さて、規約改正のことを校長先生との顔合わせで
持ち出してみたはいいものの、
反応を見て、やはり悩みます。
任意入退会にこだわって、学校全体がギスギスするのは
わたしの本意ではありません。
家族支援士として学んだ大切なこと。
それは、人と人のあたたかい交流を増やすことこそが
子どもたちを豊かに育てるということ。
大人同士、大人と子ども、子ども同士。
さまざまな組み合わせがあります。
学校の子ども同士が仲良くなるには(けんかするほど仲が良い
的な、「仲良し」も含みます)
親同士も 仲良くなった方が、やはり、いい。
豊かな人間関係を作る為、「孤独」に陥らない為には
コミュニケーション力を養わなくてはなりません。
学校だけではできません。
その礎としての「あいさつキャンペーン」があり
各種PTAプログラムがあったりします。
そして、なによりも、在住区の方針は無視できません。
在住区の「教育ビジョン」を読んでいます。
地域で子どもを育てることを、在住区は重視しています。
そのために、学校選択制は採用していません。
コミュニティ・スクール制度を次々に導入しています。
区の教育理念を伝える為に、学校長・副校長の
研修制度をも備えています。
自校PTAは、地域との交流に、かなり力を割いているそうです。
とすれば、ただでさえ仕事を持つ主婦・持たない主婦で
感情的な何かがあるなかに
加入者・被加入者でさらに軋轢を増やすのは、
保護者の絆を更に分断しなねないことにもなります。
いや、シンプルに考えて、学校のトップ(PTAのTのトップ)が
首を快く縦に振らないことは、
無理を押し通しても上手く行かないでしょう。
ううむ。
形にこだわらず、
実を取り、
・ 弱者に配慮する風土を持つPTA
・ 自主性を重んじるPTA
・ 多すぎる係をひとつでも減らすこと
を目指す方が得策かも知れません。
自分自身が、気の病を持つ者であるから
ストレスを貯めないようにすることが第一でもありますし・・。
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そうそう、自校PTAの組織の一つに「地区班」というものがあります。
これは、子供会が変形してPTAに吸収されたようなものですが
地区パトロールやリサイクル当番の基盤になっています。
(事情が有る方は、パトロールのお目こぼしもあります)
わたし、この組織は全員加入の必要があると思っています。
なぜなら、地縁・血縁が薄くなったこの時代において
学校・幼稚園関係で結ばれる「子縁」を通して
近所の方と知り合う機会になれるからです。
そして、それは、万一の災害時に大きな意味を持ちます。
震災・風水害・火山の爆発。
こういったときには、行政の情報を掴むことは大切ですが、
実際に被害に遭ったときには、まず、近所の人たちが
頼りになるそうです。
(ご近所さんとのあいさつ、何気ない会話、井戸端会議、
意外に大切です)
そして、避難先は、地域の小中学校です。
学校には、災害物資が備蓄されており
定期的に訓練をし
対応マニュアルがきちんとあるそうです。
知り合いが一人でも多い方が、少しでも安心できます。
また、災害対応だけでなく、子どもの育ちを見守る目を増やす
意味でも、大きな期待ができます。
けっして監視という意味ではなく、あたたかなまなざしで。
このために、地区班全員加入は大切だと考えています。