戦前総理大臣の経歴
今日は安倍元首相の国葬が東京国技館で14:00より開催される。4300人の人達が参列されるという。先日萩に行った。昭和初期に総理大臣をされた田中儀一氏の元邸宅が近くにあり、内部を説明付きで見る事ができた。約2年間総理大臣をされていた。
昭和初期から、戦争そして敗戦までの期間は、親も親世代の近所の人もあまり話題にされない。私からも聴くことを遠慮していた。この機会に昭和初期の20年間に総理大臣をされた方の軍人経歴を調べることにする。
若槻禮次郎氏の時に昭和へと年号は移った。その後、鈴木貫太郎氏の時に敗戦となった。15人が総理大臣をされている。軍人経歴者は9人。終戦前3人、東條英機氏以降1400日あまりの間は軍人経歴の総理大臣となっている。また、昭和天皇は天皇就任後4カ月後から田中儀一総理となり約2年2ヶ月間ともに過ごされたことになる。
戦争への道をどのように、日本が進んだのかは不明だが、総理大臣を軍の大将経験者が務めることは軍の突出を罰することを政治側に躊躇させた。この躊躇が重なることは推察できる。安倍元首相は戦後の日本における軍の立場を強くした。海外でも活動できるようになった。軍に拠らず会話を重ねることにより、互いが譲歩する。このことを私達国民は皆が看視し続けたい。そして求め続けたい。