近所の山茶花
とても気持ちの良い挨拶に出会えた。こんなことはなかなか少ないだろうと思う。
少し狭い道を時間に追われながら車で通りかかった。すれ違う場所が見つけにくい畑のあぜ道、中央部分はアスファルト舗装がされている。相手の赤い車の運転手は女性。私の車は白だ。
車をゆっくり走らせて、すれ違いができそうな場所に止め道を譲った。ところが相手の車はバックを始め、そのうち道を譲って止まった。しかし通りぬけできそうにない。そこで、私は少し傾き加減にはなるが、あぜ側にさらに寄せた。それを見て、車はゆっくり近づいて来た。窓を開けて「ありがとうございます」。私もつられて「ありがとうございます」と口から。
迂闊謝りという相互がともに相手に感謝する仕草がある。車での状況もこれに該当する、日本の良き習慣だと思う。忙しい時間帯だったが、気持ちが温かくなった。そして「今日も良い1日だぞ」と感じられたときでもあった。