草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

発達障害の子と家族の関わり(1)――佐々木正美先生121013

2016年02月14日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

今を去ること3年ちょっと前、発達障害の臨床で有名な児童精神科医、佐々木正美先生の講演会を聴いてきました。

レポートするまで随分時間がかかったのには理由があって、経験豊かな先生の思いの詰まったお話をある程度消化することと、自分の子育てにある程度区切りをつけること、先生のお話をどうブログで紹介するかを迷っていたことなどです。今月末にまた佐々木正美先生の発達障害のセミナーに行くので、今のうちにアウトプットせねば!というのが一番の理由かも。

講演は、2012年10月3日、根岸星の子保育園で行われました。
主催は、子育て協会(本部:藤沢市) です。
講演時間は、質疑応答を含め、確か3時間くらいだったと思います。

私は、こういう講演会では、かぶりつきの席に座るのが好きで、このときも演台の真ん前に陣取りました。保育園のかわいらしいホールにぎゅう詰めでしたから、佐々木先生との距離は2m程!本当にお近くにいらっしゃいました。

変な表現で恐縮ですが、真剣に話される先生のお話を聴くうち、先生の真摯な生きざまを、脳にダイレクトインストールされるような気がしました。講演会後、3~4日、脳がパンパンになったことを今日のように覚えています。

さて、やっと本題。
今日は、先生のお話の中から、導入部分を紹介します。

■発達障害の子は、

  1. できないことが沢山
  2. みんな並みにできるところ
  3. みんなよりできるところ

があるそうです。そして、親は、2.と3.ばかり見るとのことです。そして、「〇〇はできるのに、なんでこんな簡単な△△ができないの!」と子どもを叱咤激励してしまいます。これはNG。

■病析学者がデータ整理したうえで認定した、発達障害の偉人

  • モーツァルト(アスペルガー)
  • エジソン
  • アインシュタイン
  • ニュートン

うまく育つと、発達障害の人は、どの人も得意なことを持っています。長所をのばすためには…

  • できないところを、ほじくってはいけない
  • できないところは、治らない。だって障害だから。
  • 弱点を直そうとしないで!直らないから

発達障害の特質を「ない」として育てること、こんなに無茶なことはないそうです。出来るだけ早い時期に障害を見つけ、周囲の理解のもとに育てるとよいそうです。

しかし、発達障害を分からない先生も多いけれども、保護者の方が理解がないとのこと。両親が、我が子が発達障害を持っていることを認め、受け入れることがとても難しいそうです。

猫紫紺注:発達障害の有無は、知能には関係ありません。とても勉強ができ、日本最高峰の大学に入るような人でも、発達障害をもつ人はいます。

発達障害のお子さんを育てる時は、過保護に甘やかすのではなく、かといって叱るのではなく、よりそって育てるといいそうです。本人には皆よりできることを大げさに伝え、皆よりできないことは控えめに伝え、対比して教えていくといいそうです。

…長くなりました。続きはまたにします。


佐々木正美先生の教え―思春期の子がいる場合

2015年11月15日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

これは講演会の記録ではないのだけれど、子育て系の講演会に行って思い出したことがあるので綴ります。佐々木正美先生の教えです。

思春期のお子さんがいてコミュニケーションを取りにくい場合は、「何が食べたい?」と聞くのがいいそうです。

私自身、「何が食べたい?」をときどき実践しています。

娘が、ちょっと悩み事があるらしく黙りがちな場合でも、この質問をすると、表情がぱっと明るくなって食事のリクエストをしてくれることが多いです。コミュニケーションの糸口となります。もちろん、気が乗らないときには質問に答えてくれないときもありますが…

「何が食べたい?」は、ひとつの方法としてお考えください。


「お一人様時間を楽しもう」藤本裕子氏の講演

2011年11月14日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

在住区のPTA連合ブロック研修会に参加してきました。

お母さん業界新聞」を20年間発行なさってきた
藤本裕子氏の講演です。

講演が終わった今感じるのは、藤本氏は
思いの強い、伝えたいことがたくさんある一生懸命な方。
エネルギッシュで、強いオーラを放っていらっしゃいました。

本気で、今の現状を憂いていらっしゃる。

その上で、「お母さんはすごい!」ということを盛んに
おっしゃっていました。

****** 

背筋にビリッと電気が走り、震えるほど感動したエピソード。

ファッションデザイナーのコシノジュンコ、コシノヒロコ、コシノミチコ
姉妹のお母様、小篠綾子さんへインタビューされたときの
お話です。

「どうやったら、そんなに凄いお嬢さんが育つのですか?」
と藤本氏が質問されたところ、

「何にもしてないよ、ただ、はさみ持って、ミシンを踏んでいただけ」
「子どもはまっすぐに、そのまんま育っていく」

とお答えになったそうです。 

****** 

藤本さん自身、とことんやりたいことをやっていらして、
今の自分があるそうです。

新聞を発行していると、会いたい人に会えるとか。

一生懸命やっている後ろ姿を、子どもに見せていくことで
子どもに良い影響が及ぶ。
夢を持って、アクションしていき、本気でやっていくといい、と。
そして、悩んでいるお母様には、こうアドバイスなさるそうです。

「悩みがあって良かったね~!心が動いている証拠じゃない!」

…わたし、目から鱗でした。
みんなエリートのお母さんになりたい、でも違う、と。

それから、「お母さんは○○です」という○○に、言葉を当てはめていく
ブレーンストーミングを、会場でマイクを回して一人一人
言うことをやりました。

わたし、「お母さんは食卓が大好きです」と言ってみました^^

男性が会場にいて、「干し立てのお布団です」とか
「太陽です」とか、いろいろな答えがあって、面白かったです。

ご講演の10分の1も伝え切れていません。
興味のある方は、藤本裕子氏のサイトを訪れてみてください。
エッセイも、読めます。


チャイルド・マルトリートメントの分かりやすい事例:青木 悦さんの対談より

2011年10月13日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

約一年半前の2010年2月に、

  『知らずに子どもを傷つける親たち
  -チャイルド・マルトリートメントの恐怖-

  著:伊藤 芳朗

という本の紹介を拙ブログでいたしました
この記事に、ときどき検索でヒットして訪問される方が
いらっしゃいます。

今日たまたま「青木 悦」さんで検索していたところ、

  気持ちと情報をわかち合う 子ども虐待防止の オレンジリボンネット

というサイトにて、良い対談を見つけました。

題して、「気づきの対話」。
オレンジネット管理人、箱崎氏と、子ども虐待防止に
携わる方の対話集です。

青木 悦さんは、「気づきの対話」の中で6人目の方です。

  第六回目のテーマは「生きていくための術」
  教育ジャーナリストの青木 悦さんとの対話。

その対話の中から、

  チャイルド・マルトリートメント

の説明にぴったりな箇所を見つけたので
ごく一部を抜粋します。 

***** 以下引用 *****

【感情を封じていることに気づいて】

箱 崎:
そうですね。すごくいい子に育てられて、自分の感情を押し殺して生きてきた人は、子どもも自分の感情を抑圧しがちなんですよね。

青 木:
そうなんですよね。あれは本当に何か、再生産っていうか、何かしんどいよねえ。

箱 崎:
青木さんがおっしゃったように、自分の気持ちがもう、麻痺しているというか、だからこう、危ないとか、怖いと感じる力が弱い人が多い気がします。

青 木:
すごく薄くなってるよね。自分の身を守るっていうね。私に言わせれば、それだけ危機感がないっていう。

箱 崎:
青木さんは、母親たちからお手紙をもらって、相談を受けることが多いと思いますけど、今のことと関連したことでは、母親たちにはどういうことをアドバイスとして言っていますか?

青 木:
自分自身の本当の気持ちを、本当の感情を封じて生きているんだっていうことに気づいてほしいんですね。私が『泣いていいんだよ』を書いたときに、それを読んで手紙くれた読者の方の手紙に「自分は体を殴られた記憶はない」と書かれてあったんです。「でも、心は殴られて育ってきたように思う」と。「教育熱心な母親で、塾、お稽古ごとをいっぱい重ねて、どこに行っても私よりできる子がいて、母は一度も満足してくれなかった」と。この「母が満足してくれなかった」ということは、「母は一度も私を受け入れてくれなかった」ということと同義語なんですよね。

だから、そのことに彼女は、この本を読んで気づいてくれて、それですごく自分の中に怒りが湧いてきて、その怒りの後、ゆっくりと自信を回復していったんですよね。その後、ずっとつき合いをしてきたんですけれども、そういう人たちが、程度の差はあれ若い人たちの中にたくさんいる気がします。虐待という形ではっきりと殴られるとか、遺棄されるとか、そういうことじゃない、本当はすごく愛されているようでいて、本当は自分を出すことを封じられてきた人が結構多くなっているのかなってすごく感じます。

箱 崎:
はい、そうですね。

青 木:
この辺微妙だからね、説明するのもすごく時間がかかるし、書くのも結構大変なんですよ。変に書くと誤解されてしまうし。でも、相談してきた人とはそういうところで話すんですけれどもね。
「虐待」っていう言葉とはちょっと距離があるようですけれども、「子どもを愛している」と言いながら、本当に子どもを大事にすることとはどういうことかは見えていない時代のある種、犠牲者のような気がするんですよね。

箱 崎:
そうですね。たぶん親自身も子どものときに、本当には親に大事にされていないからやり方がわからないのでしょうね。

青 木:
そうなんです。すごくかわいそうですよ。もう、見ていて、聞いていて涙が出てくるんです。あっこの人、我が子のことを言っているけど、自分のことを言っているんだなって、そう思うことがよくあります。

***** 引用了 *****

赤字・ピンクの字は、引用者によります。

そして、赤字部分は、児童精神科医の佐々木正美先生
おっしゃるところの【過剰期待】にも該当します。
上記の例って、親としては、無意識に、うっかりやっちゃいそうですよね。

チャイルド・マルトリートメントとは、

  「大人の子どもに対する不適切な取り扱い」

という意味ですから、上記にあげたのは一例になると
ご理解くださいませ。


青木悦「親の気持ち 子の思い」

2011年09月15日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

講演会を聴きに行ったわけではないのですが、
あるサイトで素敵なインタビュー記事を見つけたので貼り付けます。

 青木 悦「親の気持ち 子の思い」
http://www.futoko.org/column/column-1/

12回連載になっています。
まだ全てを読んでいないので、ゆっくり味わいながら
読んでみるつもりです。

初回のインタビュー記事で
ハッとさせられた言葉は、下記の通り。

*** 

「子育てをまちがえちゃいけない」と思いこんでいるお母さんが多いとも感じています。子育ては「まちがえる」とかいう種類のものではない。子どもといっしょに生きるだけのことですよ。

***

ムスメが問題を起こしたとき、「わたし、子育て間違えた!?」と
悩んだものです。
ナーバスになった余り、ムスメにもきつく当たって
しまいました。

そこで、子どもに関する勉強をしました。

大切なのは、
「ありのままの子どもを受け入れること」。
「親の人生、子どもの人生は、別の物」
「当たり前のことこそ、大切」
「日々を楽しく、笑顔で」

こうして文章にすると、陳腐とさえ思えるほど
平々凡々。
でも、これで良いみたい。


家族支援士のスクーリング

2010年03月28日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
昨日は一日、家族支援士のスクーリングでした。


佐々木正美先生のお話が伺えるとあって
スケジュールを入れた日から楽しみにしていたのですが
先生ご自身のご都合が悪くなり
急遽、子育て協会の杉浦正明先生が講師をお勤めになりました。

(佐々木先生のご都合は、体調とは関係ないそうなのでご安心ください)

杉浦先生はお話が上手でいらっしゃいます。
午前中は佐々木先生風に話され、午後は ご自身風に、笑いを取り入れながらの講義でした。

内容は

健康家族のパワーバランス
エリクソンの発達課題
ボーダーラインパーソナリティ
広汎性発達障害
いじめの原理
子供が問題行動を起こしたときは、発達課題の足りないところからやり直せばいい話

そして、家族支援士には、「こんな人になって欲しい」と、林檎の樹と少年の絵本を見せながらお話になりました。

笑って聴いていたけれど、密度の濃いお話でした。


子育て協会、ブログを開設なさったそうなので、後日紹介いたします。

なぜ不安になるの?子育てと家族の変化-袖井孝子先生

2009年10月27日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
在住区の男女共同参画センター主催の
区民講座を聴いてきました。

講座の大きなテーマは、
「子育てと家族 ~不安や葛藤を力にする」。

2回講座の1回目は、お茶の水女子大名誉教授で
あられる 袖井孝子先生のご担当で

「なぜ不安になるの?子育てと家族の変化」

というテーマです。



      



※レジュメを、見出しのみご紹介いたします。


1.日本の家族はどのように変わってきたのか

 1) 戦前:家制度
 2) 敗戦後~高度経済成長期(1960年頃)
 3) 高度経済成長期~低成長期(70年代半ば)
 4) 低成長期~不況の時代(90年代半ば)
 5) 少子人口高齢化社会の到来(90年代半ば~)

2.家族の機能はどのように変わってきたのか

 1) 伝統的な社会
 2) 近代社会
 3) 現代家族

3.新政権への期待

 1) 子ども手当・高校授業料への無償化
 2) 財源は?

4.新たなサポートネットワークの構築に向けて

 1) 地域の子育て力の回復
 2) 自助グループの形成
 3) 子育て中の母親からの発言→政府自治体への圧力


      


※印象に残ったお話を、いくつか紹介致します。


◆核家族は、近年になってからと、みな思っているけれども
じつは、戦前から もっともポピュラーな 家族の形なのです。
(大正12年第一回国勢調査より)

戦前は、5~6人きょうだいもまれではなかった。

そうすると、両親と同居できるのは、長男一家だけ。
次男三男は、必然的に核家族となります。

また、寿命が約50歳と短かったため、親が亡くなる頃
末子はまだ幼い場合が多かった。
おじ・おばに育てられるケースや、姉に育てられる
ケースが多かった。

そして、親戚が割合近所に住んでいたものですから、
行き来が頻繁にあり、現代に核家族のように
孤立することが少なかった、そうです。

そして、この時代、子育ては
いまに比べてはるかに母親の育児負担は少なかったとのことです。
子育ては、祖父母、割と近所に住んでいた親族に、頼ることができたそうです。

地域社会とのつながりもかなりあり(いい意味でも悪い意味でも)
子どもは、広い人間関係の中で育っていった、そうです。



◆家族の機能

家族にとって本質的な機能は「ケア」機能である。

家事の大部分は 「外部化」できる。
近年、「ケア」機能までも外部化されるようになってきた(例:介護保険)。

ケア機能には2種類あり、

 手段:お世話をする/おむつを替える、介助する
 情緒:配慮する、気にかける/相手の気持ちを尊重していたわる

この、思いやり・配慮するまでもが近年外部に出て行きがちなので、なくならないようにしたい。



◆70年代半ば

このころ専業主婦の子育て不安が出てきた。
核家族が孤立してきた。
サラリーマン社会の到来で、企業戦士となった夫は1日13時間を会社のために使い
(通勤や夜のつきあい含む)帰宅すると「飯、風呂、寝る、おまえに任せた」の4語のみ。
労力的には昔の方が大変だったが(洗濯機の普及による家事の軽減)、代わりに精神的ストレスが、出てきた。


◆新政権の期待(所得再分配等に関して)

子ども手当を評価しています。

~税控除から手当方式へ~
 税の控除方式は、所得の高い人が得をします。
 子ども手当は、北欧やフランスが採用しており、より公平です。


私見だが・・、
子ども手当の所得制限はなしにして、
累進課税率を上げるべきだと思います。

子どもは社会で育てる、子どもは社会の宝だ、との見地に立ったとき。

配偶者控除も廃止した方がいいと思う。
年金の第3号被保険者問題も解決するはずで、
「103万円の壁」問題も解消する。

「103万円の壁」は、パートで女性が働くとき
扶養控除を受けるため、就労調整をし、女性の賃金が
低くなる原因となっている。
また、女性のライフコースを制限する原因ともなっている。


◆保育園は悪くない

家族だから、と、分かり合えるわけではない。
コミュニケーションをしっかりとって。
小さい子にも懇々と説明する、アメリカ人を見た。
家族からはじまるデモクラシーもある。


      



1学期分のご講義の内容を、2時間に詰めて
お話し頂きました。

思いっきり内容が濃く、とても整理されたお話。

そして、各種調査をされていらっしゃる袖井先生。
データに裏打ちされたお話には、ものすごい
説得力と重みがありました。

そして、政治と暮らしは つながっているんだな~・・。と
実感できました。

「 絆 」- 絵描き:いせひでこ氏講演

2009年07月20日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録

このあいだ、ムスメの小学校の図書準備室で
絵本の名作 『ルリユールおじさん』
と運命の出会いを果たしました。


その作者、いせひでこ氏の講演があるというので
アマゾンで購入した絵本を携え、
先日、都内某所にいそいそと出かけました。

ステキな方のお話を伺える機会をくださったことに感謝♪

***

ご講演のテーマは、「絆」。


「わたしは、旅する絵描きなんですよ」と
はじめに仰っていた いせひでこ(伊勢英子)さんは、
感性の鋭い、とても素敵な女性でいらっしゃいます。

絵本の原画を描き終わられた後、
「一番高揚している」とのことで
絵本だけでは「気が済まず」、
  
たいていは、その絵本のテーマに関する
絵画作品(「タブロー」というそうです)を
制作なさるそうです。


まずはじめの メッセージは、
「みなさま、是非原画展に足をお運びください」
というもの。

大人だけでもいいのですが、
できればお子さんもお連れになってくださいね、
とのこと。

というのも、
たとえば『ルリユール』おじさんの
原画は、絵本の倍くらいの大きさで
描いていらっしゃるとか。

その大きさの違いに、驚かれる方が多いこと、
原画は、印刷された絵本とは違うこと、
「タブロー」や捨てたスケッチなども展示すること、

などなどがあり、
原画を媒介に親子の会話が弾むに違いありません、
とのことです。


  「急がされてる子どもたち。
  生き方として、違うんですね。」



との鮮烈なメッセージ。

そして、お話は、
いよいよ『ルリユールおじさん』の
制作秘話へ。

絵本にある、ルリユールの工房は、
パリ6区に実在するそうです。

いせさんは、大切な旅の終わりに工房の窓を
見つけられ、どうしようもなく惹きつけられて
再びパリを訪れます。

***

取材・制作に、2年かけて作られた絵本。

絵本のために、パリにアパートを借りて
スケッチを繰り返され、

絵本の習作を繰り返され、
磨き抜いて作られたそうです。


『ルリユールおじさん』は、女の子の大切なものを
おじいさんが直してあげる、
絆をテーマにしたストーリー。

その絵本は、
まさに、作者ご自身が
さまざまな絆に支えられてできあがったもの。


  「窓に出会ってから、パリ原画展まで、まさに絆。

  仕掛けたり、作ろうとしたり、計画したわけではなく

  なにかとなにかが引きあってできた」


とのお話でした。

***

絵本『にいさん』の
お話もすこししていただけました。

最後の1枚を、原画展の後パリで
制作されたそうです。

こちらは、画家ゴッホと 弟のテオのストーリー

ゴッホの黄色と、深い青が印象的な絵本です。


通常のカラー印刷は、4色ですが
この色を出すために、絵本の印刷会社さんが
「特色」を3色も使い

原画の雰囲気を損なわないよう、
配慮してくださったそうです。

また『大きな木のような人』の
お話もしてくださいました。
『ルリユールおじさん』 では描けなかった
テーマを、表現されたのだとか。

作品はそれひとつではおわらず、
テーマがテーマを呼ぶのだそうです。


そして、

   「大事なことは、シンプルな
   あたりまえの 中に ある」


というメッセージをいただきました。

***


いせひでこさんは、
絵画作品・絵本・生きる姿勢・たたずまい、
その全てが「ああいう風になりたい」と思わせる 憧れの方。

ご講演と写真をブログに載せる許可をいただけて
大感謝です。

制作にかける熱い情熱のお裾分けにあずかって
元気をいただいてまいりました♪


余談ですが、
『ルリユールおじさん』にサインをいただいてから
『にいさん』を買い求め、
こちらにサインしていただけばよかった・・!と
後悔した猫紫紺です。

(修正:150526、写真を削除)


6/22 プレせたフォーラム『戸惑う思春期、根っこの幼児期 -子どもが育つってどういうこと-』

2008年06月24日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
  冒険遊び場(プレーパーク)  って、ご存じですか?


「事なかれ主義」の風潮のせいか
禁止事項だらけの公園ばかりになっている
昨今のなか、

昔の 空き地 を再現した スペースがあることを。


そこでは、プレーリーダー(指導員)つきで

木登り、釘差し、たき火、工作、なんでもありの
すきな遊びができる
子どもの育ちに関心のある方なら
どなたでも夢見る空間・・・、だと思います。


もともとは欧州の「冒険遊び場」をモデルにしたものだそうです。
今から29年ほど前、有志がボランティアで
『桜丘冒険遊び場』を立ち上げました。

世田谷区の助成を受け 、20年前、
世田谷区立 羽根木公園に、日本初の常設の冒険遊び場
「羽根木プレーパーク」が出来、徐々に数が増えていっています。

運営は、NPO法人「プレーパークせたがや」が担当されています。
(プレーリーダーのお給金が、助成金では足りないそうなので、
カンパよろしくお願いします)


わたしは、数年前に、朝日新聞で羽根木公園の記事を目にしており
他にも記事を見ていて気になっていたものの、近所の冒険遊び場には
数回出かけた程度でした。(おはずかしぃ~~!)
だって、プレーリーダーがいらっしゃらない日だったのと
水曜イベント時は、○十人もの知らないお母さんの輪ができていて
入りづらかっ・・(言い訳以下 2912語略!!)

で、・・・コホン・・・
ムスメの担任の先生が羽根木プレーパークでお子さんを
育てられたと伺って、感動!!


そしてたまたま学校にプリントが入ったので、

プレせたフォーラム
『戸惑う思春期、根っこの幼児期 -子どもが育つってどういうこと-』
に、行ってきました!!


内容は、子育てに関する対談。

対談:西野博之 氏(フリースペースたまりば理事長)
対談:三好洋子 氏(「憩いの家」非常勤職員)

コメンテーター:武田信子 氏(武蔵大学教授)
話題提供者  :登坂真人 氏(弁護士/プレーパークせたがや理事)
コーディネーター:天野秀昭 氏(プレーパークせたがや理事)


病んだ社会の犠牲者となった子どものケアを
第一線で10年、20年、30年とされてきた方々ばかり。

お話し、すごいなんてものじゃなかった。

本物の方々が、現代の社会様相をさりげなく斬りつつも
ざっくばらんに、子どもの育ちと、病んだ子の現状を交えつつ
健全に子どもを育てて行くにはどうしたらいいか、を
話し合う場、でありました。

というより、もっと気楽に、○○についてはどう思う?
三好さん、どう?
武田さん、どう?
天野さん、どう?
と、西野さんが中心になって話を運び、
適宜、メンバーから補足が入るという肩の凝らないもの。
(知恵は、リラックスした状態から生まれるよね。)


三好さんの、経験と実践からくる、深い悟りの言葉に
わたし、うならされっぱなし。


話題のひとつひとつが、どれをとっても
本1冊書けるくらいの深いテーマでありました。

そして、皆様、本も書いていらっしゃったり、
メディアに登場される方ばかりなので、
「言葉の一人歩き」にも
非常に気を遣っていらっしゃってて。

あくまでも、参加者ひとりひとりに
ものを考えてもらう、というスタンスでありました。



対談の後は、プレーパークの活動報告スライド上映、兼、総会。
時間が無かったのでこちらは失礼しました。
ムスメとうちで遊んでいてくれたオットに感謝です。

幼稚園でいい話-早寝早起きあさごはん

2008年06月19日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
去年の夏に、幼稚園の保護者会で聞いた講演、
「早寝早起き朝ご飯」の話を伺ったので概要を紹介します。

※草稿でアップしていなかったので、今頃で、すみません


早寝早起き朝ご飯には医学的根拠があって、
勉強できる子にしたければ、
「早寝早起き朝ご飯」を実行するとよい、
というお話しも別の機会に伺いました。


    




~~「寝かしつける」はしつけです~~
講師:鈴木みゆき先生

早ね早おき朝ごはん


早寝。
人間は、寝ている間に成長ホルモン「メラトニン」を分泌します。
「メラトニン」は、第2次性徴の発現を押さえる働きをしています。つまり、メラトニンが十分に出ないと、女子の場合は初潮が早く来てしまいます。小学校3年生で初潮。いいことはなにもありません。
夜、渋谷センター街をうろつく小学生の女の子に出会いました。10歳で自分の性の商品価値を知っているこども。怖いと思いませんか?

ヒトの体内時計は、25時間です。
子どもは、「寝かしつけないと寝ない」生き物です。

成長ホルモンが最大限に出るのは、午後11時50分頃。
この「メラトニンシャワー」と呼ばれる時間帯に、熟睡のノンレム睡眠を当てるとメラトニンがよく出ます。
ノンレム睡眠が訪れるのは、寝付いてから約3時間後。
つまり、子どもを寝かせるのは8時台が理想的です。タイムリミットは9時半です。


早起き。
ヒトは、昼行性の動物です。
午前中、人間の脳は最大限に働きます。学校が午前8時から始まり、午前中に4コマも授業があるのは、このためです。
もし、3・4時間目に眠くなるとすれば、寝不足のやばいサインです。


朝ご飯。
ヒトの体温は、寝ている間に下がり、起きると上がります。
朝ご飯をしっかり食べることで、体温が速やかに上がり、活動できる状態になります。
幼稚園で、子どもは1万歩以上歩きます。
朝ご飯には、ごはんやパンなどの、エネルギーに変わりやすいものを取り入れてください。

また、脳にはブドウ糖など一部の栄養しか行きませんから、朝ご飯を食べないと、うまく働きません。からっぽのガソリンでエンジンを回すようなものです。


朝、お子さんの食欲がなくて食べないときには、こんな工夫はいかがでしょう?

●ペットボトルの底を5cmくらいに切って入れ物を作り
 ちいさなおにぎりをいくつか入れ
 「電ボのおにぎり~♪」と言って出してみる。

●お茶碗を2個用意して、伏せておき、
 「おにぎり どっちに 入っているかな~??」と
 子どもに当てさせ、楽しく食べさせる。
 おにぎりは、もちろん、両方のお茶碗に入れておくべし(笑)!

と、鈴木先生はおっしゃってました♪
工夫、すげー!!
なんだか肩の力が抜けそう~~

小学校入学に向けて

2008年02月08日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
こないだ幼稚園の保護者会で話があったんだけど、
小学校入学を控えて、子ども達は不安定になっているとのこと。
そういえば、最近、いつにも増して、ベタベタしてくるの。
だからなんだー、って納得しちゃった。

小学校の校長先生からの伝言によると。

読み書きは、自分の氏名が読めれば充分。
そんなことよりも、基本的な生活習慣が出来ていることの方が大切なんだそうな。

・自分のものと他人のものの区別をつける。
・人の話はきちんと聞く
・けじめを付ける
・後かたづけがきちんとできる
・自分の服は自分で脱ぎ着できる
・トイレの後始末がきちんとできる

なーんだ、それでいいのか・・。

けじめはともかく、だいたいOKじゃん。
小茄子、安心して小学生になれるよ!!


親的に注意することは、

・お母さんの笑顔が、一番安心できる
・「もうすぐ小学生なんだから」と子どもを追いつめないようにし、自信を持たせてやる
・早寝、早起き、朝ご飯

やっぱり来たか、「早寝、早起き、朝ご飯」
子どもをしっかり寝かせて、朝ご飯しっかり食べて、出すもの出してから
登校させれば、いちねんせいの親としては充分らしいw



これは別の機会に
早起き・早寝・朝ごはん―生活リズム見直しのススメ (単行本) 著者の
鈴木 みゆき先生から聞いた話なんだけど、
ニホンの子ども達は、世界一夜更かしなんだそうで。

寝ぼけた頭で、朝ご飯欠食で登校すると
集中力を大きく欠き、情緒不安定を招くので、
学力低下や学級崩壊の主な理由だとか。

寝かしつけるは、しつけです」って!

子どもが寝ている間に出る
成長ホルモンをしっかり出すことが必要で、
これが足りないと、第二次性徴が早く来てしまう、
つまり、初潮が早く来ちゃうんですって。
初潮が早く来ていいことはひとつもない、よね??

でね、8時台に子どもを寝かしつけるのが理想だけれども
少なくとも寝かしつけるタイムリミットは

  夜の9時半

だそうです。

そうそう、これも忘れずに(笑)
鈴木みゆき先生からの伝言。
この話を読んだ人、1人あたり最低5人に伝えましょう~♪
合い言葉は、
寝かし、つける。 朝、ごはん♪


早ね早おき朝ごはん
詳しくは↑のサイトにゆずります。



うち??ギリギリセーフの9時半よぉ~~f(^ー^;
しょっちゅう10時くらいになってるなぁ。
そういえば小茄子、ちびかも・・。

「かわいがり子育て」 ~じっくり待つということ~ 佐々木正美先生の講演

2007年12月01日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
11月の上旬、子どもの発達をよく知る児童精神科医の
佐々木正美先生の講演を聴く機会がありました。
すっごくいい話だったので
日記に書こう書こうと思っていて今になり。f(^ー^;

時間が経ってしまったので要点しか思い出せないのだけれど、
お友達の日記に「夜回り先生」の講演の話が載っていて
いい話はやっぱり記録しておきたいなぁと思ったので書いてみます。


「かわいがり子育て」 ~じっくり待つということ~


--問題提起と現状--

今の世の中、自己愛が強い人が多くなっています。
自己愛の強い親に育てられた子どもは、不幸であります。


今から30年前に、ある自閉症の男の子が普通学級で過ごす様子を追いかけた映画を撮影しました。この映画を上映すると、先生達が関心を示すのは、普通の子ども達の様子です。
「昔の子は、こんなにしっかりしていたんですか!?」と驚かれます。


中高生へ各国でアンケートをとった結果
年老いた親を養うかという質問に対して「どんなことをしてでも親を養う」と回答した割合が、日本は25%、韓国39%、アメリカ73%
「売春など性を売り物にすること」という質問に対して、「本人の自由でよい」と回答した割合は、アメリカと中国が約10%で日本は50%。
つまり、「自分さえよければ他はどうでもいい」といった、自己愛の強い子どもの姿が透けて見えてきます。

保育園で、おままごとをしようとすると、お母さん役を引き受ける子どもがほとんどいません。
いやいや引き受けたある女の子は、「あれしなさい、これしなさい」と指示や命令ばかりしました。
お父さん役を引き受けたある男の子は、ぼーっと突っ立ったままです。何かするように言うと、ごろんと横になりました。ごろ寝テレビですね。
子どもはよ~~く見ています。
ちなみに一番人気は、「ペット」です(笑)。昔は雑種犬が外でうっちゃられていましたが、今や血統書付きですから(笑)。


--子どものすがたと処方箋--

※細かなハウツーはあえていいません。ご家庭の事情に合わせて、問題解決方法は、ご自身で考えてください。



核家族で、今時の風潮にしたがって子育てをすると、子どもは必ず歪みます。(!!)


家で甘えんぼでだめだめな子ほど、外(学校等)できちんと過ごしているものです。
家できちんとしている子は、必ずと言っていいほど外で問題を起こしています。例えば、保育士の愛情を独り占めしようとしたり、お友達を支配しようとしたり、いじめたり。


子どもとスキンシップをとってください。
例えば、お風呂で一緒に遊ぶのがちょうどいい機会ではないでしょうか。
子どもにとっては、お風呂は水遊びです。
暖まって、身体洗って、頭洗って、ハイ終わり!では子どもはがっかりです。


親の愛と、おじいちゃんおばあちゃんの愛は、違います。違って良いんです。
例えば、夕飯の支度がたまたま遅くなり、お母さんが一所懸命作っているとします。祖父母と同居しているとします。
子どもは「ごはんまだ?」
母は「もうすぐだから我慢しなさい」
子どもは成長期、お腹の空き具合たるや大人の想像もつかないほどです。
こんなやりとりを何回か繰り返した後、おじいちゃんおばあちゃんのところに行き、おせんべいをもらったりします。まんじゅうなんかも出てきたりして、ニコニコしながら食べちゃったりします(笑)。
(これ、あたし的に思いっきり心当たりあるわ~~(爆))

食事まで我慢させるのは、親の愛。
お腹が空いてるのはかわいそうだと思うのは、じじばばの愛。
おじいちゃんおばあちゃんというものは、孫がニコニコしているのを見ていたいものなのです。
できるなら同居をおすすめしますが、そう簡単にはいかないでしょうから
頻繁におじいちゃんおばあちゃんのところを行き来してみてください。


ご近所の方、お友達のお母さんなど、いろんなひとから、いろんな形の愛を、子どもさんにもらってください。

そのためには、お母さん自身が、豊かな人間関係を築いてください。
分かち合うことで喜びは2倍になり、悲しみは半分になるような・・・。


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佐々木先生のサイト(代表は息子さん)
http://www.budouno-ki.net/index.html

佐々木先生へのインタビュー
http://mindsun.net/kyokai/comikare/asoberuko.htm

世界青年意識調査
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/worldyouth7/pdf/top.html
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佐々木先生は、とってもやさしい方で
いいオーラばしばし出しておられました。
児童精神科医で、自閉症の第一人者でおられるそうです。

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どうしてこの講演を聴きに行ったかというと、
小茄子が朝の支度をもたもたもたもたしていて毎朝困ってるの。
「あたし、待って育てたからいけなかったのかな~~?」なんて悩んだりして。

で、最後に支度が遅くて悩んでいることを質問してみました。
佐々木先生のご回答は
「行く先が、楽しくないからではありませんか??
楽しいところへ行くときは、支度、早いでしょ?」

目から鱗!!
確かに!
小茄子は、最近人間関係に関心が向いてきて
「○○ちゃんがいじわるするからようちえんやだ」なんて言ってました。
いろいろ言い聞かせてはいたものの、
幼稚園で頑張っているから、気が重いのね。
反面プールへ行くときなんか、こっちが驚くほど支度が早いモンね。

講演会には担任の先生もいらしていたので
相談して、一ヶ月ほど経った今では、落ち着いてきて
件の子とも少しは仲良くやっているようです。

保護者会でいい話「子どもの自立する心を育てる」

2006年09月28日 | 子育て親育ち いい話♪- 講演会等の記録
うちの幼稚園は熱心で、保護者会に高名な先生を
お招きするのでいいお話しが聞けます。

9/25の神長美津子先生のお話は、

    「子どもの自立する心を育てる」

とっても元気が出ました!



<お話しのポイント>

子育てするには親が大変な時代・・・

少子化、核家族化で
子どもにとって意味のある人間は
母親のみの状況になっています。

乳幼児期に家庭で子どものベースを
作ることは大切ですが、
すべて家庭任せではなく

幼稚園と一緒に

   子どもの自立心をはぐくむ子育て

をしていくものではないでしょうか。

例えば、「がまんする心」は
30年代はものが無く、分け合いながら支える時代
でしたから、子どもは自然にがまんする心を身につけました。

今は、幼稚園で初めて順番待ち等の
がまんを学ぶ子が多い時代です。

また、「いわゆるよい子の問題」
がクローズアップされています。

文部科学省が持つ豊富な臨床事例より、
親の言うことを何でも聴く、お行儀の良い、いわゆる「よい子」が
青年期に達してから問題を起こす場合が多いことがわかっています。

それは、自立心がはぐくまれていないからです。


では自立心をはぐくむにはどうすればよいでしょうか。
それは

   子どもの自己肯定感をしっかり育てる

ことです。
自己肯定感とは、自分は自分でいいんだという自信。

(ひいては、自分はしっかり愛されているという確信。
心の基地を家庭に持つということも含むでしょうか:猫紫紺注)

この自己肯定感がベースにあって、初めて
しつけが生きてくるものです。

    自己肯定感 + しつけ

しつけとは、人としてより善く生きることであり
自己コントロールする気持ちを育てることです。
ですから、言葉掛けは重要です。

ダメー!で言うことを聞かせても、
子どもが納得しないと、しつけは生きません。

もしも子どもが困ったことをしたら、ぜひ
「困っちゃったわ、どうしよう?」
言ってみて下さい。

こういわれると、子どもは考えるものです。
他者の視点が理解できて初めて、
自己コントロールができるものです。

また、「頑張れ」と言いたい時には
「頑張っているね」と言ってみて下さい。
子どもの自己肯定感をはぐくみます。

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神長美津子先生プロフィール

 ・東京成徳大学教授
 ・元文部省初等教育教科調査官
 ・元国立幼稚園の教諭

幼稚園教育要領の改訂に携わっていらっしゃいます。
文部科学省は子育て支援事業を強化する方向にあるそうです。
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大体こんなところでしょうか。

お話の順番は変えてしまいましたが、
ポイントは外していないはず。

すっごくいいお話しだったので、
開演直後はザワザワしていた会場も
次第に静かになっていき、最後はとっても良い雰囲気でした