退してしまった。
117クーペ や ジェミニ、ベレット と、美しく身近な車を出していた事を考えると、実に勿体無い。
今の技術で、この 「ピアッツァ」 をリメイクしたら下手なウケ狙いデザインな車より売れちゃったりしそうな気がするんだが…、どうだろう。
「イイ女」 が乗ったら デキスギ になりそうな 「ピアッツァ」 、今見ても実に美しいのです。
最後は極め付け。
興味のある車になんと、BMW の 「i8」 が来たーーーー。
1.5Lのガソリンエンジンをベースにしたハイブリッド・スーパーカーです。
コレが番組に出たのって、恐らく初?
「i8」、昨年のカーグラフィックTVの公開録画会場で実車を初めて見ました。
とても大きく、低く、美しい。
「NSXが復活したら、こんな感じになるのかな?」 なんて考えながら、ウットリと眺めていたんです(笑。
とんでもない高性能なのに、エコカーな燃費と、未来から来た宇宙船のような車。
お値段も夢の車(家が建つ…)で、ただただ憧れるしかない。
確か走行時、モーターで走行しててもエンジンの音を作り、スピーカーから再生するといった演出ができるとか。
カーグラフィックTVで特集した時、同じような機構が付いたレクサスと比べ、ケチョンケチョンに叩いてた気が。
確かに比べると、レクサスがオモチャのようにチープな擬音なのに対し、実に自然で美しく 「i8」 が奏でる辺り、完成度の違いをまざまざと見せつけていた。
それでも双方の値段差を考えると、「そうなるか」 と勝手に納得してた。
…どちらも私には買えませんが(笑。
今回の番組は、「初代セリカ」、「ピアッツァ」、「i8」 と、デザインを見てるだけでも楽しかった。
登場してから何十年も経ち、それでも 「やっぱり今見てもイイね!」 って言える車が 現在どれだけあるかって考えるとなかなか 「深い」。
池田秀一さんのナレーションで進む番組、思わず 「シャァめ!」 って口走りそう。
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