先日、高校PTA役員に推薦された顛末を書きました。
状況が許すならば、本部役員(できれば会長)になり高校PTAの改善をしたかったのですが……介護や活動、そして体調の関係でエネルギーがどうしても湧いてこないことと「負担を減らさなきゃダメだ」というドクターの指示もあり、本部役員を辞退することにしました。週2回以上学校に行くスケジュールはこなせません。
今週末、PTA本部役員候補の最初の顔合わせがあります。私の性格上、顔合わせをしたら、断りにくくなるのは目に見えています。それに、本部役員を決める会議といったら、空気の重さは半端ありません。やらないと決めたら、顔合わせに行かないのが吉と判断しました。そのために、一筆書きました。
以下、紹介します。
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○○高等学校PTA
会 長 ○○ ○○ 様
推薦委員長 ○○ ○○ 様
役員候補辞退・顔合わせ会欠席のお知らせ
立冬を迎え、コートが恋しい季節となりました。PTAの皆様方にはますますご活躍のことと思います。
さて、先日、我が子が「平成30年度PTA役員候補選出のお願い」という書類を持ち帰りました。その後しばらくして、同じクラスの推薦委員から電話連絡とSMSを受けました。手持ちの控えを確認したところ、入会届に電話番号を記入する欄がありません。同委員によると、学校発行のクラス連絡網を利用して電話を掛けたとの由です。「個人情報の保護に関する法律」が改正され、平成29年5月30日に施行されました。この結果、PTAも、個人情報保護法を遵守する義務が発生しております。学校とPTAは設立根拠法が違う、別個の団体です。今回のケースは、個人情報の目的外利用にあたります。学校・PTAともに、個人情報の扱いを適正にするよう、強く要望いたします。
さて、苦情を先に述べてしまいましたが、この理由とは別に、一身上の都合により、役員候補を辞退いたします。したがって、顔合わせ会にも欠席いたします。
私を推薦してくださった方には、ご期待に添えず申し訳なく思います。状況が整えば、「くじびきのないPTA」を目指したかったのですが…苦渋の決断と、お察しいただければ幸いです。
なお、私、今年度の会計監査を引き受けております。こちらの職務はまっとうしたいと考えておりますから、どうぞご安心くださいませ。
末筆になりましたが、貴PTAの健やかなる発展をお祈りいたします。
平成29年11月○日
子の学年・クラス 猫紫紺実名 印鑑
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「くじびきのないPTA」という言葉に、たくさんの意味と思いが詰まっています。たとえば委員会を廃止し、この指とまれの完全ボランティア制のPTAになってほしいなとか。
この決断をするために、じたばたと眠れない夜を過ごしました。「チャレンジしないでどうするの?」と自分に問うてみたり。でも、高齢の家族を目の前にすると、「無理はできない、引き受けたら自分がつぶれる」と感じるのです。