蓮心堂〜セルフメンテナンスを心がける大人の為の隠れ家的な中医学サロン〜

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山の薬 

2017-03-23 | 日記
先日台湾人の知人から台湾のお菓子を色々といただきました。

その中でも「らしい!」と思ったのがコレ

ちいさな大福みたいな餅菓子ですが、「らしい」のは餡が山芋(長芋)なこと。

日本では小豆が多く、次に、、、白豆? あとは栗餡とか、かぼちゃに、さつま芋に、、、

長芋を生地に使った「かるかん」はありますが、餡に使うのは聞いた事がありません。

山芋は食材としてだけでなく生薬としても使われ、生薬名を『山薬」といいます。加工する事で山の芋から山の薬へと変わるのですね。

山薬は消化器官をじょうぶにし、からだの大事なものを流出するのを阻止して、陰を補う優れものです。

優れものなんだけど使い方を間違えると害になるのが薬ってやつで、食材としても食べる生薬だってそれは同じ。

山薬は体から追い出すべきものがある時は摂取を控え、先ずは害を追い出します。そうでないと追い出すべきものがいつまでも体内に留まり回復が遅くなります。

真面目な話になってしまいましたが味の感想を。

このお菓子は生菓子でなく常温長期保存のものなのでしっかり甘くて餡の味はよくわかりませんでした☆

残念!代わりに、台湾や中国では日本の大学芋をさつま芋でなく山芋で作った抜糸山薬と呼ばれる料理があるのですが、久しぶりにそれを食べたくなりました。
(ちなみに、私の知る限りではさつま芋、山芋、里芋のような芋、の3種類ありました。)

さつま芋とちがってあっさりしているのでいくらでも食べれてしまう危険な食べ物。熱々で飴衣が糸を引くのを冷水につけてパキッとさせてから食べる楽しく美味しいお料理です。あ、私はパキッとさせないでとろーっと糸を引きながらハフハフと食べるのが好きでしたけどね〜

作り方を研究してお料理教室でも作れたらいいな☆


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