草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

事情のある少数派に配慮する、とは

2019年12月30日 | PTAについて考えてみる

年の瀬ですね。今ごろですが、年賀状を追い込んでいます。

私は常々、PTA問題について、事情のある方やご家庭に配慮するよう、運営側(本部役員・委員長)は想像力をもって実行してほしいと発信しています。

それは、例えばこういうこと。

***

我が家は今のところ、年賀状に家族写真を使っています。適当なスナップですけれど。

住所録を見ていて、ふと心に引っかかっていたことを思い出しました。

それは、数年前に夫の友人から届いた喪中はがきです。そのはがきには、友人であるご両親の名前は入っていたのですが、亡くなった方のお名前が入っていませんでした。

夫と頭をひねりました。「まさか…お子さん?」

もしそうだとしたら大層お気の毒なことだと思いましたが、そのまま流れてしまいました。まさか、ご本人に確認するわけにもいきませんから。

しかしその後数年間、年賀状を送るたびに引っかかりを覚えながらも、家族写真入りのものを送っておりました。

事実は分からないけど…無神経で、ごめんなさい…!!

今年からは、家族写真入りでない年賀状を送ります。

別バージョンの賀状を用意する手間はかかりますが、こういう手間を惜しんではならないと思うからです。

 

さて、年賀状作成作業に戻ります。

みなさま、どうぞよい年末年始をお過ごしくださいませ。


PTAについて今思うこと

2018年09月26日 | PTAについて考えてみる
PTAについて思い付いたことがあるので、メモ代わりに書きます。

1. PTA本来のあり方は、入会も活動も強制してはいけない

2. 大半の会員が望むならば、PTAは解散できる

3. 1と2を心得て運営するならば、PTAは楽しく豊かになれる

まあ、これは理想の姿ですが。現実はなかなかこうはいかないから、苦しむひとが出るのだと思います。

PTAはミニ国家、ミニ政治。会員としてはどう関わればよい?

2018年02月11日 | PTAについて考えてみる

70年前にできたPTAが、現代ならではの意味を持つことってなんだろう?

それは、「知り合うこと」「葛藤すること」「体験すること」だと考えています。ここは後日に考えを深めたいです。

逆に、今も昔も変わらないことはなんだろう?

70年前、そもそもは「教育の民主化」のいち手段として導入されたPTA。子どもに学校で民主的教育をうけさせても、家庭に帰って大人が軍国的・封建的考えのままでは、変わるものも変えられませんものね。だから、大人にも民主主義を身に付けてもらおうと、GHQは考えたわけです。

私たち大人は、学校で民主主義の仕組みについて習っても、その仕組みを実践的に使うのは18歳すぎてから。そう、選挙権です。最近では、高校生に選挙のことを教える動きもあります。(ちなみに、シチズンシップ教育として、民主主義のことを実践的に子どもに教える国があるようです。)

PTAは、政治に近いやりかたで団体を運営する場。つまり政治の練習の場だと考えています。

  • 規約 ⇔ 法律
  • 細則 ⇔ 条例
  • 事業計画があること
  • 予算決算のある会計
  • 会長 ⇔ 首相

これらのことから、【PTAはミニ国家】といえます。

会員共通のルールは規約・細則です。事業年度ごとに、活動内容を決めて総会で承認します。事業ごとに予算をたて、年度の終わりに予算を締め、これも総会で承認します。PTA会長は、PTA会員から選びます。PTAの委員会制度は、まるで官庁のようです。ここまで、まさに政治の考え方。

もちろん、PTAは任意加入団体ですから、運営のルールは日本の法律にあることからはずれてはなりません。ミニ国家だからと言って、なにをやってもいいというわけではありません。

PTAの目的は、大人の学びと、子どもへ学びや活動の結果を戻すこと。

PTAの会員は、どんな団体よりもいろんな種類の人たちがいます。会社よりも、NPOよりも、趣味のサークルよりも。そんな会員をまとめることは、とても大変です。一つのやり方が全員を満足させるなんてこと、あり得ないと思います。

では、どういうやり方で会員をまとめ、PTAを運営していけばいいのか?というのは執行部の悩み。どういう方法で、ストレスなくPTAに参加していけばいいのか、またはPTAに加入せず過ごしていけばいいのか?というのは平会員や非会員の悩み。

いろんな人の意見を聴いて、なにをどうすればよいか皆で主体的に考えて、もがきながら(たぶん)良い方向を目指していくプロセスそのものが、PTAなのだと思います。

そして、このことそのものが、もっとも大きな「大人の学び」だと考えます。

学びを得るためには「ボスの言うことに黙って従う」「なにも考えず前例に従う」「場の空気に流される」という態度ではなく、一人一人が、自分の頭でものを考え、必要なことは勉強しつつ、意見をしっかり言える態度が必要だと思うのです。


PTA文書と格闘中(やっぱり失礼な文書だわ)

2017年01月17日 | PTAについて考えてみる

拙ブログ過去記事、

の姉妹編です。

今、とあるPTA文書を修正中です。コーラスフェスタの実行委員・書記をしていて、綿々と受け継がれてきた文書をみています。

持ち回りのフェスタ運営で、長年ちょっとずつ直されてきた文書は、突っ込みどころがどうしても出てきてしまうようです。

その中でも気になったポイントは、

  • 「必ず」という強制をよくつかう
  • 謎の上から目線
  • 回りくどい表現(わかりづらい!)
  • 2つある注釈の内容がダブっているうえに、内容が矛盾している
  • 丁寧なようでいて押しつけがましい
  • 主旨がずれる表現をくりだす
  • 「PTA会長 様」

はぁ~・・(ため息)。まぁ、ちゃっちゃと直していきますか!

 


「やらない人はずるい」じゃなくて、「ずるいことするPTAは悪い」じゃないかな

2016年10月04日 | PTAについて考えてみる

料理をしていて、ふと思いました。

「やらない人はずるい」じゃなくて、「ずるいことするPTAは悪い」じゃないかな。

Twitterレベルの書き込みですみません。後日、深められるといいな。

***

161006追記

常連のminminさまより、たしかにそうだ!なコメントを頂きましたので、下記に載せます。

ヘンテコリンな不文律や、意味のわからない掟が
ある集団に属していると、初めは何だか変だぞと
その事への違和感があるものですが…。

集団に属して日が浅いうちは、とにかく
そこでは新人さんですから、慣れない事も多くて
アタフタしていて自身の失敗も多くて
変だと思いつつも、時が過ぎていき…。

悲しいかな、慣れた頃には、変だと思う気持ちも
薄れてきて、「まぁ、皆もそうだったんだから
そういうもんかも知れない。」と自分を
なだめて「変ルール」にも従って行動する日が続いて…いつしか、変とも思わなくなる。

そうすると、かつての自分の様に「変だ!」と
感じた誰かが、我慢せずに「変だ!」と言って
その「変なルール」に従わないと、なんか
我慢して従ってきた自分が損をさせられた
様な気分になって、何が何でも「変ルール」に
従って、お前も苦しめ!…みたいな感じに
なりがちなんですよね。笑。

PTAをはじめとする集団(組織)が、おかしくなってしまうときの人の心理を見事に言い当てていると思います。

変なことを変と思わなくなる。

これが、こわいです。


PTAの文書って、失礼だなと感じることが多い

2016年06月26日 | PTAについて考えてみる

ネットを見ていると、PTAの文書って、失礼だな、常識がないなと感じることがよくあります。

謎の上から目線や、強制力、あるいはほかの何か。
(170419に追記します。たぶん、PTA文書の威張った感じや押しつけがましさは、「PTAに権威がある」と文書発行者が勘違いをしているせいではないかと思います。民主的な運営をするPTAなら、組織と会員はみな対等な立場です。ですから、文書は「お願いベース」で書く方がよいと考えています。)そんなわけで、私は小学校PTAでも、文書をばしばし直してきました。

今日は、中学校PTAの広報委員で、広報誌が刷り上がるのに先立って、配布の段取りをつけています。

なんかね~もう、あきれちゃう。OBの方々に対する広報誌送付の送付状の宛名が、個人名ではなくてただの「各位」だったり、時候のあいさつがなかったり、日付がなかったり。これって失礼じゃん。自分たちの手間を惜しんでいるのでしょうか?

近隣校へ広報誌を配布するための宛名ラベルが、

〇〇中学校(小学校)

学校長 様
PTA会長 様 
広報委員会担当者 様

というデータを見たときには、目を疑いました。いや、学校長、会長で充分でしょ、と。

調べたところ、 役職には敬称を含むのが基本、とありました。やっぱりね。様を付けたい場合、校長 〇〇様、会長△△様、が正解。
でも、企業によっては、役職名+様、とするのが慣例になっているケースも良くある、そういう場合は逆らわず慣習に従う方がよいとのこと。

も、そんなことは関係なく、直しました。自分の責任において、上記の文書を出すのは恥ずかしいもの。

そして、組織名にもこだわります。PTAからPTAにPTA広報誌を送るのですから、宛先はどこどこPTA、差出人は〇〇〇中学校PTAに決まっています。学校は詐称しません!

〇〇中学校(小学校)PTA

学校長
会長
広報委員会御中

という風に、さくっとデータを直しました。〇〇中学校PTAの学校長、というのは、まぁ、学校長はたいていPTAの顧問だよね、ということでご了承ください。

件の広報誌送付状も、ばしっとなおして、こんな風にしました。

---------

拝啓

 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日ごろは、〇〇〇中学校PTA並びに生徒達へのご理解ご協力、まことにありがとうございます。
 さて、〇〇〇中学校PTA広報誌「△△」を発行いたしましたので、送付いたします。
ご一読くださいますなら幸いに存じます。
末筆ながら、季節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます。

         敬具(右寄せ)

平成28年6月29日

       〇〇〇中学校PTA(右寄せ)
          広報委員会(右寄せ)

              様 (←氏名を書き込めるように)

---------

今どきは、お手紙のこういった定型文、ばっちり小学校で習うのに。郵便局からフルカラーの「手紙の書き方」パンフレット、娘はもらっていました。とてもしっかりした内容のパンフでした。

PTAになると、どうして、文書が変になってしまうのか不思議です。

***

161025 追記:

この記事が意外に人気で、コンスタントにヒットしています。記事を書いたときは頭が沸騰していたのでオーバーな表現ですが、うちの中学校PTAで、会員向けに出される案内文は好感度が高いものが半分以上あることを申し添えます。ただ、下記の点を除きますが。

拙ブログ過去記事です。ぜひ、お目通しくださいませ。

170117 追記:

P連関連の文書を修正していて、気になったところがてんこもりにありましたので、エントリを書きました。


「PTAに入会届を整備する」=「PTAをぶっ壊す」ことになるか?

2016年03月07日 | PTAについて考えてみる

ネットサーフィンしていたら、ある方の、2011年のブログ記事に行きあたりました。

PTAのデメリットをどんなに書かれても

PTAを楽しく活動なさっている方が、PTA問題を取り上げている人について疑問を呈している内容です。私は、その記事の内容ではなく、2番目のコメント(ブログ主さんのもの)にひっかかりを覚えました。

以下、引用します。

***(赤字、引用者)***

子育ての孤独化は母も子も追い詰めます。核家族化、少子化が進む現代こそ、「地域で子育て」が重要かと。その基盤としてPTAを活用するのはよい方法だと思っています。だから私はPTAをぶっ壊すのではなく、PTAを親たちにとって参加しやすく、居心地のいい組織に変えるという方向性で動いています。その中には「強制しない」ということももちろん含んで。

***

実は、赤字部分は、私的にはまるっと賛成です。家族支援士の視点から、そういえます。ただし条件があって、PTAがまともに機能するならば、です。

しかし、ブログ主さんが、なにをもって「PTAをぶっ壊す」としたかが疑問です。古い記事なので訊くことは遠慮したいと思います。

******

実は、去年の4月、中学校のPTA学年委員会&運営委員会で「PTAに入会届をつくりたい」と提案したことがあります。その時に、

「PTAをぶっ壊せ!」

と面罵されたことがありました。過去記事にはこのこと、書き損ねています。

それ以来、心の奥底に

「PTAに入会届を整備する」=「PTAをぶっ壊す」ことになるか?

という命題が潜んでいたように思います。

私は、 原則論で言えば、

「PTAに入会届を整備する」=「PTAをぶっ壊す」ことにはならない

とはっきり答えます。

ですが、現実論で行くとどうでしょうか?
一見上手く回っているPTAでも、強制加入制のところでは、何らかの歪みが見えづらい所で山積みだと考えます。PTAを任意加入制にすると、運営面での矛盾が、一気に噴き出してくるのではないでしょうか。それを一つ一つ対処して、つぶしていくことが必要と考えます。

矛盾が一気に噴き出すことをもって、「PTAをぶっ壊す」と表現する人が居そうだなと思いました。

それとも、「PTAに入る人、入らない人のあつれき」が生じることをもって、「ぶっ壊す」と表現するのでしょうか?

私にとって明快な答えは、まだでません。


PTAで保護者間のいじめが起きる原因のひとつに、男尊女卑があるのでは?

2015年05月20日 | PTAについて考えてみる

PTA問題友達に、ブラックなPTAに苦しんでおられる、さやさやさんという方がいらっしゃいます。その方は、あちこちにコメントを残しておられます。

いまここで、ソースをいちいち引っ張る時間はありませんが、ご存知の方はご存知だと思います。

さやさやさんは、九州にいらっしゃるそうです。

ここで、三段論法の推論が成り立ちました。

  1. 九州は男尊女卑がはげしい
  2. 女性に、ストレスがたまる
  3. なんでもいいから理屈をつけて、気に食わない人を見つけては八つ当たりする

…これが、PTA保護者の女性間(つまり母親間)で起きていると思われます。(同様に、子どものいじめの原因のひとつも、ストレス発散なんだそうです。 )

だってね、九州の男尊女卑のひどさと言ったら、半端ないらしい。
九州出身の連れ合いを持つママ友から聞いたエピソードをご紹介します。

お正月に、そのママ友は帰省しました。正月親戚宴会の応援要員をやらされました。和室の入り口に、跪坐して、お酌、ご飯のお代わりに対応します。即応しなければなりません。対象は主に男性です。宴会の間、自分は飲食できません。
しかし、もっと不思議なのは、嫁のママ友はお酌などやらされるのに、その家の娘(たぶん同年代)は宴会の座についていること!!

もうね、息がとまるほどびっくりしました。
こんな目に日常的に遭っていたら、人は、誰かに八つ当たりしたくなると思います。人が集団になると起こりがちな現象で、スケープゴート(いけにえ)を探すこと、と解きます。

スケープゴートは、昔読んだ本で仕入れたのを思い出しました。確か、海外駐在員の奥さん方が日本人同士で固まり、その中でやってしまう、という内容だったと思います。 

結論:
支配、被支配の関係から抜け出そう!!


***

追記(150521):
いみじくも、日経DUALで、いじめ防止の考察が本日配信されました。あの、尾木ママのお話です。
有料会員向け記事ですが、冒頭の1ページだけ、読めます。

尾木ママ いじめは「感度が悪い集団」で起きる
「いじめの未然防止・早期発見を目的とするアンケートテンプレート」とは?

拙ブログの過去ログを掘ったら、いじめに関するこんな定義がでてきました。
(◆児童精神科医、子育て協会代表 杉浦正明先生による)

「いじめとは、ストレスの下方移譲(弱者にぶつけること)である。」


PTA等をやっていていいと思ったこと

2015年04月23日 | PTAについて考えてみる

PTAや各種ボランティアで学校内を歩いていると、担任や元担任の先生と偶然すれ違うこともあるわけです。

そんなとき、あいさつを交わすわけですが、時には我が子の相談に発展することがありました。話を切り出すのは、先生から、こちらから、両パターンありました。
相談自体は、1~2分でささっと終わらせます。

まぁときには、5分くらいかけてご迷惑かけちゃったこともありますけど…
雑談をしていて、優秀な先生の、引き出しのひとつを見せていただいたこともあったなぁ~

PTAは、相談の機会、先生を身近に感じる機会ともいえます。


『あなたのPTAについて教えて下さい』Webアンケート実施中

2015年04月09日 | PTAについて考えてみる

個人がネットでPTAに関するWebアンケートを実施しているのを見つけました。
学校名無記名アンケートです。 

『あなたのPTAについて教えて下さい』

アンケートを募集しているのは
『運営からトラブル解決まで PTAお役立ちハンドブック』
2015年01月、有楽出版社
田所永世さん。 

この本、ちょっと前には上記リンク先から
試し読みができた気がするんですけど、
いまは試し読みできないようです。

2015.4.12追記:
田所さんよりコメント欄にて、試し読みができる
リンク先を教えていただきました。
オンライン書店e-honの該当ページです
あと、出版社を間違えていたので、訂正しました。
申し訳ありません。 

田所さんのTwitterによると
30校以上の回答で結果公開、現在回答数20校弱だそうです。

こういうアンケートは、PTA連合体でやって欲しいですよね。

結果を楽しみにしています。

 


給食費集金をになうPTAがあるらしい

2015年04月03日 | PTAについて考えてみる

今、Think!PTA!のOPEN BBSで激論が交わされています
こんなの久しぶり。
リンクしたスレッドの後半から、議論ははじまっています。

とある現役PTA役員とおもわれる方からの質問です。

内容が変遷しているのでなんですが、
なんでもその方、PTAの任意入会への改革を考えていらっしゃるらしく。
そもそものご質問は

入会の勧誘時に「PTAに加入すると登校班で通学することができます」ということができると思いますか?

というのが趣旨です。 
それに対する見解は、いろんな方が答えてくださっています。
スレッド長いですが、ご興味ある方はリンク先をご覧ください。 

そんななかで、私は、途中で露見した
「PTAが給食費集金を担っていること」に驚きました。
現金手集金、各家庭訪問だそうです。
質問を投稿なさった方も、その周辺の方も疑問に思っていないようなんですね。
そのおかげで、給食費未納ゼロ、ということを誇ってさえおられました。
なんでも、町全体の公立小・公立中のPTAが同じ状態だとか。

学校も教委もこのシステムを改める気はないそうです。
そりゃそうよね、どちらも楽できて未納ゼロなんだから。
督促の必要もありませんし。
業務怠慢だな。 

典型的な学校の嫁業務だな、と思います。
そこのPTAの保護者も気の毒に、と思うのだけど
投稿者が疑問に思っていないところが恐ろしい。 

 

…ん?
PTA問題について調べ始めたころ、どこかのサイトで
似たような事例を みたことを思い出しました。

これ。

  • 給食費未納家庭へPTA会員を訪問させ、未納分を代行徴収させられるケース
こっちのケースの方がひどいですね。
守秘義務はいったいどこに? 
 
似たような事例、ご存知の方いらっしゃいませんか?

嶺町小学校のPTOだより『Fan+Fan』を見た

2014年08月16日 | PTAについて考えてみる

「もしドラPTA」でおなじみの嶺町小学校。

そのPTAブログが公開されているのも、PTA問題業界に関心がおありの方ならご存知だと思います。

その広報誌

嶺町小学校のPTOだより『Fan+Fan』

を何気なく見てみました。

いっや~!
キラキラしてる。
楽しそう。
こんなPTAだよりに、わたしもしたかったよ…。

全力振り絞って作った家庭教育学級の報告書がぼつったとき、本気で悔し泣きしたもの。
吹き出しと校長先生の顔イラストを多用したくらいなのに。話の順番替えたくらいでがたがた言うなって。一番訴求したいところを1面に持ってきただけなのに。

嶺町町の行事の企画内容も、やわらかくて楽しそう。
こういうPTAもといPTOだから、盛り上がれるのね。 

キラキラ事例だけど、こういう学校が増えてほしい。
それとセットで、入退会自由の問題にも取り組んでいってほしい。
でも、入退会自由問題にこだわりすぎると、こじれてしまって雰囲気が悪くなるのも確か。うまいバランスを取っていくのが肝要だと思います。 

 


【動画】日本のPTAを世界文化遺産に!

2014年06月07日 | PTAについて考えてみる

今日、YouTubeにアップされたばかりの動画です。

 

日本のPTAを世界文化遺産に!

https://www.youtube.com/watch?v=dQcebQJLDF4#t=10


ブラックユーモアが効いているこの動画、タイトル通りに受けとってはいけませぬ。

それものその筈、もともとはPTA問題関連業界(byとまてさん)の草分け、FJNさんのブログ「とどくとおもうII」にて原稿が制作されたものだからです。

ぷ~た資料1043:会長のスピーチ

この原稿をとまてさんが朗読、動画化してくださった力作です。

とくとご照覧あれ。


ちなみに、動画に出てくる資料等や、動画の扱いについては

Think!PTA!放送研究部プレゼンツ

のページに載っていますのでご参考になさってください。
二次創作、歓迎だそうです。 


《快挙!!》法務省本庁の人権擁護局から、PTA加入問題について地方局に指導!- umicofさんのブログより

2013年10月27日 | PTAについて考えてみる

先日、umicofさんのブログから、
違法PTA(木村草太氏:命名)のご相談について
法務省地方局の電話対応のひどさを引用させていただきました。

その顛末は拙ブログ過去エントリおよびリンク先をご覧ください。

法務省人権擁護局、地方支部の信じられない回答 ― umicofさんのブログより

その後、umicof さんは法務省本局に電話なさいました。

続 違法PTAについて人権相談ダイヤルに電話してみた 本庁アタック編

まずは結論から。

*** umicof さんブログ上記エントリより転載 ***

法務省としてはPTA強制加入は人権侵害。

これだけは言えるようです。

*** 転載以上 ***

 

すばらしい快挙です!!

きちんと人権擁護のご判断をくだされた法務省本庁に、まずは感謝です。
そして、 そのご回答を引き出された umicofさん、大手柄です!
いったいどんなプレゼンをお電話でなさったのでしょうか? 

気になるところですが、会話は公開するべきものではないですよね。

 

またまた、umicof さんブログより概要を転載させていただきます。

 

*** 以下転載(太字着色by猫紫紺)***

私のほうは顛末を説明し、これは人権擁護局の公式見解ですか?

と伺いました。

一概に公式とかは言えないです。

実際にやりとりを聞いたわけではないので、こちらとしては判断はつきかねます。。。

電話の内容の流れで、職員もそういう対応になったんだと思います。

相談される方に不快な思いをさせたのなら申し訳ない。



今後はそういうことの無いように、こちらとしても各法務局に言っておきます。

とのことでした。


対応の職員もPTA問題に関してはよくわかってないらしく、

PTAの定義から何から説明したんですが・・・。

これ以上何か言ったところで返答は変わらないと感じ、電話をおきました。

*** 転載以上 ***

 

私の数少ない経験や見聞で、いろいろモノ申したり解説するのはおこがましいところ、ほんとお許しください。でも言いたいの。
私、とある被害をうけて警察に相談したところ、あなたの心情はわかるし相手が脱法行為をしているのもわかるが確たる証拠がつかめないから取り締まりに苦慮している、と担当者から言われたことがあります。被害額を回収する気がなかったせいで対応がゆるかったこともありますが。
そう、「疑わしきは罰せず」の原則がある、とその時の警視庁担当者はおっしゃってました。 

つまり言いたいのは、法律をもとに、フェア(中立)な立場から客観的に物事を判断することが、警察であり法務省のカラーではないかと考えます。

今回のご見解、…なにがすごいって、以下の2点。

  1. umicof さんのご心情、それもPTA入会前の不安に対し、本庁職員が謝罪なさった点
  2. 各法務局(地方法務局)に、指導をすると約束してくださった点

これってすなわち、法務省の公式見解が(私的にではあるけれど)出た、と解釈してよろしいのではないのでしょうか。
すかっとさわやかな心地がいたします。
『2013年のPTA10大ニュース』 に入りそうです!

 

…そして、いまさらですが言い訳と 法務省に対して謝罪です。
前エントリのコメントで、うっかり悪口を書いてしまって申し訳ございません。
憶測で物を言っては、増しては悪口を言っては いけませんよね。
反省しました。

これからも、どうぞご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。 


「もしドラPTA」-やり手PTA会長のプレゼン!

2013年10月23日 | PTAについて考えてみる

仲間から、下記の情報をいただきました。

東京都内で、PTA改革に、かなり頑張っていらっしゃるところがあります!

 

「もしドラPTA@嶺町小」改革案説明会の動画をアップしました!

 

PTA会長の改革プレゼンが見られます。それも動画で!!

動画は、大体5分~9分のものが、合計4本にわけてアップされています。

プレゼンのタイトルは

そうだ学校に行こう
- 子どもたちに笑顔を 大人たちに感動を! -

必見です。

…あ、でもご覧になる方はご注意を。
なににいじわるされているか不明ですが、動画の後に色っぽい画像がでてきますので。

***

なにがいいって、とにかくこの会長、アンケートを実施され、PTA問題を冷静に分析なさった上で、PTA活動を楽しくする具体的な提案をなさっています。

    • 人でもなく組織でもなく、子どもを見て!
    • 「平等にやりましょうね」は不要
    • 思い切った委員会の統廃合
    • シンプルかつ流動的な、「この指とまれ」方式の期間限定ボランティア
      • 一年間、に活動期間を設定するから重くなる
    • 運営委員会の廃止(!!)
      • 会議形式でなく、たまり場形式でざっくばんにアイデアを出し合う
    • 年間30万円かかる広報誌は不要。
      • ふだんのコミュニケーションやお便りこれすなわち広報。
      • ういた費用を子ども対象事業に充てる。
      • ※個人的に考えていたことを、クリアに言語化していただきました!!
    • PTAのすべての活動を、同校の「夢プロジェクト」につなげる
    • 大人が楽しくないと、子どもも楽しくない

※ この、たまり場形式、って大事ですよね。
  最近、街づくり系のワークショップ等でも見かける光景です。
  形式ばると、知恵が出るどころか発言すらでにくくなるもの。

以上、猫紫紺流サマリーでした。

動画の言葉は、もっとずっとわかりやすいです!

***

この学校(嶺町小)のPTAは、これから面白くなりそうです。

ただ、入会届をどうしているか、PTA会費の集金をどうしているかは、ブログを読み込んでいないため不明です。

…PTA入退会自由の旗を振ってるひとりの私が言うのもなんですが、内部改革をさきにやって楽しくしておいて、活動参加自体をゆるくする道も、ステップのひとつとして、アリだと思います。わけありさんもノリノリさんもお互いに配慮しあえる風通しのよい風土。これが、私の目指すPTA活動の本質なんです。ニワトリが先か卵が先かになりますけれども。

そう。ノリノリで楽しめる人同士で楽しんだ方が価値あるよ。

きっと、学校が明るくなります。
ノれない人たち、時間的体力的に参加が難しい人たちは、関わらなくて大丈夫。
持論ですが、PTA発行のプリント読むだけでも、PTA参加に十分なってると思います。
だけど、楽しいところには人が自然と集まる パワーがありますから、気軽に「ちょい参加!」とできるんじゃないかなぁ。

 

***

PTA参加を平等に!と、PTAに熱心な人たちが思い込む背景に、PTA規約にこういう条文があるからだと思います。

 

第八条 会員は、すべて平等の義務と権利とを有する。(PTA第二次参考規約[1954])

 

これについて考えるのは、 いつか、またの機会にいたします。

(2013.10.26 表示の乱れを修正、太字部分加筆しました)