信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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国保制度改善強化全国大会

2016年11月17日 | 私の活動報告

△ 17日(木)午後1時30分から明治神宮会館で開催されました。長野県の席は2階席で写真が綺麗に撮れませんでした。

▽ 高知市長 岡崎大会会長から、国民健康保険は地域医療の確保や地域住民の健康の保持増進に貢献してきたが、中高年齢者が多く加入し医療費の増加は年々著しい一方、経済の低迷や低所得者層の増加などにより被保険者の所得水準が低く、保険料の(税)の負担率が著しく高いといった構造的な問題を抱えている。
 国民健康保険の制度創設以来の大改革に当たり、平成29年度からの毎年3,400億円の公費投入は遅滞なく確実に実施するとともに、引き続き財政基盤の強化に向けた策を講じるべきである。併せて、平成30年度からの新たな財政運営の仕組みに円滑に移行できるよう、標準保険料率等の設定に向けた支援や保険料の激変緩和のための措置を講ずるべきであるなどと挨拶されました。


▽ 千葉県東庄町の岩田町長が、国民健康保険は制度創設以来、我が国の国民皆保険体制の中核を担い、地域医療の確保や地域住民の健康の保持増進に貢献してきた。しかしながら、中高年齢者が多く加入し医療費の増加は年々著しく、医療費等の市町村間の格差も大きい。
 また、子どもの医療費助成等の地方単独事業実施に係る国庫負担金・調整交付金の減額措置は直ちに廃止すべきである。
なお、平成30年度からの新たな国保制度を都道府県、市町村が一体となって円滑に運営するため、保険者が共同して設立した国保連合会の積極的な活用を図るべきである。
 我々国保関係者は、ここに「国保制度改善強化全国大会」を開催し、組織の総意を結集して、本大会の決議の実現に向け、断固邁進することを誓うものであるなどと大会宣言をしました。


▽ 二川厚生労働事務次官が、塩崎厚生労働大臣の祝辞を代読され、昨年5月に成立した「国民健康保険法等の一部を改正する法律」を受け、都道府県・市町村の代表者と適切な役割分担をされるよう十分協議をし、世界に誇れる国民皆保険体制を持続可能なものにしてまいりますなどの祝辞をいただきました。


▽ 池田官房審議官が、高市総務大臣の祝辞を代読され、国民健康保険は一般会計から大幅な公費投入をしている中、都道府県と市町村がきめ細かな連携をしていただき、国は地方との協議において国保の財政基盤を強化し、安定した国保制度を構築してまいりたいなどと祝辞をいただきました。


▽ 自由民主党幹事長代理 岡田参議院議員が、国保の健全な運営を安定的に継続するには、平成30年度から、財政運営が都道府県で行う新たな国保制度の円滑な実施に向け必要な準備を行い、次世代につなげていく国保制度を堅持していかなければならないなどと挨拶されました。


▽ 民進党厚生労働委員 岡本衆議院議員が、根本的な課題として、被保険者の所得が低く、医療費の高額化が著しい中、3,400億円の公費投入では足りないため、財政基盤の強化に向けた策を講じるなど社会保障に対して党を挙げて取り組んでまいりますなどと挨拶をされました。


▽ 熊本県嘉島町荒木町長達が議長になり、島根県雲南市速水市長が、「医療保険制度の一本化を早期に実現すること」「平成29年度からの毎年3,400億円の公費投入は遅滞なく確実に実施するとともに、引き続き財政基盤の強化に向けた策を講じること。」「子どもの医療費助成等の地方単独事業実施に係る国庫負担金・調整交付金の減額措置を直ちに廃止すること」「保険者及び国保連合会が行う国保データベースシステム等を活用したデータヘルス事業について、所要の人材確保や財政措置を講じること」などの決議文を読まれ、全国の国民健康保険関係者が一堂に会し、国民健康保険が直面する諸問題の改善を期して、満場一致で決議して閉会しました。