草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

「PTA奮闘10年、そして退会 見えた『ずるい』の背景」:朝日新聞デジタル190316

2019年03月20日 | PTA報道関連

先週土曜日リリースされた朝日新聞デジタルのPTA記事、私を取材していただきました!今回は特別に、スクリーンショットを貼らせてくださいね。

朝日新聞デジタル:2019.3.16

有料会員限定記事ですから、無料では続きが気になる方もいらっしゃると思います。申し訳ありません。ですがこの記事、一昨日、ネットニュースのトレンド入りしていたようです!

写真は、先日のPTAワークショップの時のものです。田中聡子記者が、美しく撮ってくださいました\(^o^)/ 自分、リリース記事見て「誰?」って思ったもの。

後日、1対1でじっくり丁寧に取材してくださいました。そして、私の思いを誠実に記事にしてくださいました。記事を拝見したとき、涙が止まらなくなりました。特に、下記の部分は伝えたいことの肝です。

*** 記事抜粋 ***

 「社会をよりよいものにするにはどうしたらいいのか。それを自分たちの頭で考える。そんな民主主義の訓練の場に、PTAはなれるはずです」

*** ここまで ***

ところで、昨夏医師から余命宣告をされた私ですが、その後、病院を変わって新しい治療を受け始めました。お薬、効いています。記事にある目標のほかに、余命の先を生きることが目標です。


「PTAって、なんだかなぁ~ 自由参加のはずが…半ば強制的」:朝日新聞デジタル180328

2018年03月28日 | PTA報道関連

先日行ったPTAワークショップに、朝日新聞の取材がはいったこと、お伝えしたと思います。

今日(2018年3月28日)、朝日新聞デジタルに、記事が載りました!

PTA活動の目的や、入会のあり方について、意欲的に書いて下さっています。

いちばん嬉しかったのは、私たちファシリテーターが行っている子育て個育てワークショップの意義を、下記のように書いて下さったこと。

*** 引用ココから ***

主催した生活協同組合パルシステム東京が、生きづらさの解消や社会の仕組みを改善する取り組みの一環として、8年ほど前から企画している。

*** ここまで ***

そしてPTAに関して一番うれしかったのは、最後の締めくくりです。埼玉の文書が事例に出て、現場が変わりつつあることの証拠が載りました!

*** 引用ココから ***

この保護者は、「PTAが入退会自由を明確にしたことで、自主性が喚起され、活動に参加したいという気持ちになった」と話す。

*** ここまで ***

PTA、いい噂も悪いうわさも聞きます。けれど、いい噂を耳にすることが、だんだん増えてきました~!\(^o^)/


個人情報保護、PTAは 学校名簿利用、改正法で見直しも:朝日新聞デジタル170705

2017年07月05日 | PTA報道関連

朝日新聞で、改正個人情報保護法とPTAのことについて、大々的に記事がとりあげられました!

170705、朝日新聞デジタル
個人情報保護、PTAは 学校名簿利用、改正法で見直しも

本紙の方には、「旗当番、学校業務に検討」との見出しがおどっています。

PTAの旗当番というのは、通学路の危険箇所等にPTA会員(保護者)が輪番で立ち、交通安全の旗をふって、子どもの安全を確保するというものです。小学校PTAだけでなく、中学校PTAでも行うところがあるようです。PTA事例集で見たことがあります。

旗当番もよしあしで、子ども自身が自分で自動車を見ずに、PTAの旗振りだけに従って道路を渡る習慣がついてしまうことがあるようです。Twitterの情報ですが、旗当番を厳重にやっている地域では、旗当番のいない放課後や休日に、子どもが車を確認せずに交差点に飛び出して死亡事故…という痛ましい事例が発生しているそうです。なんともはや。「大人の言うことだけをききなさい」という旗当番スタイルではなく、「こういう状態なら安全ですよ」と、子どもに覚えさせ考えさせる旗当番スタイルになって欲しいものです。

ちなみに、わが世田谷区では、旗当番は主事さん(用務員さん)の仕事になっています。娘が卒業した小学校PTAでは、特に大きな交差点では、保護者の旗当番があるそうです。隣の杉並区では、旗当番代わりに、シルバー人材センターの方々をお見かけします。

本紙にはなく、朝日新聞デジタルのほうだけにある部分を抜粋します。

***

 女性の子どもが通う小学校は意思確認がないまま会員扱いされる「自動入会」。保護者会での役員決めは欠席しても代理がくじを引く。「当選者」の連絡先は教員がPTAの担当者に教える。女性は「学校が強制加入を支えているようなもの」と話す。

 こうした状況に警鐘を鳴らす教育委員会も出ている。

***

さっと目を通した段階での比較ですから、まちがっていたら申し訳ありません。

個人情報の扱いについて、いいとりくみとして、わが世田谷区教育委員会と、千葉市教育委員会の事例が掲載されていました。かなり嬉しい私です。


「PTAやりたい?やりたくない?」ウワサの保護者会(Eテレ):161104・05

2016年11月05日 | PTA報道関連

久しぶりに、NHKでPTAの番組をやるとTwitterで知りました。なんとか、再放送を見ることができました。頭2~3分見逃してしまいましたけれど。

161104・1105(再放送) Eテレ
ウワサの保護者会「PTAやりたい?やりたくない?」

はじめて観たウワサの保護者会は、尾木ママと高山哲哉アナウンサーが司会をなさり、そこへ視聴者から保護者(ホゴシャーズ)が参加してトークをする番組です。20分でした。

あの、大塚玲子さんが取材されてコメントをなさっていました。

PTAはきついよ、いやだ、という話がまず紹介され、大塚さんのコメントがありました。そこへ尾木ママが「PTAはそもそも任意団体」とおっしゃり、教員もPTA会員だから各家庭の事情がみえているので、(PTAで悩んだら)担任の先生に相談するとよい、とおっしゃっていました。

奥さんが役員に抜擢されそうになり、代わりにPTA会長を引き受けたある男性が、PTAはいろんな人と会う機会、誰かが号令して変えていけばよい、とのコメント。

ホゴシャーズから、それはわかっているし体験もした。けれど、デメリットの方が大きかった、との発言。

さらに、シングルマザーで、精神的な病気をお持ちの方のコメント。仕事、家事、子育て、これだけでも大変で参ってしまった。子育てするだけでも社会貢献では?のような本音がでました。私、はげしく同意します。

さて、逆にPTAを楽しんでやるには?のコーナーになりました。

  • 例年通りをやめる
  • 適材適所
  • やりたい人がやる

とのコツが、事例とともに紹介されました。それは、ホゴシャーズの一方が、何年もかけてアクティブにPTA活動をしてきたものから抜粋されていました。その方が立派なのは、下記のことです。

  • 無理してやる必要はない
  • やり方を変えると前の人はチクチク言ってくる、でもその人は過去の人
  • 主役は私たち
  • 私も、自分のやり方を次に押し付けることはしない
  • 次の代が何をしているかは知らない

尾木ママは、これに対してアメリカのPTAのスタイルに似ている、とコメントなさいました。

ふたたび、大塚さんのコメント。

  • 仕事のスリム化が必要
  • 変えたいと思ったら、口に出してみる 
  • お父さんの参加を仰いでみては?変化がでるかも

お父さんの参加に関して、さっきのPTA会長が、男性ならではのメリットを説明しておられました。お母さんだけの世界には、しがらみがあるが、男性はそれはわからないし関係なくふるまえる、と。また、議論さえもやっていないケースがあると。

要点がふたたび示されました。

  • やりたい人がやる
  • 口に出してみる
  • お父さんの参加

最後に、次の2点が共有されて番組は終了しました。

  1. 他校のPTAを知ることも大切
  2. お互いさまが大事

PTAや自治会は強制か 抜けたら不利益はある?:日経DUALプレミアム160916

2016年09月21日 | PTA報道関連

同じく、こんな記事を見つけました。

160921の、日経DUALプレミアムの記事。

弁護士による、ぱきっとした説明が爽快です!

PTAは任意団体。ぬけてもOK。法律的にはこういう位置づけ。PTAに入らない場合、トラブルにそなえてこうすべし、という内容です。


「義務教育が無償でない」という巨大すぎる謎:大塚玲子160817東洋経済ONLINE

2016年08月17日 | PTA報道関連

大塚玲子さんの東洋経済ONLINEの記事です。

160817
PTAのナゾ

「義務教育が無償でない」という巨大すぎる謎―こうして保護者から気軽に徴収される!

大塚さん、よくぞここに切り込んでくださいました!

***

この間、webの記事で見たのは、フィンランドの公教育のはなし。小学校から大学まで、無償で教育が受けられるそう。教育改革は1968年から始まっているそうです。

その思想は、「天然資源もない小さな国でしたが、人材こそ財産であると国として判断し、国民にこそポテンシャルがあり、築く基礎があると考えました。そして、我々は持てる資源のほとんどを教育に投資することを決めたのです。中でも特に、すべての生徒に公平に教育をするという目標を掲げました。男女、家族の背景、財力は関係なく、万人に教育の機会を与える。」だとのことです。

…うらやましい!

日本も、まさに「人こそ財産である」と思い切って、教育に公費をかけてくれればいいのですが…

現実には、子どもの貧困問題、家庭の貧困問題があります。

相対的貧困率が16%、大人が一人で子どもがいる場合の相対的貧困率が50.8%(内閣府、2010年)という現状です。つまり、一人親家庭の保護者、2人1人が、経済的に困っているのです。これは2010年と、やや古いデータですから、今はもっと貧困化が進んでいるのではないでしょうか?

子どもの貧困は、100m走にたとえると、スタートラインを10m後ろに引かれているものだそうです。人生の最初から、フェアじゃない。

***

大塚さんの記事に戻ります。

インタビューにあった学校事務の方のご意見、私も賛同します。PTAからほいほい学校にお金を渡すことは、本当に考え直した方がいいと思います。


保護者を泣かせるPTA 「任意加入の原則」は守られているか?:Yahoo!ニュース160728

2016年07月28日 | PTA報道関連

Yahoo!News特集が、PTA問題を取り上げてくれました!

160728:Yahoo!ニュース特集
保護者を泣かせるPTA 「任意加入の原則」は守られているか?

それにしても、Yahoo!の影響力はすごいです。リリース後12時間で、記事末尾にあるアンケート回答数がなんと約38,200票、アンケート回答後のFacebookコメントが79件。盛り上がってます!

記事の内容は、PTAの任意加入の原則にフォーカスされています。これはPTA問題の原点!しっかり押さえていてくれて嬉しいです。

記事と動画合わせて、北海道から沖縄までの事例が紹介されています。PTA問題業界でのホットトピックス、熊本PTA裁判の原告さんにも取材されていますし、沖縄県識名小の例が載っています。 

なかでも着目したいのは、愛知県の学校の事例。

新設校を立ち上げるとき、従来のPTA組織をつくらないで、別組織にした学校が動画で紹介されています。そこはPTCA(CommunityのCが加わる)だそうです。詳しい仕組みを、もっと知りたかったなぁ~!

それと、有名ブログ「PTAはガラパゴス!」のガーラさんのコメントが末尾に載っています。

「ひどいことを言った本部役員の方々も、ある意味でPTAの犠牲者。」

ということは、押さえておきたい点です。

動画の中で、日P(日本PTA全国協議会)が取材されています。テロップから抜粋します。

質問:「任意加入ということの説明を保護者に行っているのか?」

回答:

「おそらくですね、だいたい(説明)されているんじゃないかなと思うのですが、ただそれが、きちんとされているのかという事については、伝わっているかという事については、課題として残っていると思います。ただほとんどのところはされていると認識しております。」

回答者が、時々渋い顔をなさっています。
「だいたい(説明)されている」「ただほとんどのところはされていると認識」という根拠を、しっかり確定してほしい。ここの部分については、調査・指導してほしいなと思います。

それから、こっそり報告です。

私、この特集で取材されました。動画と記事冒頭のコメント・写真に載っている「北垣 慎」です。仮名でごめんなさい。


堺・私立中 「保護者会退会で娘が疎外」父、賠償求め提訴:毎日新聞160520

2016年05月20日 | PTA報道関連

今日もPTAのニュース発見。よろしくない実例の報道。

160520、毎日新聞
堺・私立中
「保護者会退会で娘が疎外」父、賠償求め提訴

私立中において、親が保護者会(PTA的な組織)を退会したことを理由に、娘さんが卒業式のコサージュを配られない等、差別を「保護者会」から受けたという内容。
たった2万円の少額訴訟を、堺簡易裁判所に親御さんが起こしたそうです。

保護者会会長の、コサージュを渡さない理由が奮っています。

*** 抜粋 ***

毎日新聞の取材に、保護者会の会長は「会の活動に協力しないのに、賛同するものだけ実費負担すると言われても受け入れ難い」と話した。

*** ここまで ***

「保護者会」の会員は、親であり(PTAでないから、教員は会員でないと思います)、子どもは会員ではありません。その学校に在学するすべての子どもを対象に活動する団体でないと、「保護者会」と名乗る資格はないと思います。

…というより、上記会長の理屈には愛がない。
「何のために活動するか」という視点が、抜け落ちていると思います。 

もっとも、私立学校の場合、PTA(保護者会)加入が入学の条件になっているところもあります。

件の学校の、入学説明会資料なり、保護者会会則(PTA規約)なりを読んでみたいところです。

いずれにせよ、「PTAは何のため?」という視点が入った、人道的な判決が堺簡裁から出ることを願っています。


PTAは自由に変えていけばいい──先代がしいたレールにそのまま乗らなくていいんです :160517サイボウズ式

2016年05月17日 | PTA報道関連

PTA広報誌絶賛作成中の猫紫紺です。もう寝なきゃ、のタイミングでこんな記事を発見。後で読みます。

160517サイボウズ式(BLOGOS)
PTAは自由に変えていけばいい──先代がしいたレールにそのまま乗らなくていいんです

パッと見、あの「もしドラPTA」で有名なPTOを持つ学校の話しのようです。こうちゃん(山本浩資さん)が改革をし、たまちゃん(玉川広志さん)がその後を継いだよう。

これは、読むのが楽しみです! 


「PTA変えられましたか 1年前に改革を志した人に聞く」:160404朝日新聞デジタル<フォーラム>

2016年04月04日 | PTA報道関連

去年の5月、朝日新聞が<フォーラム>面で、PTA特集を組みました。今年も、<フォーラム>で、PTAの特集をしてくれました!

160404:朝日新聞デジタル
PTA変えられましたか 1年前に改革を志した人に聞く

*** 下記、赤字は引用です ***

■改革で脱「いやいや」

名古屋市内で、現在PTA副会長を務める渡辺さんのお話。
PTA「いやいや」の雰囲気を感じ取り、改革を決意されて実際に改善なさるまで、6年を費やしたそうです。副会長2年、会長2年、副会長2年。ん?PTA改革に同じくらいの年月を費やしたパターンって、沖縄県識名小があったような気が…記憶で書いてしまってすみません。

朝日新聞デジタルの記事にはこうあります。

「いまはほとんどの保護者が働いています。時間をPTAに充てることがいかに大変かをみんなが認め合わなければいけない」と渡辺さんは力説します。

まるっと同意します。

■訴え1年、届かぬまま

兵庫県にお住いの看護師の和田さんのお話。
PTAの学年代表委員になった経験からPTAの活動量の多さに疑問を持たれたそうです。そして、総会で発言なさり、一般会員の立場から問題提起をなさった結果…なにも変わらない、という内容です。

私自身も、一般会員の立場からPTAを変えようと働きかけ、この一年でほとんどなにも変わらなかった、変わったのは校章使用をストップさせたということだけ、という経験を持つだけに、このお話には「PTAあるある!」と同意してしまいます。そして、一年では変えるのは難しい、とも思います。

記事にある和田さんの言葉です。

「PTAを改革するには、本部役員になる方がいいのだけど、なかなかそうすることもできません」 

切実な声です。
本部役員は時間的な拘束が長いですから、フルタイム(看護師は変則勤務ですが、時間の融通がきかなさそうなので、フルタイムに含めます)の方には、なかなか難しいと思います。PTAに対して問題意識を持たれる方は、お仕事を持つ方のほうが多いでしょうから、定期的に開催される運営委員会や役員会に出席するだけでも、かなりの負担になると思います。

■全国組織もスリム化を議論

日Pの動向が紹介されています。最近は、事例集の内容を時代に合わせて工夫しているとか。具体的には、いままでは「がんばっているPTA」を選んで載せていたのが、この3月に発行されたものは「組織運営改革」にとりくんだPTAが多く載っているそうです。

私的なポイントは、11年度に児童・生徒1人当たり年額6円から10円に値上げ」したと言及されていること。これ、ネットのうわさでは聞いていたのに、なかなか裏が取れませんでした。グッジョブ朝日新聞。

■PTAとは

 PTAは入るのも出るのも自由な「任意団体」ですが、学校活動との境目があいまいだったり、安全パトロールなど地域活動と一体化していたりして、保護者は入会を拒みにくいのが実情です。

このあたりの機微は、非常に難しいです。地域により、学校により、PTA運営側の意識がちがいます。保護者へ「任意団体」と説明しないPTAも多いです。これはずるいこと。PTA運営側は、「PTAは任意団体」ということを肝に銘じる必要があります。運営がかわってきます。雰囲気もかわってくるでしょう。

具体的には、PTAへの入会をお誘いすることはできても入会を強制することはできない、活動参加のお誘いはできても活動の強要をすることはできない、と運営側は意識しなければなりません。活動量が多くて保護者が悲鳴をあげているならば、「仕事」を見直して減らす工夫も必要だと思います。

■前例踏襲、楽だけれど

PTA活動は前例踏襲が楽だし、だからこそ改革が難しい。3年の経験でそう実感しました。

結局、PTAは人の集まり。巡り合わせ次第のところもあります。

どうすれば、うまくいくのか。みなさんのご意見をお待ちしております。

本当に私も同じことを思っています。どうすれば、うまくいくのか。
みんなで考えて、つながりあっていくのが、遠いようで近道だと思います。 

蛇足です。PTA問題を解決するには、長時間労働問題を解決する必要があると思います。いろんな社会問題は、つながっています。個人がゆとりをもって生きられる社会を、目指したい。安い賃金でキューキュー使い倒されていると、すりきれてしまって知恵なんて浮かんでこないように思うからです。


「保護者4割は友達「いない」、3人に1人以上が人間関係に悩み」:160322 ReseMom

2016年03月22日 | PTA報道関連

ReseMom(リセマム)というサイトに、PTAに関するアンケート結果が載りました。

保護者4割は友達「いない」、3人に1人以上が人間関係に悩み

明光義塾が行った「保護者の人間関係・PTAに関する意識調査」で、回答を610名から得たそうです。記事本文にアンケート結果の抜粋があります。このほかに画像が7枚あり、円グラフやフリー回答を見ることができます。

アンケートの設問の一部は次の通りです。

  • 保護者の友人関係
  • 保護者間の人間関係に「悩んだことがある」人
  • 保護者同士での人間関係に関する悩みの解決方法
  • PTA活動に参加したことがあるか
  • PTA役員経験者にこれからPTA役員をする人へのアドバイス

PTAと付き合う方法は(お悩み解決・仕事&家庭):160320毎日新聞 &私なりに考えてみた

2016年03月21日 | PTA報道関連

春になり、PTA報道が増えるシーズンとなってまいりました。

160320毎日新聞の「お悩み解決・仕事&家庭」欄

「PTAと付き合う方法は」

が載りました。

すでに拙ブログでもおなじみの大塚玲子さんと、秋津コミュニティの岸裕司さんのお二人が、アドバイザーとして登場しています。PTAの現状、任意加入の団体だということ、問題点、問題解決のヒント、PTA活性化の知恵などが紹介されています。

***

大塚さんの「女性の労働が軽視されているのでは。」というお言葉には、本当にそうだ、とうなずいてしまいました。

女性の労働に、パート・アルバイトが多いことは言うまでもありません。パート労働等は、夫から扶養されていることを前提に、賃金が安く設定されていると思われます。その安い時給=女性の労働価値、とみなされているような気がしてなりません。それに、家事労働はアンペイドワークですしね。

一方で、時代は変わりつつあります。

フルタイムで活躍する女性も増えていますし、管理職だって、研究職だって、はたまた建設現場だって、女性の社会進出は進んでいます。あるいは介護・子育てで忙しい女性、人の2倍3倍働くことでやっと家族を養っている女性だっています。はたまた専業主夫だってけっこういるそうです。

限られた時間を割いてPTA活動に参加している人と、時間に余裕があってPTA活動に参加している人では、おのずと意識が異なってくると思います。だらだらとしたおしゃべりの時間を、楽しめるかどうかの差って、結構大きいと思いませんか?

人がわざわざ集まってなにかをする、ということの意味を考える方がよさそうです。他人は自分じゃありません。他人の状況は、自分とは違う、ということを意識して活動するほうがいいと思います。

***

岸さんが秋津コミュニティでなさってきた、父親に対してPTA活動や地域活動への出番を増やすこと、とても素晴らしいです。そして、「面倒なことを引き受けて学ぶのも、親として成長する機会。」というお言葉に、PTAには確かにそういう一面もある……と思いました。そう、PTAは生涯学習なのです。学びの種類は、いろいろです。アンテナさえ立てておけば、なんだって学びや気付きにつながると思っています。

ただやはり、新しいことをするには時間とエネルギーを食いますから、PTA活動をするにも、PTAの改善をするにも、ある程度の覚悟は必要だと考えます。また、一緒にやるメンバーでだいぶ活動の楽しさ、やりやすさも変わってきます。運の要素もあります。

そしてなによりも。
相対的貧困率が16%、大人が一人で子どもがいる場合の相対的貧困率が50.8%(内閣府、2010年)という現状です。つまり、一人親家庭の保護者、2人1人が、経済的に困っているという現状があります。これは2010年と、やや古いデータですから、今はもっと貧困化が進んでいるのではないでしょうか?

暮らしを立てるのに精いっぱいの方は、まず生活していくことが先決だと考えます。

でも、貧困には、「経済の貧困」「関係の貧困」の2種類があるそうです。(拙ブログ過去記事「『貧困を考えよう』生田 武志:著」をご参照ください。)

PTAって実は、「関係の貧困」を解消するにはもってこいの仕組みです。子どもを通して知り合いができ、家から近所の学校で活動できますから。

そのためには、

  • 風通しのいいPTAであること。
  • 好きなことを選んで、自分の都合のいい時に、ちょっと行って活動できるような仕組みを持つこと。
  • お互いの事情に配慮しあえるPTAであること(無理強いをしないこと)。 
  • PTAは任意加入の団体で、本来は入退会自由であると知ること。
  • オープンハートで人と付き合ってみること。
  • 自然に話題に出るのは構わないけど、他人のプライバシーのせんさくをしないこと

こんなことが大切じゃないかと、思います。 
新聞記事の紹介から、かなり脱線してしまいました。 つらつら考えたこと、ご参考になれば幸いです。


熊本PTA裁判の判決が出ました

2016年02月26日 | PTA報道関連

PTA問題に関心のある方の間では有名な、熊本地裁でのPTA裁判ですが、先日2/25(木)に判決が出ました。

結果は、棄却、だそうです。
裁判については、私はまったく暗いので、解説などできません。紹介のみ、させてください。 

原告の方のブログ、「本日2月25日の判決」に、レポートが載っています。

憲法学者、木村草太さんのブログ、「熊本PTA訴訟と今後の違法PTA」に、裁判の判決についての解説が載っています。裁判を視野に入れた場合の、PTAを相手にするときの戦い方、心得が解説されています。以下抜粋します。

*** 抜粋ここから ***

この訴訟から得られるポイントをまとめると、

1 PTA会費は、払いたくない場合には払わない。

2 自動・強制徴収された会費を返してほしい場合には
 「退会届」を出すのではなく
 (「退会」届を出すと、入会していたことを認めてしまう)
 「会員ではないので返金してください」という
 趣旨の書類を出す。

ということでしょう。

*** 抜粋ここまで ***

やっぱり、最初が肝心。
PTAに入りたくない場合は、会費を払わないのが賢明なようです。


「合法PTA」がひっそりと増えつつある理由 学校から児童名簿をもらうのは違法?:160113東洋経済オンライン

2016年01月20日 | PTA報道関連

『Pラク本』でおなじみの大塚玲子さんが、東洋経済オンラインで、記事を連載されています。

必見です。

160113 東洋経済オンライン
「合法PTA」がひっそりと増えつつある理由
学校から児童名簿をもらうのは違法?

入会届(名前はそれぞれ違いますが)を備えたPTAが増えているとのこと、事例4校分を紹介されています。

そして、PTA名簿のことと、個人情報の扱いについて、解説されています。