草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

高校の文化祭、PTAで豚丼を作りました

2017年09月11日 | 足元記 - 高校PTA

昨日と今日、娘の高校は文化祭でした。都立高校のいくつかは、同じ日程で文化祭をやるようです。

さて、私は豚丼を作ってきました。委員会とは別枠でお手伝いを申し出ていたのです。

豚丼の写真は、過去記事のものです。今回、写真を撮るゆとりは有りませんでした。

私はご飯係でした。

大きなお釜が4台あって、それぞれ2kgづつお米を炊きます。お釜はガス式。旧式なので、お米を浸す時間15分と、炊きあがったご飯を蒸らす時間10分は、キッチンタイマーで計る必要がありました。

ご飯が炊き上がったら、大きなバットにうつし、そこから容器に160gづつ計量してよそいます。そして、発泡スチロールの「トロ箱」へとごはん入りの容器を入れ、蓋をします。調理室の窓から(!)販売係にご飯を手渡して一区切りです。いやいや、お釜やバットの洗い物も、もちろんあります。

感心したのは、「お米ネット」というものを使っていること。ご飯を内釜につかなくするための大きな布巾みたいなもので、お米を包んでご飯を炊きます。炊き上がったら、お米ネットの端をつかんで持ち上げれば、バットに移すのも楽々です(熱いけれど)。

万が一の食中毒の検査用に、ご飯も豚丼の具も、大さじ1杯ほどチャック付きビニール袋にとって冷凍し、1年間保存するそうです。

10:00~12:00のシフトでした。

10:30までは作業伝達のため前シフトの人がいて、基本4人で作業をしました。その後、2人になりました。作業伝達のため20分ほど延長しました。とはいえ、学年委員の人が豚丼作成全般の面倒を見てくれていて、なにかと手伝ってくれました。

ご飯はだいたいお釜4台分が一気に炊き上がって、次の分を仕込んだら少し休める、みたいな感じでした。11:30ごろに、お釜4台分のご飯を出したから、少しは持つだろう、と思っていたら「ご飯どうですか?」と催促されてしまいました。やっとお釜1つ分のご飯を出したものの、12:30頃には、ご飯待ちで豚丼が長蛇の列になっていました。このご飯の波状攻撃を解消するには、少し時間をずらして炊くのがいいだろうな。

作業しているうちに段々ハイになってきて、「楽しいな~!」と感じる頃に終わりました。ほどほどにしないと、次の日ばててしまいます。ばてるのが当日じゃないところが齢ですね(笑)

うちのPTAがあったかいな、と思った点、いくつかあります。

  • 麦茶と飴が用意してあったこと
  • お昼におにぎりを用意してあったこと
  • 学年委員は揃いの赤いエプロンで、「何かあったら何でも聞いてください」と掲示してあったこと
  • 本部へのフィードバック用に、感想をかける紙が用意してあったこと

そのあと文化祭を回り、娘の劇の発表を見て帰りました。

そうそう、同じ調理室で高校生たちも一緒に調理していました。フレンチトースト、ミニピザ、台湾のお好み焼きみたいなものです。不器用そうに、でも楽しそうに調理する男の子がいて、ほほえましく思いました。


上野で母とデートしてきました。西洋美術館がすきだ~

2017年09月06日 | ちいさなシアワセ

もう数日前になりますけれど、上野公園で、母とデートしてきました。長文になります、お許しを。

ちょうど今は、西洋美術館で「アルチンボルド展」、都美術館で「ボストン美術館の至宝展」が開催されています。母とは事前に電話で、どこを回るか、気分とお天気と疲れ具合で決めようね、と相談していました。

上野駅改札(公園口)から信号を渡ったところに、上野公園で開催中の展覧会がすべて掲示されています。

山好きの母が喜ぶ「日本山岳写真協会展」が、なんと会期9日間(2017年の8/31~9/8)というピンポイントで開催されています。都美術館にて、無料。これに決まり!ちなみに主催は、日本山岳写真協会です。

とはいえ、西洋美術館でお昼を食べたかったのと、コルビジェの企画展「ル・コルビュジエの芸術空間―国立西洋美術館の図面からたどる思考の軌跡」を見たかったので、先にそちらを回ることにしました。アルチンボルドは、パスです。

驚いたことに、西洋美術館の常設展は、写真撮影OKになってました!そんなわけで、写真レポート、やってみま~す!

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国立西洋美術館の設計は、フランスの建築家、ル・コルビジェが担当しています。近代建築の父、とよばれる人です。西洋のお城や建物は壁構造ですけれど、コルビジェの建築は柱と梁をつかった構造が特徴です。

ここは、常設展の入り口である「19世紀ホール」の上部です。円柱と、梁が見えます。暗くてわかりづらいのですが、奥には、スロープがうっすらと見えます。これは美術館構想当初からあったものです。

本館の常設展には、宗教画や風景画など、印象派以前の絵画が展示されています。窓からは、明るい庭園が見えます。ちょうどお昼時で、室内と室外の色調のコントラストが印象的。

さて皆様、お気づきでしょうか?

ここまでの写真3枚、本館です。共通するのは、自然光をとりいれる窓があること。私は、はじめて意識して驚きました。

これって、実はすごいことなんです。設計時、日本側は大切な絵画が痛むことを嫌い、自然光をいれることには反対したそうです。でもコルビジェはこだわって、19世紀ホールには三角の天窓、展示室上部にはM型の天窓、展示室外壁には大きな窓を設けました。そして人工照明を併用することで、日本側を説得したそうです。

コルビジェの構想はふくらみ、19世紀ホールをペインティングしようと計画しました。天井は赤、三角の天窓が見えます。壁のペインティングは、何でしょうね?これはさすがに実現していません。

新館の展示室には、さすがに窓、ありません。いえ、1階の彫刻展示スペースだけ、壁一面ガラス張りでした。

私が気になってしかたない、おっちゃんもとい紳士の肖像画。どんな人?と気になって話しかけたくなるような人間臭さが漂ってきます。マネかモネ。日本の浮世絵の影響をうけていて(ジャポニスム)、ぺったりとした平塗りに見えます。でもよく見ると、こまか~い影のつけかたが凝っています。

ランチのコルビジェ・プレート。三角のパンが19世紀ホールの天窓、斜めのエビフライがホールのスロープを模しているそうです。うふふ。考える方は大変だあ。あとはサラダとデザートと飲み物がつきます。

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「日本山岳写真協会展」のほうは写真NGでした。

出品数は、約300点!皇太子殿下の作品も特別出展されていました。もしも作品にご興味あれば日本山岳写真協会のサイトをご覧ください。いまなら一般公募の入選作が見られます。もしくは、今週金曜までにダッシュで都美術館までお出かけください。

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久々に行った上野公園には、スターバックスともうひとつカフェができていて、ベンチがほとんどなくなっていました。いろいろ事情はあるでしょうけれど、残念。

それはそれとして、展覧会を堪能し、母とたっぷりお喋りして、お土産の交換をして帰ってきました。


高校PTAの運営委員会だよりに思う

2017年09月04日 | 足元記 - 高校PTA

2学期が始まって、娘が高校PTAの運営委員会だよりを持ち帰ってきました。開催は7月中旬のものですが、要領よくまとまっています。

ひととおり目を通して驚いたのは、運営委員会(名称は本当は別で、学校連絡会といいます)に、沢山の先生がたが出席されること。学校管理職だけでなく、保健部、進路指導部、各学年の代表など、10名もの先生の枠があります。

欠席の先生もいらっしゃるけれど、これは、PTAの名の通り、Teacherの出番が小中学校PTAより多そうだ、と思いました。学校の方針かしら。先生方のご負担は、いかばかりでしょうか。

おたよりにある先生の挨拶は、学校が発行するものと内容はあまり変わりがないのだけれど、どことなく親しみを感じます。先生がご自身で文章に書くのと、先生のおしゃべりを保護者が要約するのとでは、当然かもしれません。

実際のところ、どんな雰囲気で運営委員会が行われているか、参加してみないとわかりません。質疑応答や議論などがどれほど活発か、発言をしやすいか、が気になります。

お便りには「議題」「その他」の項目でまとめて書いてありますけれど、連絡めいたものや結論が多く、議論があった様子だけれど詳細はわかりません。内容はわかりやすいけれど、どんな感じだったかしら。あっ、でも、総会では質疑応答がけっこう活発だったことを思い出しました。

来年度の本部役員を決めるシーズンに、そろそろ突入します。家の事情で、大役はできなさそうですから、今のところひっそりしていたいと考えています。