食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

日本の新型コロナウィルスへの水際作戦

2020-02-26 23:02:05 | 日本・世界・地球

 怖い状況だ

 クルーズ船内には3000人余りのお客さん、その中に数人の感染者が見つかった。感染者と潜伏期の人と、以外の人。以外の人は日本への上陸が許可される。

 ここで、このウィルスの潜伏期間は12・.5日なため、この期の人と、以外の人とが交わらない環境を、この期間船内につくることが必要となる。ところが想像すると判る事だが、部屋にそれぞれ暮らしても、食事は要るし、飲み水も要る。毎日3食、作る人・運ぶ人。健康そうに見える潜伏期の人にも、隣の健康な以外の人にも食事は手渡す。ウィルスは密かに拡がっているようだった。そんな12.5日目に検査して、陰性だった人は以外の人として下船OKとなった。私の目で判断しても「これは水際作戦破綻」。おまけに、10人を超える人が、下船直前の検査を受けていない事も、下船後に分かったとの発表が厚生労働大臣よりあった。

 「これはだめだ---」と思え、すぐに子供たちには、「できるだけ自分たちの感染は遅らせるように」と状況を連絡した。遅ければ、ピークに外れ、また対処法は技術が進む。そんな期待をしようと。

 なんだか溺れる者は藁をも掴むに、似ている状況だがそれしかなくなっている---。

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我々次第でないものは望むな

2020-02-22 23:04:01 | 予算の使い方

 縁起との違い

 物事には人がコントロールできるものと、できないものがある。例えば地位や財産を持つ他人をうらやんでも、それは自分でどうもできない、つまり我々次第でないものだ。ねたみ欲しても苦しむだけ。そう見極め、とらわれなければ自由で幸せになれる。と古代ローマのストア哲学の中心的人物エピクテトスは説く。これは2月20日中国新聞のオピニオン欄に田原論説委員が紹介している記事だ。

 内容のポイントの言葉を列記すると、「自分ができることに励め」。「他人の評価を気にしない」「自分の心に関心を向けよ」。「私たちが心乱されるものを見定めて避け、自由で静かな心境を得る事こそ幸福」と。

 ブッダの思想に似た所があり、印象が強かった。「自分ができることに励め」は、高齢になり不自由が増えてきても、その事にあまりとらわれず、「---励め」と理解でき、そのようにしたいと思っている。が、他人についての考え方は少し違っているようだ。いっさいは縁起がつくった現象である。これを認めるなら、状況を変えることは簡単。初めて他人と出会う時には、身だしなみなどに気を遣おうと。

 とはいえ、心乱されるものを見定めて避け、自由で静かな心境を得る事こそ幸福、とは処世術だ---と思う。

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野良猫の厳しさ を読んで

2020-02-11 21:02:19 | 転載文書

猫の社会も、人の社会も厳しさに違いはなさそうだ

 2月6日中国新聞のこだま欄に97才の松井千鶴子さんの文章が掲載されていた。ほのぼのとした、印象に強く残るものだったので、左記にメモして残すことにした。 

 ある日、裏戸を開けたら白と黒の毛糸を丸めたような子猫がいた。生まれて間もないので、つい牛乳を与えた。 

何カ月か過ぎた。次にその猫が来た時、驚くほどスリムな美青年に成長していた。長い尾の先がL字形に曲がっていたので「エルジ」と名付けた。以来、再々訪ねてきた。

私が歩くと、じゃれついてきた。だが体には触れさせない。手を出すと、身をかわした。餌もねだらない。私にはそんな野生も好ましかった。

いつだったか、裏戸のところでエルジが前足を立てて座り、神妙な顔で私を見上げてきた。薄茶色のふっくらした雌猫が隣にいた。彼女が出来て幸せだったのだろう。

しかし日を置かずエルジは去った。体が倍近い灰色の雄猫と闘って敗れた。私は彼を「悪役」と呼んだ。悪役は、声を掛けると「げおっ」とどすの効いた低音で答えた。ただ、決して私の顔を見ようとはしなかった。

バス停へ行く途中、左手に草むらがある。ある昼、その奥で「げおっ」と声がした。悪役がゆっくり現れた。体中から流血していた。ハンカチを出すと、後ずさりして初めて私の顔をまともに見て、奥へ引き返した。そして二度と姿を見せなかった。

呉の里山の一軒家に暮らした何十年も昔の記憶である。野生の誇りと厳しさ、強く生きることを教えられた。

 強く生きることを教えられたと結ばれている。97才とは私と30年弱の年齢差がある。大正生まれの方だ。さぞ、強く生きることを意識して過ごしてこられたろう、と目をつむり天井を見上げた。

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行政と自治会

2020-02-04 20:40:30 | 予算の使い方

 気がかりなこと

 もうすぐ1年間が経過し、私の自治会役員期間が終了する。あれもあった、これもなんとかできたなどとホッとしている。でも気がかりなこともある。

 「地球温暖化の影響だろう」と言われているが、ここ数年日本は災害多発国となっている。「線状降水帯」この言葉は怖さと共に記憶に残った。台風が現れると、まだ距離は遠いにもかかわらず、前線の影響で大雨が降り川はあちこちで氾濫する。被災者がたくさん出て、仮設の避難所をたくさんつくることになる。

 私の住む地域も、こんな災害や、南海トラフ地震、そしてその影響による津波を心配しようと。連合自治会では防災講演会を開いて、それぞれの自治会や個人に自主防災計画づくりを勧めている。ところが、この勧めに対して、反応できない状態となっているのが、今の我が自治会役員会組織だ。4執行役員と各班会員との連絡調整役の6班長、そして2監査が役員会員だ。執行役員は会長・副会長・体育推進委員・会計の4人。敬老会などの3大行事を除いて、何もかもが会長の役割となっている。

 1年間任期の順送り制役員なため、会長は出来る事をして、多くを見ぬようにする。そして選んだ気になる事を次年度への申し送り事項に記述する。次年度会長は防災に関することも、「20年先かもしれない災害。今、しなくてもー」と、数年経過すると、申し送り事項から抜くことだろう。

 「できるだけ容易に済ませよう」の意識で役員を過ごす事が習慣となってはいけない。課題が発生した場合には、その課題をその年度で“簡易にでも”受け止められるようにしなくてはと思う。これが気がかりなことだ。

 高齢化も過疎化も存在する地域の自治会だけれど、災害などはやって来る。行政が出来ることは、動き始めるきっかけ作りや、動き始めた地域への支援だろう。地域が簡単に解決できるテーマなどはないが、先ずは地域である各自治会が、動き始める(何か共同活動する)ことだろう。状況を見つめるきっかけでも提案できればと思うがー。

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