webでたまたま見かけた、ある男性のブログです。PTAに関する備忘録です。
フリーランス兼業主夫日記
160729:PTAに関する諸問題(備忘録)。
内容から想像すると、会長か副会長をなさった経験があるのかもしれません。
PTA改革をしにくい背景に関する考察などがあり、現場を回していた人の実感が込められています。とても参考になります。
webでたまたま見かけた、ある男性のブログです。PTAに関する備忘録です。
フリーランス兼業主夫日記
160729:PTAに関する諸問題(備忘録)。
内容から想像すると、会長か副会長をなさった経験があるのかもしれません。
PTA改革をしにくい背景に関する考察などがあり、現場を回していた人の実感が込められています。とても参考になります。
Yahoo!News特集が、PTA問題を取り上げてくれました!
160728:Yahoo!ニュース特集
保護者を泣かせるPTA 「任意加入の原則」は守られているか?
それにしても、Yahoo!の影響力はすごいです。リリース後12時間で、記事末尾にあるアンケート回答数がなんと約38,200票、アンケート回答後のFacebookコメントが79件。盛り上がってます!
記事の内容は、PTAの任意加入の原則にフォーカスされています。これはPTA問題の原点!しっかり押さえていてくれて嬉しいです。
記事と動画合わせて、北海道から沖縄までの事例が紹介されています。PTA問題業界でのホットトピックス、熊本PTA裁判の原告さんにも取材されていますし、沖縄県識名小の例が載っています。
なかでも着目したいのは、愛知県の学校の事例。
新設校を立ち上げるとき、従来のPTA組織をつくらないで、別組織にした学校が動画で紹介されています。そこはPTCA(CommunityのCが加わる)だそうです。詳しい仕組みを、もっと知りたかったなぁ~!
それと、有名ブログ「PTAはガラパゴス!」のガーラさんのコメントが末尾に載っています。
「ひどいことを言った本部役員の方々も、ある意味でPTAの犠牲者。」
ということは、押さえておきたい点です。
動画の中で、日P(日本PTA全国協議会)が取材されています。テロップから抜粋します。
質問:「任意加入ということの説明を保護者に行っているのか?」
回答:
「おそらくですね、だいたい(説明)されているんじゃないかなと思うのですが、ただそれが、きちんとされているのかという事については、伝わっているかという事については、課題として残っていると思います。ただほとんどのところはされていると認識しております。」
回答者が、時々渋い顔をなさっています。
「だいたい(説明)されている」「ただほとんどのところはされていると認識」という根拠を、しっかり確定してほしい。ここの部分については、調査・指導してほしいなと思います。
それから、こっそり報告です。
私、この特集で取材されました。動画と記事冒頭のコメント・写真に載っている「北垣 慎」です。仮名でごめんなさい。
今日は、編集術というのを学びに、日本財団へ行って来ました。講座の内容は、編集、というよりは、どちらかというと発想方法を豊かにすることだと感じました。
日本財団の前身は、日本船舶振興会です。幼い頃、テレビCMを見たのを覚えています。
講座が終わって、廊下で見た日本財団の活動指針が素敵でした。のちほど、テキストを載せます。
*** 追記します ***
日本財団活動指針
フィンランソロピー実践のための七つの鍵
一 あまねく平等にではなく、
優先順位を持って、深く、且つ、
きめ細かく対応すること
二 前例にこだわることなく、
新たな創造に取り組むこと
三 失敗を恐れずに速やかに
行動すること
四 社会に対して常にオープンで
透明であること
五 絶えず自らを評価し、自らを
教育することを忘れてはならない
六 新しい変化の兆しをいち早く
見つけて、それへの対応をすること
七 世界中に良き人脈を
開拓すること
作 ・ 林 雄二郎
…私にはこの行動指針が、まぶしかったです。フィランソロピーとは耳慣れない言葉ですが、調べてみたら、企業などの社会貢献活動、という意味でした。
PTAにも上記の精神は、通じると思います。
特に、一 の 「あまねく平等にではなく、優先順位を持って」という部分にしびれました。
*** 追記以上 ***
こちらはおまけ。
溜池山王駅へ向かう途中、ちょっと遠回りして、特許庁の坂を登ると…内閣府があります。
写真右が内閣府、写真左が首相官邸です。首相官邸の建物は写っていないけれど。
この辺りは、空気がなんとなく凛としているので、好きです。
ふと、思いました。
ネットでときどき見かけます。リアルでも、たまに遭遇します。そして、かつての自分がそうでした。
誰かが一般論で何かを語るとき、その意見が、なんの目的で語られているかを見極めたい。
1. と 2. は、似ているけれど、はっきりちがう。
1. は、一般論をひっぱってきて、その人個人の意見を説明していること。
対して2. は、その人個人の意見を一般化して見せることで、権威づけようとし、話相手を従わせようとすること。
…だと、感じました。2.は、本当はケースバイケースですけれど…
「要注意」という表現に、思いを込めました。
主語を省きがちな日本語コミュニケーションにおいて、はっきりと「私は~~と思う」という表現は使いにくいかもしれないけれど、自分の意見を表明するときは、どうどうと、「私は~~と思う」と言おうではありませんか。
これ、よく子育て本などで見かける「I メッセージ」というやつです。
この間の月曜日、ちょこっとした用事でPTA室に立ち寄りました。
帰ろうとしたところ、エレベーターのところに給食担当の方が、給食コンテナを上げていらっしゃるのに遭遇しました。ちょうど、給食のサンプルを展示しておられました。
余りにもいい匂いがしたので、つい話しかけてしまいました。
猫 「いい匂いですね~」
給 「今日は、スパゲティーミートソースですよ」
猫 「おお~!おいしそう」
給 「味見します?」
猫 「えっ、いいんですか?」
すでにおばちゃんの猫紫紺、こんなときは遠慮しません(≧∇≦)チャンスの神様がきたら、急いで捕まえなくちゃね。
というわけで、さすがにスパゲティーは無理でしたが、サラダに載っているパリパリの揚げたてポテトを1本頂きました。ホントにパリパリしていて美味しかった。手づくりの味です。
娘が職場体験で給食室に行きました。その話だと、給食は本当に全部手作りなんだそうです。作業は大変で、びっくりしたと。
給 「ポテト、もう少し食べていきます?」
猫 「いえいえ1本で充分です、ありがとうございました」
と、さすがにそれ以上は遠慮して帰ってきました。引き際をこころえるおばちゃんでありたいです。
滋賀県大津市で、教育委員会が学校園長に対して、PTAに対する基本的な関わり方を、校園長会で説明した模様です。
同地でPTA問題にかんして活動なさる方が、公文書公開で、資料を手にされましたので、ご紹介します。(元資料はこちら) 以降、この文書を「2016年5月の大津文書」と呼びたいと思います。
大津文書で一番画期的なのは、PTA会費を集金する方法とタイミングについて、指導がなされたことです。
入会の意思確認をする前に、一律に会費集金してはアカン!ということ。下記の 4. に、そのことが明記されています。
***
以下、画像とともに、ポイントを紹介していきます。画像はクリックすると拡大できます。
※これら1.2での学校の役割は、学校園長の責任において行われるもの、だそうです。
3. 保有個人情報の扱いについて
4. PTA加入の任意性について
以上は、文書のポイントを、一部私の言葉になおして紹介しました。
情報公開手続きは、下記のようになされました。
ふと飛び込んできたニュース、ご紹介します。
160712朝日新聞デジタル
ということで、読んで字のごとし、「18歳未満の子どもがいて仕事をしている母親の割合が68・1%に」上ったというニュースです。
これは、統計を取り始めた2002年からくらべて過去最高、母親の四割近くが「非正規」。調査母数は約47,000世帯とのことです。
***
もとの厚生労働省資料をあたってみました。
新聞で紹介された、末子の年齢1~17歳全体の棒グラフが一番上にあります。
以下、 0,1,2,3,4,5,6,7~8,9~11,12~14,15~17歳別に集計されたグラフがでています。
この表をざっくり読むと、正社員ママの割合は、概ね2割前後で全年齢変わりません。
非正規の職員・従業員ママの割合は、3歳ごろで少し増えて27.9%になり、小学校低学年で44.2%に増えます。中学校では47.8%、高校では46.7%です。
何かの仕事についているけど、分類不能の「その他」があり、全年齢10%くらいです。
「仕事なし」、つまり専業主婦は、0歳では60.8%だけれど、中高生にもなると20%に減ります。
***
おまけでこちらのグラフもご紹介します。
生活意識の状況
(上) 図17 世帯の生活意識の年次推移
(下) 図18 各種世帯の生活意識
こちらは、平成27年度調査のなかで、生活が…
との結果が出ています。
生活が「大変苦しい」「やや苦しい」世帯を合わせると、60%に上ります!!
児童のいる世帯に限ると、「大変苦しい」「やや苦しい」世帯は、約64%に上がります。
***
この社会的背景は、PTAにとって、なにを意味しているでしょうか?
私は、「PTAをやれる人は恵まれている」、と解きます。過去記事でも言及しています。
***
最後に。
ご紹介したデータは、下記から取りました。上記リンクのページ下部にあります。
よかったら、元データ、覗いてみてください。
JMOOC Open Learningで、e-ラーニングをうけていたアドラー心理学の講座「幸せに生きるための心理学~アドラー心理学入門」の、反転学習に行って来ました!
場所は、早稲田大学。
講師は、早稲田大学の向後千春先生です。
会場はこんな感じ。休憩時間の様子です。スタッフの許可を得て載せています。定員100名の枠が、すべて埋まったとのことです。
向後先生のお話しは、講義あり、ワークあり、質疑応答ありと、変化に富んだものでした。
講座開始時のあいさつで、向後先生はこうおっしゃいました。「みなさんこんにちは、生(なま)向後です」。e-ラーニングではPC画面の向こう側です。動いてしゃべっているお姿は変わらないように思えるかもしれないけれど、対面では伝わるものが断然違います。
向後先生のお話し、特に質疑応答での、質問に対する反応が愉快!真面目な質問には、真面目に答えて話を発展させてくれる一方で、不真面目な質問には、ツッコミで一蹴。会場は爆笑につつまれました。
100人もいるのに、なんだか一体感を感じました。
「課題の分離」のコーナーでは、子育てにアドラー心理学の考えを適用するとどうなるか、説明がありました。
私が児童精神科医の佐々木正美先生に出会うまで愛読していた、児童精神科医の平井信義先生が提唱されていたことと、同じことを向後先生はおっしゃっていました。
受講者は全員、JMOOCのe-ラーニング講座を終了した人です。だから、アドラー心理学の中身の説明は、がんがんすっ飛ばして、今日、ここで集まったメンバーででしかできないことが集中して行われていました。
対面ならではのグループワーク、ペアワーク、シェアリング。
お友達がこの反転学習の助手を務めていらっしゃったのですが、時間管理がお見事でした!タイマーの音がとってもソフトで、何使ってるんだろう?とファシリテータをしている身として気になりました。
***
160705追記します。
向後先生が、ご自身のブログにレポートを載せていらっしゃるのでリンクします。
集合写真のどこかに、私も写っています(^^)
中学校PTAの家庭教育学級(いわゆる成人教育)は、年間テーマを決めたうえで、講座を年3回開いています。世田谷区からPTAへの委託事業で、年間10万円の予算が下りています。
去年と一昨年は、なんだかとってもライトな講座ばかりだったので、正直、行く気がしませんでした。企画した人には申し訳ないんだけど、だって、税金使って保護者向けにやる講座が、アロママッサージだの、健康体操だのなんですもの。それ、家庭教育でもなんでもなくて、サークルでやればいいことじゃありません?
今年は、家庭教育学級の講座の内容が、共通テーマ「子育ての学びの場」として、3回のうち1回を下記のどれかひとつにするよう教育委員会からお願いされているそうです。
ナントカは、ノート取り損ねましたm(__)m
今回の「情報リテラシーとスマートフォンの使い方」は、ちょうど2番目のテーマに当たります。
娘に、4月からスマートフォンを持たせたばかりですので、これはちょうどいい機会だ、それに講師の先生が新聞社の方ですからきっと面白い話が聴けると思い、迷わず申し込みました。
***
講師は毎日新聞社の「教育と新聞」推進本部 こども環境・文化研究所長の須藤 晃さん。
須藤さんは、今回のようなネットリテラシーの講演をよくしていらっしゃるとのこと。わかりやすい内容はさすがでした。ネットリテラシーもさることながら、新聞社の裏話的なもの、情報って何か、という話の方が面白かったです。
講座の枕として、新聞を毎日読む子どもの方が読まない子どもに比べて成績が良い、との統計が出ている話しがありました。
まずはスマホの情勢から。
■新聞とインターネットの違いを、食事に例えると…
うん。わかる!
新聞は、社説、政治面、経済面、社会面、教育面、地域面等があり、ひととおりめくっていれば、 社会情勢について行けます。ネットやテレビは、自分の興味のあるものだけを、つまみ食いしがちです。
■ネットの情報と新聞の情報は、どこが違うのか。
というスタンスを持った記者が、現場を見て感じて、記事を書くことだそうです。
なんか、かっちょえぇ~!
もちろんネットの情報にも、そういう スタンスで書かれたものはあるでしょう。でも、ネットの文字量は新聞よりけた違いに多いのだから、そんな情報に当たる確率は低くなりそうです。新聞は、社として情報を精査して作っているものだから、信用度が高いと、私は理解しました。
上記の話は、新聞の紙媒体だけではなく、デジタル媒体についても共通する話です。
■ネットへの書き込みとは?
じゃーん!「自宅玄関にメッセージを張るようなもの」、なんだそうです!!
どこの誰がこれを書いたか、ばればれじゃん。こんな感じの図を見せられた時、ショックでした。
ネットの匿名の世界だから、個人が特定されないと思ったら大間違い。普通に特定されてしまうと思う方がよい。例えば、子どもの写真を何枚かソーシャルに投稿するケースで、子どもと一緒に映り込むものに注意、とのことでした。
■デマの話
3.11のとき、コスモ石油の火災に関するデマがありました。これ、私のところにもデマメールが来たことを覚えています。ショッキングな内容が書いてあり、「危ないから、広めて!広めて!!」みたいに女性口調で書かれていました。コスモ石油千葉製油所のLPガスタンクに穴が開いたのは確かだそうで、コスモ石油サイトのお詫び文を講師の方が紹介されていました。
デマが嵩じると、大正12年の関東大震災で、朝鮮人が大虐殺されるような事態に発展するそうです。
これを判断するのは、どうすればよいんでしょうね。どんな人が、どんなシーンで、どんな口調(文体)で言ったか観察すること。情報の事実関係や背景を自分で調べること。この2つの態度が必要な気がします。
■書き言葉はむずかしい
書き言葉は、解釈がいろいろできるため、誤解を生みやすい。
例えば、部活で失敗した友達に向かって「しっかりしろよ」というケース。これは、励まし、叱責、どちらにもとれる。しかも、強い言葉を、相手は悪い方に受け取りがち。
他にもいろいろ盛りだくさんの講演でした。
須藤さんは、本当にお話上手でいらっしゃり、冗談あり、たとえ話あり、会場への質問ありで、楽しくお話を伺うことができました!いちばん面白いところは、実は何か所も伏せてあります。