被曝樹木アオギリ
広島の平和公園にアオギリの歌がながれる。被爆樹木アオギリの側のスピーカーからだ。その位置は平和記念資料館の北側、元安川岸から約50m。歌詞は以下。
電車にゆられ 平和公園
やっと会えたね アオギリさん
小学校の校庭の木のお母さん
たくさん たくさん たね生んで
家族がふえたんだね よかったね
遠いむかしの 傷あとを
直してくれる アオギリの風
遠いあの日の かなしいできごと
被曝樹木が移植されてここで生きている。この樹木の前に立ちボタンを押すとこの歌が小学生の声で聞こえてくる。
先日、私は住んでいる町の里山にアオギリの木があることを知った。通行に妨害となる木だねと近所の2人で話し、その名前は「アオギリ」であった。身近にある木だった。
2024年日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。授賞演説で被爆者の田中照巳さんは「1発の原子爆弾は私の身内5人を無残な姿に変え一挙に命を奪ったのです。---。たとえ戦争といえどもこんな殺し方、傷つけ方をしてはいけないと、強く感じました。」と。
アオギリは傷ついたとはいえ人に助けられて今があり、子供ができて幸せだと感じていることでしょう。--ね。