昨日と今日、娘の高校は文化祭でした。都立高校のいくつかは、同じ日程で文化祭をやるようです。
さて、私は豚丼を作ってきました。委員会とは別枠でお手伝いを申し出ていたのです。
豚丼の写真は、過去記事のものです。今回、写真を撮るゆとりは有りませんでした。
私はご飯係でした。
大きなお釜が4台あって、それぞれ2kgづつお米を炊きます。お釜はガス式。旧式なので、お米を浸す時間15分と、炊きあがったご飯を蒸らす時間10分は、キッチンタイマーで計る必要がありました。
ご飯が炊き上がったら、大きなバットにうつし、そこから容器に160gづつ計量してよそいます。そして、発泡スチロールの「トロ箱」へとごはん入りの容器を入れ、蓋をします。調理室の窓から(!)販売係にご飯を手渡して一区切りです。いやいや、お釜やバットの洗い物も、もちろんあります。
感心したのは、「お米ネット」というものを使っていること。ご飯を内釜につかなくするための大きな布巾みたいなもので、お米を包んでご飯を炊きます。炊き上がったら、お米ネットの端をつかんで持ち上げれば、バットに移すのも楽々です(熱いけれど)。
万が一の食中毒の検査用に、ご飯も豚丼の具も、大さじ1杯ほどチャック付きビニール袋にとって冷凍し、1年間保存するそうです。
10:00~12:00のシフトでした。
10:30までは作業伝達のため前シフトの人がいて、基本4人で作業をしました。その後、2人になりました。作業伝達のため20分ほど延長しました。とはいえ、学年委員の人が豚丼作成全般の面倒を見てくれていて、なにかと手伝ってくれました。
ご飯はだいたいお釜4台分が一気に炊き上がって、次の分を仕込んだら少し休める、みたいな感じでした。11:30ごろに、お釜4台分のご飯を出したから、少しは持つだろう、と思っていたら「ご飯どうですか?」と催促されてしまいました。やっとお釜1つ分のご飯を出したものの、12:30頃には、ご飯待ちで豚丼が長蛇の列になっていました。このご飯の波状攻撃を解消するには、少し時間をずらして炊くのがいいだろうな。
作業しているうちに段々ハイになってきて、「楽しいな~!」と感じる頃に終わりました。ほどほどにしないと、次の日ばててしまいます。ばてるのが当日じゃないところが齢ですね(笑)
うちのPTAがあったかいな、と思った点、いくつかあります。
- 麦茶と飴が用意してあったこと
- お昼におにぎりを用意してあったこと
- 学年委員は揃いの赤いエプロンで、「何かあったら何でも聞いてください」と掲示してあったこと
- 本部へのフィードバック用に、感想をかける紙が用意してあったこと
そのあと文化祭を回り、娘の劇の発表を見て帰りました。
そうそう、同じ調理室で高校生たちも一緒に調理していました。フレンチトースト、ミニピザ、台湾のお好み焼きみたいなものです。不器用そうに、でも楽しそうに調理する男の子がいて、ほほえましく思いました。