草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

大塚玲子さんがPTAブログを始められました♪

2017年01月20日 | PTA本

PTAの本や、web連載でおなじみの大塚玲子さんが、PTA関連のブログを始められました♪

タイトル、わかりやすい!

開始が1/14からですから、5日前です。楽しみにしています\(^o^)/


『PTAがやっぱりコワい人のための本』大塚玲子:著

2016年08月01日 | PTA本

あの、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』やWEB連載でおなじみ、大塚玲子さんの、PTA新刊本です!
8/3の発売日に先駆けて、手に入りました。 

PTAがやっぱりコワい人のための本
著:大塚玲子
太郎次郎社エディタス、2016年8月

前回の「Pラク本」が横組みなのにくらべて、今回の「Pコワ本」は縦組みです。編集方針ががらっとかわり、大塚さんの考察が主という構成になっています。インタビューもあります。

それにしても、大塚さんの文章には、毎回うならされます。

わかりやすく、具体的で、決して上から目線にならずに大胆な提案もなさいます。PTA問題という複雑なものをどうしてこんなにわかりやすく書けるのだろう、と考えると、大塚さんの分析力の鋭さを感じます。

版元の太郎次郎社エディタスのサイトや本のあとがきによると、この本は、「東洋経済オンライン」「サイボウズ式」に連載された原稿を基にしているそうです。読んでいて見覚えのある内容のもあります、だがしかし!その分量は3分の1程度だと感じました。大幅に加筆されていて、あたらしいインタビューもあって、読み応えがあります。

本の章立ては3つ。

  1. 嫌われスパイラルはなぜ続く?
  2. ヨソのPTAではどうやってるの?
  3. ハッピーなPTAはつくれますか?

章の中の節で、いいな、と思った部分をランダムにあげていきます。

  • 「とにかくやらせる」から生じる本末転倒
  • 地元に知り合い、いますか?じつはオトクなPTA
  • 「ポイント制の罠」にご用心
  • 「ベルマークは勘弁して!」母たちの切実な叫び
  • トラブルの温床?PTA改革で省いてはいけないこと

経験者の言葉や、事例が豊富です。ご自身の経験もけっこう載っています。お仕事とはいえ、全国各地に取材に行ける、大塚さんのフットワークの軽さがうらやましいです。

PTA関係者なら買い!!おススメの一冊です。

 

*** 以下蛇足 ***

  • パソコンできる人・できない人問題

のp.113に、私の経験談が載っています。「パソコン教えて」と仲間に頼まれ、ファミレスで4時間拘束されたエピソード。これ、言い訳すると、私がPTA1年目の春の出来事です。相手の意図が読めなかったのと、先輩でしたから失礼のないようにつきあったので、4時間も費やしてしまいました。経験値を積んだ今でしたら、もっと短時間で用事を切り上げることができると思います。

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『PTAをけっこうラクにたのしくする本』大塚玲子:著

2014年06月08日 | PTA本

ぱっと見て内容が分かりやすい、どこから開いても読める本です。 

気軽に必要なところだけ拾い読みするもよし、
じっくり頭から読み込むもよし。 

PTAに疑問を持たれる方よりむしろ、PTAをノリノリで(あるいは嫌々)
運営されている方に読んでいただきたいな・・~
と個人的には思います。 

 

PTAをけっこうラクにたのしくする本
著:大塚玲子
太郎次郎社エディタス、2014年5月 

 

この本、今日から真似できる知恵が満載ですっ! 

それもそのはず、WEBでアンケートを取って
書き込みのあった50人の中から25人に追加取材を行ったうえで
執筆されています。 

似顔絵+吹き出しによるセリフの体験談構成は親しみやすく、
ビジュアル的にも整理されて訴求力抜群。

保護者だけでなく、先生の体験談も充実しています。
素晴らしい!

それだけでなく、アンケートや総会の決算資料、
入退会自由の問題や違法PTAの問題にも
しっかり言及するあたり、
骨太の作りになっています。 

著者の大塚玲子さんの情報編集力には脱帽する思いです。

 

体験談にでてくるメンバーは、ネットでおなじみの方も
結構いらっしゃって、ニヤリとさせられる楽しみもあります。
でもそんなこととは 関係なく、すべてのPTA関係者に読んでほしいです。

・・・手前味噌ですが、私も取材協力しました。
後半以降に3箇所ほど体験談が載っています。
似顔絵は描きおろしではないけれど。

 

最後に、個人的に気になった点は
PTAの大きな改善を行った成功例にでてくる方は
全て男性だということ。
ここらへんに、日本という国の特性が透けて見えるような気がします。

われわれ女性は、プチ改善でも良しとしましょうか。
難しい問題です。

 


PTA小説『七人の敵がいる』加納朋子:著

2010年08月27日 | PTA本
PTA(問題をネットで話し合っている)仲間から
こんな本があるよー!と聞いたので
図書館から借りてみました♪

予約したら大人気で、45人待ちでした。


  『七人の敵がいる
  著:加納朋子
  集英社、2010年6月

  ※ 書名のリンク先から、第一章がお試しで読めます♪


いやぁ~!おもしろかったぁ~!!
エピローグが秀逸です。
希望が湧いてきます。

読後が、実にさわやかで、パワーが湧いてきます。


エンタテイメント小説の形をとりながらも、
しっかりとPTAの仕組みや
日本の妻が取り込まれてゆく社会の仕組みが
実にリアルに描写されていて、味わい深いと思います。

もちろん、女性社会(団体)特有のしがらみも
ばっちり描写されています。

竹を割ったような性格の主人公、
そこいら辺を斬った張ったとしてくれて痛快です。
もちろん敵も作ります(笑)。


  わたし、女の世界というのに疎いので
  勉強になりましたし
  PTAで怪我する前に、この本読んでいれば・・・なんて
  思いました。


そして主人公の人柄が、切れ者なんだけど、どこか抜けていて
人間くささと強さを併せ持つところに、
わたしは惹かれました。


兼業主婦、専業主婦、小学校入学前のお子さんをお持ちの方、
男性にも読んでいただきたい小説です。
作風は人間愛に貫かれています。


      



これは、川端裕人さんの『PTA進化論』『PTA再活用論』

加納さんバージョンかな、と、わたしには思えます。


そう、しっかりと、

今日のPTA問題を提起なさっていらっしゃる。

そして問題を提起するだけでなく・・・!ということで。
お楽しみは、本を手にとって下さいませ。


      



・・・蛇足ですが・・・


この記事に直接飛んでいらした方、もしよろしかったら

ネット署名『PTAの入退会自由に関する要望書』

行っておりますので、どうぞ覗いて行ってくださいませ。

『レモンさんのPTA爆談』山本シュウ:著

2009年08月25日 | PTA本
アマゾンで、『PTA再活用論』と
同じページにあって
むちゃくちゃ目を引いている本。

気になっていたところ、自分のガッコの
PTA文庫においてありましたww

  『レモンさんのPTA爆談
  著:山本シュウ
  小学館、2005年

いやぁ~、レモンさんって、
本当にレモンのかぶり物かぶって
PTA会長なさっていたのね。

それも5年間。

「会長」がいやなので「レモンさん」と呼んでや、と。
なぜレモンか、というと、
学校にビタミンを吹き込む、というわけ。

大阪ならでは!めちゃ、型破り!!


      



レモンさんは、もともとのご職業が
ラジオDJだそう。

みんなの気分を盛り上げる、
人にメッセージをプラスの形で伝える、プロ なのね。

そして、職業柄、暮らしているわたしたちの
肉声を日々受け取っておられる。

それから、子育てや教育に関しても、
相当勉強しておられるようです。

佐々木正美先生がおっしゃっているのと同じ事を
ご自身の言葉でかみくだいて 表現して
いらっしゃるからすごい。


      



・・・と、読了後、上の記事まで一気に書きました。

都合で書くのを中断し、時を置くこと約2ヶ月。

アタマが少し冷えたところで、内容を再考。


うん、レモンさん、すごい!!
これは変わらない。

理論的な裏付けをどこまでもっていらっしゃるかは
未知数だけれど、
子育て論・教育論も かの佐々木正美先生たちが
おっしゃっていることとそう変わりない。

そして、筋が通っている。

なにより、熱いハートの持ち主でいらっしゃる。

理屈よりもなによりも、


  人を動かすものは情熱


アイツのためなら一肌脱ごう!と思わせるような

  人格

だと、この本を読んで、思います。


学校を活性化するため、
お堅い校長先生等を動かし、
融通の利かない予算執行を弾力運用させて

音響担当としてプロをボランティアで呼び、

司会役の子どもたちをレッスンして

運動会などを 楽しく演出された
パワーは、すごい!!

それから、本の対談コーナーでは、
レモンさんの呼びかけに賛同して
対談に応じた顔ぶれの、すごいこと。
(ご職業柄、かしら?それだけではないはず)

何人かとの1対1での対談にある、
ミスチルの桜井さんの深い子育て論には
目を見張るものがありました。


      



・・・でも、ふたつだけ、文句言わせてくださいね。

◆その1◆

本文で、レモンさんが、
PTAに参加しない保護者たちにいわせて!!と
吼えていらっしゃる部分。


・・・ここが、PTA推進論者でひっかかるな。


保護者全員を、巻き込め、と
いっているように、わたしには読めました。

PTAをやりたくてもできないひと、確実にいらっしゃるのに。

PTAに参加して、ごたごたに巻き込まれ
心身の調子を崩すひとだって、いるのに。
(それはわたしです)

噂ですが、PTA役員引き受けたがために、ご主人から
「学校禁止令」をだされたひとだって
いらっしゃるらしいのに。


◆その2◆

ボランティアで、音響関係者を呼ばれ
演出のお手伝いをされたこと。
すばらしい!

・・・でも、そのプロのボランティアは、
レモンさんの代が終わってからも、
続くのでしょうか?

という疑問が、ぬぐえません。


      


身勝手な意見で
お2人にはご迷惑でしょうが、

レモンさんのPTA爆談』の山本さんと、
PTA再活用論』の川端さんとの

対談が実現したら、素敵だな~!

一見正反対のお二人のようですが、
目指していらっしゃる方向は、意外に近いと
思われてならないからです。

『PTA再活用論─悩ましき現実を超えて』川端 裕人

2008年11月29日 | PTA本
今日手に入れて、一気に読了しました。


『PTA再活用論─悩ましき現実を超えて』川端 裕人


大変読みやすい文章で、今日のPTA事情が
良い面、悪い面にわたって整理されており、勉強になりました。
膠着したPTAの、改革事例が載っています。

著者の川端さんご自身が、男性にもかかわらず、4年間
PTAで活動(役員まで!)されていて
その経験とネットワークを生かした見聞をベースにしてあり
論旨展開は、実に明快で、地に足が着いています。

経験していない事に関しては、判断できない旨明記してあり、
そこに著者の誠意を感じます。


そして、氏ならではの視点による、PTA改革の処方モデル。

一つの理想型ではあるけれども、
「PTAをなんとかしたい」と思っている方にとっては
どれか一つでも参考にして皆がすこしでも楽になれればいいな、と思いました。

なにより、
元気で楽しいPTAが増えれば、日本を変える起爆剤になれるぞ!
との熱いメッセージを感じました。

読みたい人は声掛けてね♪


    



わたし自身、PTAに参加してみて半年経ちましたが、委員会の席上で
「なんでみんなリベラルに議論できない(しない)んだろう?」との
疑問を持ったことがありました。

なるほど、著書にあった「同調圧力」。

確かにあるある。

女性同士の会話では、自分の意見が相手と違っても、
「あなたの意見と違って、わたしはこう思う」とは滅多に言い出せないの。
だって、それだけで傷ついてしまうひともいるから。
そして負の感情を引きずるから。

だから、その場は表面でうなずいておきながら、後で親しい友人に
「どう思う?」なんて聞いたりすることもあったりして。

それに、日本人女性は、自分の意見をはっきり言うようにしつけられていない、
とどこかで読んだことある。
もちろん、それは人によるし、わたしたち世代は随分はっきり言えるように
なっていると思うのだけれど…

下手に意見をいって悪目立ちしたら、後で役員選のときに
推薦されるのを恐れてしまう心理も働いているのではないかと思ったりして。

人間の勉強になったけれど
やっぱり、いろいろ悩ましいよ。PTA。