芝桜
新フランス大統領は5月7日の決戦投票で決まることとなった。マクロン氏とルペン氏との決戦投票だが、「移民の裏にテロがある」と言うルペン氏が選ばれると、フランスのEU離脱が濃厚となる。
ルペン氏の行う、ポピュリズムとは民衆の大多数が感じる不満を利用して、大衆の支持のもとに、既存の体制側と対決しようとする政治姿勢という。
それでは、大多数が感じる不満とは何だろう。先ず、難民受け入れによる変化とは。テロの増加。生活保護者の増加。次に、グローバル化(EU参加)による変化とは。仕事がなくなる。安い給与で働かざるを得ない。貧富の格差拡大。工場は安い、人や土地のある場所に建つ。
不満を軽減する政治を行うことも大切そうだ。これらの一つ一つを見つめて対応策を作り、実行してゆく。対応策の効果が少ない時、遅い時にはポピュリズムを利用する政治家が現れるだろう。
考えてみると、民主政治制度(民主主義)はポピュリズムを利用するなどの、自動浄化装置を持っている。