先日、umicofさんのブログから、
違法PTA(木村草太氏:命名)のご相談について
法務省地方局の電話対応のひどさを引用させていただきました。
その顛末は拙ブログ過去エントリおよびリンク先をご覧ください。
法務省人権擁護局、地方支部の信じられない回答 ― umicofさんのブログより
その後、umicof さんは法務省本局に電話なさいました。
続 違法PTAについて人権相談ダイヤルに電話してみた 本庁アタック編
まずは結論から。
*** umicof さんブログ上記エントリより転載 ***
法務省としてはPTA強制加入は人権侵害。
これだけは言えるようです。
*** 転載以上 ***
すばらしい快挙です!!
きちんと人権擁護のご判断をくだされた法務省本庁に、まずは感謝です。
そして、 そのご回答を引き出された umicofさん、大手柄です!
いったいどんなプレゼンをお電話でなさったのでしょうか?
気になるところですが、会話は公開するべきものではないですよね。
またまた、umicof さんブログより概要を転載させていただきます。
*** 以下転載(太字着色by猫紫紺)***
私のほうは顛末を説明し、これは人権擁護局の公式見解ですか?
と伺いました。
一概に公式とかは言えないです。
実際にやりとりを聞いたわけではないので、こちらとしては判断はつきかねます。。。
電話の内容の流れで、職員もそういう対応になったんだと思います。
相談される方に不快な思いをさせたのなら申し訳ない。
今後はそういうことの無いように、こちらとしても各法務局に言っておきます。
とのことでした。
対応の職員もPTA問題に関してはよくわかってないらしく、
PTAの定義から何から説明したんですが・・・。
これ以上何か言ったところで返答は変わらないと感じ、電話をおきました。
*** 転載以上 ***
私の数少ない経験や見聞で、いろいろモノ申したり解説するのはおこがましいところ、ほんとお許しください。でも言いたいの。
私、とある被害をうけて警察に相談したところ、あなたの心情はわかるし相手が脱法行為をしているのもわかるが確たる証拠がつかめないから取り締まりに苦慮している、と担当者から言われたことがあります。被害額を回収する気がなかったせいで対応がゆるかったこともありますが。
そう、「疑わしきは罰せず」の原則がある、とその時の警視庁担当者はおっしゃってました。
つまり言いたいのは、法律をもとに、フェア(中立)な立場から客観的に物事を判断することが、警察であり法務省のカラーではないかと考えます。
今回のご見解、…なにがすごいって、以下の2点。
- umicof さんのご心情、それもPTA入会前の不安に対し、本庁職員が謝罪なさった点
- 各法務局(地方法務局)に、指導をすると約束してくださった点
これってすなわち、法務省の公式見解が(私的にではあるけれど)出た、と解釈してよろしいのではないのでしょうか。
すかっとさわやかな心地がいたします。
『2013年のPTA10大ニュース』 に入りそうです!
…そして、いまさらですが言い訳と 法務省に対して謝罪です。
前エントリのコメントで、うっかり悪口を書いてしまって申し訳ございません。
憶測で物を言っては、増しては悪口を言っては いけませんよね。
反省しました。
これからも、どうぞご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
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さらについでに 子育てに迷ったら・・
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佐々木正美先生の講演をはじめ、いいお話しを、こころを込めてまとめました☆
外部リンクですが「MIND」佐々木正美先生のインタビュー等が読めます♪
おすすめ本
育児書ばかりではないけれど、いいな、と思った本を並べてます。
どうぞよろしく。
わたしはPTA問題に関心があります。
下記は関連ページです。
PTA問題に関する署名活動のページ
http://www.think-pta.com/signature_activity/index.html
《お知らせ》
拙ブログへコメントくださった方々へ
コメントや読者登録、本当にありがとうございます。
現在バタバタしており、 しばらくお返事できないかもです。
元気ですので心配しないでね。
…なんのことはない、うっかり手を挙げてしまった共同制作の
刺繍を完成させねばっ!
柄にもないことに手を出すものではございません(苦笑)
仲間から、下記の情報をいただきました。
東京都内で、PTA改革に、かなり頑張っていらっしゃるところがあります!
「もしドラPTA@嶺町小」改革案説明会の動画をアップしました!
PTA会長の改革プレゼンが見られます。それも動画で!!
動画は、大体5分~9分のものが、合計4本にわけてアップされています。
プレゼンのタイトルは
そうだ学校に行こう
- 子どもたちに笑顔を 大人たちに感動を! -
必見です。
…あ、でもご覧になる方はご注意を。
なににいじわるされているか不明ですが、動画の後に色っぽい画像がでてきますので。
***
なにがいいって、とにかくこの会長、アンケートを実施され、PTA問題を冷静に分析なさった上で、PTA活動を楽しくする具体的な提案をなさっています。
- 人でもなく組織でもなく、子どもを見て!
- 「平等にやりましょうね」は不要
- 思い切った委員会の統廃合
- シンプルかつ流動的な、「この指とまれ」方式の期間限定ボランティア
- 一年間、に活動期間を設定するから重くなる
- 運営委員会の廃止(!!)
- 会議形式でなく、たまり場形式でざっくばんにアイデアを出し合う
- 年間30万円かかる広報誌は不要。
- ふだんのコミュニケーションやお便りこれすなわち広報。
- ういた費用を子ども対象事業に充てる。
- ※個人的に考えていたことを、クリアに言語化していただきました!!
- PTAのすべての活動を、同校の「夢プロジェクト」につなげる
- 大人が楽しくないと、子どもも楽しくない
※ この、たまり場形式、って大事ですよね。
最近、街づくり系のワークショップ等でも見かける光景です。
形式ばると、知恵が出るどころか発言すらでにくくなるもの。
以上、猫紫紺流サマリーでした。
動画の言葉は、もっとずっとわかりやすいです!
***
この学校(嶺町小)のPTAは、これから面白くなりそうです。
ただ、入会届をどうしているか、PTA会費の集金をどうしているかは、ブログを読み込んでいないため不明です。
…PTA入退会自由の旗を振ってるひとりの私が言うのもなんですが、内部改革をさきにやって楽しくしておいて、活動参加自体をゆるくする道も、ステップのひとつとして、アリだと思います。わけありさんもノリノリさんもお互いに配慮しあえる風通しのよい風土。これが、私の目指すPTA活動の本質なんです。ニワトリが先か卵が先かになりますけれども。
そう。ノリノリで楽しめる人同士で楽しんだ方が価値あるよ。
きっと、学校が明るくなります。
ノれない人たち、時間的体力的に参加が難しい人たちは、関わらなくて大丈夫。
持論ですが、PTA発行のプリント読むだけでも、PTA参加に十分なってると思います。
だけど、楽しいところには人が自然と集まる パワーがありますから、気軽に「ちょい参加!」とできるんじゃないかなぁ。
***
PTA参加を平等に!と、PTAに熱心な人たちが思い込む背景に、PTA規約にこういう条文があるからだと思います。
第八条 会員は、すべて平等の義務と権利とを有する。(PTA第二次参考規約[1954])
これについて考えるのは、 いつか、またの機会にいたします。
(2013.10.26 表示の乱れを修正、太字部分加筆しました)
PTA問題について、考え、行動なさる方のブログがまた新たにできました。
umicofのブログ
この方の、最新エントリに仰天!!
違法PTAについて人権相談ダイヤルに電話してみた
ブログエントリの内容は、PTAに入らなかったらどうなりますか?とお子様が入学予定の学校に相談なさった時の副校長(教頭先生)の回答について、これは学校による子どもへのいじめではないかと心配なさったときの、法務省地方職員のびっくり仰天な回答をレポートしたものです。
流れとしては相談員が傾聴、その後、要点を正規職員につなぐようです。
くだんの回答をブログから抜粋転載します。
***
職員が応対に出る。
最悪でした。
要するに我慢するか、差別覚悟で非加入するかどっちかです。
みたいな事でした。
若い女性か?もしくは40前後の女性か。
まあお役所的対応は許容範囲。
PTAが強制加入なのは問題です。
ただし、教頭先生が言われることはもっともです。
加入が任意かどうかの説明義務はPTAにはありません。
任意加入か聞かない方に責任があります。
それを知らずに加入してしまったら仕方ありません。
PTA非加入保護者の子供が景品を運動会等で貰えないのは差別ではなく、区別です。
お金払ってないんだから当然です。
あなたのお子さんはこれから学校にお世話になるのだから
我慢して入るか、非加入なら区別されると覚悟するか良く考えてください。
下のお子さんがいて大変なら、ご近所に預けたらどうですか。
これを機会にそういうお付き合いをしたらいいんです。
あなたは学校は正しいことを教える所と言うけれど、
正しいだけじゃ社会は通らないんです。
そういうことを学校でも学ぶんです。
まあ、そういうことも考えて、判断してください。
教頭先生の言い方はまずいとは思います。
言い方はね。
以上です。
要するに事を荒立てずに我慢しなよ。
です。
PTAは任意加入なのに入らないと差別されるのは仕方ないこと。
差別じゃなくて区別なんですって。
法務局の公式見解って理解してもいいんですかね。。。。
いじめの原因になりかねないのに?
いじめ問題って人権問題なんですよね。
人権擁護局。。の職員なのに。。。
いじめられても我慢して乗り越えて強くなれって励まし?
分かりません。。。。
***
ぶきゃこさんの定義するPフォースが繰り出す用語
- 学校にお世話になる
- お金払ってないんだから当然
法体系を熟知しているはずの法務局職員が
- 差別ではなく、区別
- 正しいだけじゃ社会は通らないんです。
- そういうことを学校でも学ぶんです。
と、堂々とおっしゃるところが、私も信じられません。
いろいろ問題があって、腹の立つことが多い近頃の日本。
モノのいくつも申したくなります。
でもね、こつがあって…
相手を責めるばかりでは、物事は好転しないと思うの。
ここが問題だから、具体的にこうするのはどう?
と、解決策を提案できるレベルまで、モノ申したい問題について
まずは勉強!
相手の事情も勘案しつつ…
こうすれば、みんなハッピーになれる!
という解決策が、それもシンプルなものが見つかればめっけもの♪
きっと、交渉相手も動いてくれるはずです。
私、そんな経験、なんどかあります。
( 追記: うまくいかないことも、もちろんありますけれど )
***
ここからは、私のたわごと。
人が、人らしく、豊かでなくていいから 小さな幸せを大切に
生きていける社会が私の理想なのだけど。
少なくとも、サービス残業がなくなり、アンペイドワーク が評価され、
長時間労働がなくなるといいよなぁ。
「過労死」 Karoushi が英語になっているのは、日本の恥だよ。
企業自治体は、人の使い捨てを止め、人を大切にしてほしい。
特に、介護職、保育職は、仕事のきつさのわりに、収入がメチャ少ないそうです。
ぼろぼろに疲れ果て、休日は寝て過ごすしかない人も。
それでは、志あって職に就いた人も、辞めちゃうよ、持たないよ。
ヒューマンケアは、ゆとりがないと、うまくいかない分野のはず。
ほんと、どうやって解決すればいいんだろうね?
今日偶然見つけた、内閣府のサイト。
PTAにおける防災への取組【神奈川県小田原市立酒匂中学校「父母と先生の会」】
ある中学校のPTAが中心となって、防災教育を担うという事例報告です。
中学生は災害弱者ではなく、むしろ頼りになる存在、
という認識は、私はよいと思います。
なぜなら、3.11の時、仙台市教育委員会にいて
市内各校の被害状況を 把握、現場を回って支援なさった方の
話を伺ったことがありますから。
中学生、本当に頼りになったそうです。
(そのレポートはWEB公開されていたのですが、
なぜかその号だけバックナンバーから 削除されています)
そして、3.11の時、東北地方の津波がちな地域で
中学生に防災教育を施し、
地域のお年寄り(災害弱者)の住まいを把握していて
中学生が声をかけながら避難した、という事例も存じています。
「釜石の奇跡」 「片田教授」で検索すると出てきます。
http://www.nhk.or.jp/sonae/mirai/program_sp03/
***
さて、防災教育を中学生やその親世代に施す、もとい
啓蒙することの意義やメリットが計り知れないものであろうことについて
私は異論はありません。
ただ、現状のPTAのあり方や運営の実態を考えると、
啓蒙実施役を PTAに担わせることは いかがなものだろうか?
と疑問を持ちます。
けっしてやってはいけない、と思います。
だって防災は国民全体の課題、PTAはただの権利能力無き社団、
つまり任意団体ですもの。 Association―志を同じくする人の集まりですから。
(2013.10.23 訂正追記)
PTA問題に関心を持って活動していると、社会教育法の精神から逸脱して
「なんだか便利な集団があるから、よきように使ってしまえ」という
傾向が行政側にあること、いくつも見聞してきました。
私たち、なったおぼえのないPTA会員は、べんりな労働力ですか?
かといって、高齢者中心の自治会に避難所運営や災害対応を
任せっぱなしでも、うまくゆきません。
NPO立の 防災士制度がありますけれど…
今のPTAに防災役を安易にゆだねる前に、
PTAのあり方見直しや、NPO化検討、など、いったん整理する方が良いと思います。
いざというとき行政はパンクします。
市民は力を合わせ、自分たちで自分を守らねばならない。
この現実は、阪神大震災の時にすでにはっきりしたことです。
***
先ほどご紹介した3.11当時仙台市教育委員会の方は、
ご講演当時、文部科学省PTA担当官でいらっしゃいました。
現場をご存知だったからでしょうか。
地域や学校を「顔の見える関係」 作りにして日ごろから良い関係を
保っていくために、
夏休みに、教員が、地域のお宅や企業を訪問して歩くように
とおっしゃってました。
いわば飛び込み営業ですね。
その過程で、社会的常識も身につくだろう、と。
短パンにビーチサンダルで企業訪問するようなことをしてのけるケースがあるそうですから。
PTAの ぴ の字も、ご講演では出されませんでした。
なぜでしょうか?
…私は、組織の目的がちがうから、だと考えます。
山がちな火山国に住んでいる以上、
災害はひとごとではありませんから、自分たちでどうすればいいか
考えて決めてゆかねばならない問題だと思います。
その時に、自分がどう動けるか。
万一の集合場所を決めておき、
まずは家族の安否確認をして、自分が元気なら それから 人のために働く。
この順序でよいだろうと思うのです。
掃除機を念入りにかけた後、ひとやすみ。
いただきものの 分厚いリーフパイを食べました。
…はい。
ぼろぼろぼろぼろ欠片が落ちて、ありゃりゃ~・・!
大人のくせにねぇ。やっちゃった。
子育てしている最中は、掃除したそばから汚されるなんてこと
当たり前だったなぁ。
なんてことを、懐かしく思い出しました。