怖い状況だ
クルーズ船内には3000人余りのお客さん、その中に数人の感染者が見つかった。感染者と潜伏期の人と、以外の人。以外の人は日本への上陸が許可される。
ここで、このウィルスの潜伏期間は12・.5日なため、この期の人と、以外の人とが交わらない環境を、この期間船内につくることが必要となる。ところが想像すると判る事だが、部屋にそれぞれ暮らしても、食事は要るし、飲み水も要る。毎日3食、作る人・運ぶ人。健康そうに見える潜伏期の人にも、隣の健康な以外の人にも食事は手渡す。ウィルスは密かに拡がっているようだった。そんな12.5日目に検査して、陰性だった人は以外の人として下船OKとなった。私の目で判断しても「これは水際作戦破綻」。おまけに、10人を超える人が、下船直前の検査を受けていない事も、下船後に分かったとの発表が厚生労働大臣よりあった。
「これはだめだ---」と思え、すぐに子供たちには、「できるだけ自分たちの感染は遅らせるように」と状況を連絡した。遅ければ、ピークに外れ、また対処法は技術が進む。そんな期待をしようと。
なんだか溺れる者は藁をも掴むに、似ている状況だがそれしかなくなっている---。