食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

私を慰めてくれた7歳の三女(転載)

2011-09-29 18:30:22 | 転載文書

中山 ヒロ子 無職 福岡県大牟田市 88 朝日新聞 2011年9月29日 手紙

 50年ほど前、夫は持病で欠勤が多く、3人の子供が通学する頃は家計が苦しく、やりくりに四苦八苦の日々でした。
 そんなある日、中学生の長女が弁当のおかずのことで不平不満を並べ立てました。事実、質素なおかずでしたから、私には返す言葉もありませんでした。一人になって風呂場の隅で、悲しくて涙を流しました。
 翌日、小学2年の7歳の三女が私の前掛けのポケットに紙切れを押し込んで、遊びに出かけました。開いてみると、たどたどしい字で「私の大好きな母ちゃんへ。母ちゃんがきのうふろ場でないた時、うちはとてもかなしかったよ。---もうなかんでね。うちはいつも母ちゃんの味方よ。こんな私じゃいやかもしれんが、よかたいね。---この手紙のこといわないでね。おねがいよ。きみ子より」と、私を慰める字が並んでいました。この紙切れを何度見直したでしょう。
 手紙をくれた子も先日、59歳になりました。この紙切れのことは、今まで誰に言ったことも、見せたこともありません。おそらく本人も忘れていることでしょう。
 今は電話の時代ですが、電話が苦手な私はよく手紙を書きます。私を手紙好きにさせたのは、この紙切れの手紙だと思います。

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あたたかい内容。心が元気になる。

写真はキャベツ

 

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オクラばんざい(転載)

2011-09-28 07:50:59 | 転載文書

大分県豊後高田市 小原フヂコ 無職75歳 朝日新聞 2011年9月27日 ひととき

 家庭菜園でオクラがいっぱい採れた。さて、どうするフヂコさん!
 電子レンヂでチンして、ゴマあえ、ピーナツバターあえ、酢みそあえ、マヨネーズあえ。天ぷらにして煮物にして。
 それからどうする?
 刻んだ生のオクラと、水と3倍のめんつゆをミキサーに入れボタンを押すと、オクラのトロトロ汁になる。これがなかなかいける。
 それでもオクラはまだかごに山ほどある。
 生のオクラと梅しそ、砂糖をビンに漬けた。ニガウリではうまくいったけどオクラはどうかな。10日ほど漬け込んで味見した。何事も試してみるもんだ。
 もうないか?
 新聞の料理メモではブロッコリーを使っていたが、オクラで挑戦してみる。6枚切りの食パンにマヨネーズを薄く塗る。生のオクラを薄く刻んでその上に広げる。水切りした缶詰のコーンとミックスチーズを順に重ねオーブントースターで焼く。
 「オクラばんざい」の一品が、私のレシピに加わった。
 オクラは次々にできる。さて次は?

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敬老の日、娘に感謝(転載)

2011-09-25 11:38:04 | 転載文書

埼玉県久喜市 岡田 孝道 会社顧問 70歳 平成23年9月25日 朝日新聞 男のひといき

 父母や儀父母に喜んでもらおうと、妻とプレゼントを選ぶのが、これまでの敬老の日の楽しみであった。送った後、「ほしかったものだった」と電話があると私たちも「よかった」と安堵することが年中行事のようになっていた。
 親3人が次々と逝き、最後に義母が4年前に亡くなり、敬老の日に贈り物をすることもなくなった。
 ところが今年の敬老の日の朝、我が家に宅配便が届いた。結婚した娘からで、開けると表にリンドウの絵と「いつまでもお元気で」の添え書きがあった。そういえば私も70歳。自分では全く老人という気はなく、まだ仕事に出て、地域の卓球やダンスのサークルで遊び、短歌や川柳を作って投稿して楽しんでいる。老いたとの意識はなかったが、それ相応の老人に見えるのかと少々ガッカリした。
 しかし、娘が親を思う気持ちをありがたく受けることにした。早速、娘にお礼の電話をと思ったら、夫とバリ島に遊びに行っていると妻が言う。出発前に、敬老の日に着くようお店に頼んでおいてくれたらしい。南の島に向かって「敬老の日の初めてのプレゼントありがとう」とお礼を言った。聞こえたかな!

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ほっと、ユーモア!

 

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地名と古墳

2011-09-24 20:36:33 | 社会・平和

地図に、ユニークな神社名を知った。

百済部神社。近くに、古墳がある。

少し気を配るようにしよう。

 

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今日の畑

2011-09-22 20:53:47 | 野菜の育て方

畑の様子

ハクサイ、ダイコン、キャベツなど。
楽しみな野菜たち。

 

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どうする いじめに気付いたら(転載)

2011-09-18 20:57:52 | 転載文書

守る意思示す・小言は禁物  朝日新聞 2011年9月18日

人との関係を築くのは、大人でも難しい。子どもがいじめにあった時、親はどう対応したらいいのか。
 「うちの子供がお宅のお子さんに無視されたり、にらまれたりしてるんですよ」小学2年の長女がいる東京都内の母親(38)は,同級生の親から突然、こう言われて驚いた。長女は1年前から、この同級生に同じことをされていた。「自分で乗り越える力をつけてほしいと、ずっと見守ってきたのに。親が出るタイミングって難しい」と悩む。
 子ども同士のトラブルに、親はどの段階で出て行けばいいのだろうか。
 東京学芸大の小林正幸教授(教育臨床心理学)は、「親が出てゆく前に、することがある」という。子どもが元気がない時は「何があったの、いじめじゃないの」と問いつめず、「元気がないね」と心配していることを伝える。泣き出したら「悔しかったんだね」と気持ちに寄り添う。

 いじめの被害を打ち明けられたら「あなたはどうしたいの」「親に手伝ってほしい?」と尋ねる。子どもの気持ちを考えず親が出て行くと、親子の信頼関係は壊れてしまう。「「いざ鎌倉」の前に、子どもとの丁寧なやりとりが必要です」

 教育評論家の親野智可等さんは、「普段から子どもの表情や生活態度をよく見て、変わったことがないか気を配って」と助言する。

 いじめの兆候があるなら、子どもはすでに自分で解決できない事態に陥っている。できるだけ子どもと同じ気持ちになり、口を挟まず話を聞く。「あなたがしっかりしないから」「嫌なことは嫌と言いなさい」などとたしなめるのは禁物。それができずに困っているからだ。話そうとしない時は他の友達や母親仲間から情報を集める。

 「いじめを受けているとわかったら、親はまず、子どもに守り抜くという意思を伝えてほしい」と親野さん。相手の子や親には直接言わず、第三者を通すといいという。互いに自分の子が正しいと信じていると、感情的のこじれやすく、解決が難しくなるからだ。

 いじめが起きているのが学校なら、早めに担任に相談しよう。「すぐに解決されることも多い。担任でだめなら校長先生との面談を求め、それでもだめなら教育委員会へ」

 学校へ行くときは、「親の本気」を見せる。正装で、夫婦や祖父母など複数で行く。話し方にも気をつけたい。「苦情」ではなく「相談する」姿勢が大切だ。その上で「いじめている子に、やめるよう指導してほしい」など、学校への要望を具体的に伝える。

 解決までの時間が長引き、子どもに元気がないなら、学校を休ませる方法もある。親野さんは「学校で緊張しているのに、家で「今日はちゃんと言い返したの」などと言われるとつらい。家を子どもが安心してくつろげる場にすることも大切です」と話す。

主ないじめの兆候」

1、妙に元気がない
2、普段に比べて変に明るい
3、体の不調を訴え、登校をしぶる
4、鉛筆など持ち物が減っている
5、お金をほしがる

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 親が子を守りぬく意思を伝える。
 具体的な行動やその際の諸注意。

たいへん参考になる。
本気の示し方など--。


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伝えたい親の価値観(転載)

2011-09-17 11:43:22 | 転載文書

田中 博臣(56) 朝日新聞 2011年9月17日 ダンカジ日記

 私が家の中のことをするようになったのは、父親の影響が大きい。父は大学時代に亡くなったが、子供の頃は、学習机や犬小屋をいとも簡単そうに作ってくれ、自転車のパンクの修理方法や包丁の研ぎ方、のこぎりやかんななど工具の使い方も教えてくれた。自分で魚をさばいたり料理を作ったりもしていた。大正生まれでは、珍しかったかもしれない。

 高校時代に、裾の広がった「ラッパズボン」がはやったことがある。だが、母親は「そんなものは不良がはくもんだ」と言い、買ってくれなかった。ならばと、見よう見まねで、家にあったミシンでズボンの裾を広げた。今やミシンは、我が家ではほとんど筆者専用である。

 筆者は昭和30年生まれ。中学から高校までの自分の成長期と、日本の高度経済成長期がぴったり重なる。大きくなるに連れて、いろいろな電気製品が家のなかに登場した。だが、今のように安くなかったため、「家の中の物は、壊れたら修理する」と言うのが基本だった。母親が洋裁をしていたこともあり、よそ行きの子供服は基本的に手作りだった。

 今では、大学卒の初任給で生活用品一式が買える。だが今後、子供たちが家庭をつくる頃は、少子化などで経済成長は望みにくいだろう。両親から引き継いだ「もったいない」という価値観や親としての考えを伝えていくのも、家事の一つだと思う。(ミサワホーム取締役)

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笑いが元気のもと(転載)

2011-09-14 20:50:38 | 転載文書

福岡県大牟田市 稗方かよこ 介護職 46歳 朝日新聞 2011年9月14日 ひととき

 「笑い」が私の元気のもとです。ひと昔前までは「笑いが一番です」などといえば、ただのひょうきん者だと軽くあしらわれていましたが、最近は「笑いの効能を医療に」ということが提唱されるようになり、笑いの地位が格段に上がった感があります。私にとっては喜ばしい限りです。

 院内で落語を披露なさるドクターや道化師に扮し闘病中の子どもたちに笑いを届けている方々に陰ながらエールを送っています。

 いま介護の仕事をしていますが、一人暮らしのお年寄りの方を訪問すると、ほとんどの方が「何も面白かことは無か。早う死にたか」と言われます。そこで私のおちゃらけな日常を少しお話させて頂きます。

 例えば、道端でアリの行列が無事に道路を渡り終えるまで見守っていたら40分もかかってしまったこと、暇そうな猫と目が合ったので瞬きもせずじーっと見ていたら猫の方が照れたように目をそらしたこと---。

 すると、お年寄りにフッと笑みがこぼれます。「あんた、毎日楽しかろうね」とおっしゃるので、「はい、泣いても笑っても同じ時間が過ぎるなら、笑ってしまいましょう」と元気よく答えるのです。

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金子みすずの世界

2011-09-13 21:39:16 | 日本・世界・地球

蜂と神さま

蜂はお花のなかに、お花はお庭のなかに、お庭は土塀のなかに、

土塀は町のなかに、町は日本のなかに、日本は世界のなかに、

世界は神さまのなかに。

そうして、そうして、神さまは、小ちゃな蜂のなかに。

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金子みすず記念館を訪れた。あらためてみすずの世界に触れた。

暖かく、深さが深い--。

 

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行き先はどこ?(転載)

2011-09-09 20:54:11 | 転載文書

福岡市 勝木 千賀子  主婦 70歳 朝日新聞 2011年9月9日 「ひととき」

 お寺からの帰り、いつものようにバスに乗った。ところが乗り換え停留所の直前にバスは右折して都市高速道路に入るではないか。

「えっ、どうして?このバス、どこ行き?」。心はうろたえまくったが、すまし顔で車窓を流れる博多湾を眺めていた。都市高を降りた停留所でそそくさと下車して行き先表示を確認すると、「福岡タワー ヤフードーム」。反対方向だ。どうして間違えたか、どんなに考えてもわからない。

 友達に話すと、「これは序の口。これからは失敗が増えることはあっても減ることはないから覚悟しておきなさい」と脅された。そうだよね。友達と旅行に行くといつもだれかが何かを探しているし、会えばそれぞれの失敗話で盛り上がる。悔しいけれど、受け入れざるを得ない。

 年上の友達は「せっかくタワー行きに乗ったのに、何でタワー見物して来ないのよ」と笑った。そう。失敗したら、慌てず騒がず、開き直って楽しめばいいのだ。今回だって普段行かない所への雨の日のドライブだと思えば心も軽くなる。

 能力は衰えても私たちには積み重ねてきた経験と知恵と度胸がある。これからの人生も結構面白いかも。

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気持ちの持ち方、経験と知恵と度胸とは残っている。たしかに。

 

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