日本人の、ハワイ移民
祖父のお姉さんは明治一桁生まれ。その彼女はハワイへ出稼ぎに行き、稼いだお金で祖父は田を購入したと親から聞いている。その親が約30年前に他界して、私はその人のことを知る手段を失った。
19日の中国新聞「天風録」に、ハワイと日本との間に官約移民があったことが書かれている。ネットで調べると1885年から約10年間だという。当時の日本の年収は10円、ハワイでは212円と。
彼女はハワイで結婚し、そこで一生を終えた。そして子孫がおられると聞いている。ところがその人たちを知る術がなかった。この記事を読んで、「ひょっとすると、知る術がある」と思えた。
年齢的にもこの官約移民の一人だろうと思えるからだ。移民者達は、サトウキビ刈り関連仕事をすることが目的。楽な仕事ではなかったという。その仕事をしながら祖父にお金を送ったことになる。
私はいつの日かハワイに訪ね、お墓参りをしたい。この願いを叶えたい。