愚痴、イヤ話です。嫌な方はスルーして下さいませ。
今朝、娘宛に、子どもの手紙が舞い込みました。
見知らぬ相手から、かわいい封筒で。
帰宅してからその手紙を開いた娘、
嬉しそうにわたしにも見せてくれました。
そして、いそいそと返事を書いていました。
一見丁寧で、フレンドリーなその手紙曰く。
・はじめまして、ふじさき〇〇〇です。
・近所に2週間前に越してきました。
・
水色の眼鏡をかけている子と、ピンクのランドセルの子に、あなたのことを聞きました。
・あなたは、いじめられているそうですね。わたしもいじめられています。(具体的な被害記述)。
・わたしは、あなたの気持ちがよく分かります。お友達になりたいです。
・近所のY子ちゃんの家にいそうろうしています。
・手紙の返事を、Y子ちゃんのポストへ入れるように。(←ここだけ口調がぞんざい)
以上、記憶で書いてますがこんな感じ。
手紙にはアクアビーズアートが添えられていました。
(なんで記憶でかくかって?手紙、捨てましたもの。)
さて、娘は返礼の宝物を入れた手紙の返事を持って
Y子ちゃんのうちへ出掛けました。
ピンポンして、目当ての子がいるかどうか、聞くつもりだったようです。
わたしは、「くすくす笑いが聞こえるかもよ、平気?」
と娘に念押ししました。
新たなお友達のことで頭がいっぱいの娘は、「平気!」と答え、
玄関からぶっ飛んで行きました。
ここからは、娘からの伝聞です。
・Y子ちゃんの玄関先で、Y子ちゃんとそのお母様に偶然であったそうです。
・ふじさき〇〇〇ちゃんのことを、娘は尋ねました。
・お母様は、「知らない」と答えました。
・Y子ちゃんは、もっと悪い態度と言葉で知らないと答えました。
・帰りに、E子ちゃんに会いました。
・E子ちゃんにも尋ねたら、「知っている」と答えました。
・ふじさきさんの詳しいことを尋ねたら、「明日答える」といいました。
娘は、手紙を2通持って、不思議そうな顔で帰ってきました。
ここから、わたしの推理です。娘に噛んで含めるように言い聞かせました。
・居候をおいているなんて大変なことなの、Y子ちゃんのお母様がご存じないのはおかしい。だから、Y子ちゃんのうちに居候はいないよ、手紙には嘘があるよ。
・嘘のある手紙は、信じない方がいい。
・ふじさき〇〇〇ちゃんは、いないと思うよ。
・E子ちゃんは、「水色の眼鏡をかけている子」です。
・Y子ちゃんは、「ピンクのランドセルの子」です。
・2人は、1~2年生の間、娘に散々嫌がらせをしてきました。
・この手紙の字、見たことない?「あ!Kちゃんからもらった手紙の便箋と同じだ!」
・・・さすがに、娘にも、事の次第が見えてきたようです。
何人かが、ぐるになって、娘を担いでおもしろがろうとしている。
陰っ湿~・・。
決して、表にはでない、いじめのパターン。
(ほら、そこの、いじめは表からは見えなかった、なんて
のたまっている学校長さん、認識を新たにして下さいね!)
こんなケースで、手紙を熱心に書いているお子さんをみたら、
お母様は疑問をつゆほども感じないに違い有りません。
さて娘は、架空の、「いじめられているお友達」の存在には
心惹かれているようで、なかなかあきらめ切れません。
不憫なり。
「もしも本当に、ふじさき〇〇〇ちゃんがいたら?」と
わたしに問いかけてきました。
「もしも本当にいたら、絶対会えるよ!!」と
言ってやりました。
手紙は、2通とも、生ゴミ箱に娘の手で捨てさせました。
2度と読めぬよう。
人を傷つける、悪意ある手紙は、生ゴミ以下だと暗に伝わるよう。
小三にして、この悪知恵と陰湿さ。
わたしの頃には、考えられません。
犯人捜しをしても、白を切られて無意味なことに終わるでしょう。
怒りの手紙や喜びの手紙をY子ちゃんの家に投函しても、
相手を喜ばせるだけです。
無視が一番。
娘、紙に、怒りの言葉を書いてました。
渡すんだ~、と息巻いてましたが、「手紙は残るからだめよ」と説得し、
まるめてゴミ箱に捨てさせました。
それでも効果有り。少し、すっきりしたようです。