信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂中学校 令和元年度 第73回 卒業証書授与式

2020年03月17日 | 生坂村の行事
 今回の卒業証書授与式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休校の措置がとられている状況であることから規模を縮小し、出席者は卒業生、教職員、在校生、保護者、教育長、教育次長、来賓は私のみの参列で開催されました。

▽ 参列された皆さんの温かい拍手の中、担任の久保田先生を先頭に、緊張気味に入場してきた卒業生達です。








 午前9時から中学校体育館で第73回卒業証書授与式が挙行されました。今年度は、男子5名女子3名の8名が晴れて卒業されました。


▽ 松田教頭先生の開式の辞で始まりました。


▽ 参列した皆さんで、生坂中学校「校歌」だけを歌いました。


▽ 樋口教育長が、本日生坂中学校を卒業される3年生の皆さんご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。この生坂中学校での経験を糧に益々発展されますことをご期待申し上げ教育委員会からの告示としました。


▽ 担任の久保田先生が大きな声で卒業生の名前を読まれ、小澤校長先生が卒業証書を授与されているところです。




▽ 小澤校長先生が、今年度の生徒会では「創彩」一人一人の個性を彩り、積極的に創り上げる生徒会をスローガンに8人がフル稼働しながらそれぞれのリーダーとなり、取り分けかしわ祭では「~創ろう 彩ろう30の色で~」をスローガンに50回記念に相応しいかしわ祭を創り上げてくれました。一人一人の色をパレットに出し、見事なキャンパスに彩ることができました。


 そして、本校の重点目標、会話力を高めるための具体的な目標の中の「歌声」では、かしわ祭での合唱で最高の歌声を発表してくれました。8人でもこれだけの合唱ができるという歌声を、多くの方々に堂々と披露してくれました。8人という少人数の学級でしたが、3年間通して学習や生徒会、部活動そして学校行事に精一杯努力し、素晴らしい成果を上げることができたと思います。皆さんはお互いの存在や個性を認め合う中で、3年間の日々を通して、言葉で分からなくてもお互いの考えや気持ちが伝わり合う仲間であったと思います。


 今あるものに今こうしてできることに、感謝をすることを忘れてはいけません。いつもありがとう。身近な人やお世話になっている人に伝えてみましょう。多くの人に支えられて沢山の人に助けられて私たちは生きているのです。そのことに気がつけば毎日が立ちたるものに変わります。当たり前ではなく感謝の心を忘れないようにしましょう。そして、この生坂村の素晴らしい自然の中で育ったことに感謝し、親や故郷を思う気持ちを大切に持ち続けて生きていって欲しいと思いますなどと式辞を述べられました。


▽ 私から、総合的な学習では、郷土生坂村を学ぶために、しいたけ栽培、巨峰栽培、災害に備える大切さを伝える人形劇の制作、生坂龍翔太鼓、「犀龍小太郎」人形劇などに取り組んでいただきました。


 そして初めて、北海道標津町との交流学習を行っていただき、標津町の生徒達との交流や異なる土地の自然、歴史、文化を学ぶとともに、生坂村の様々なことも学ばれるなど、交流学習の成果が伺えとても嬉しく感じました。どうか皆さん、引き続き生坂村に愛着と関心を持ち続けていただき、将来は郷土生坂村を担う人になっていただくことを願うなどのお祝いのことばを申し上げました。


▽ 𠮷澤学年会長が、保護者代表の挨拶の時間をいただいたことの感謝と、あっという間の3年間であった子ども達との思い出や卒業後も頑張っていただきたいこと、校長先生をはじめ先生方が熱心に指導していただいたお蔭で卒業できたことに謝辞を述べられるなどの挨拶をされました。


▽ 卒業生代表の平林さんが、私たちの中学校生活3年間には、本当に色々なことがありましたが、今思い返せばあっという間でした。1年生の頃はこの制服が大きく、小学校との違いに戸惑いもありました。私たちにとって新しい体験の連続で先輩達に憧れその背中を追いかける毎日でした。2年生になると後輩ができ、中堅学年としてどう引っ張っていけば良いか迷うことも多くありました。その中で私たちが3年生の背中を見て、先輩としての責任の重さと大変さを知りました。そして3年生になり、生徒会を任されるようになりました。


 「創彩」というスローガンを掲げ、挨拶、歌声などを大切にし、みんなを笑顔にするための活動を行ってきました。特に今年度新たに行った、歌声タイムでは全校一人一人がお互いに意見を出し合い、協力して完成度の高い合唱を作り上げることができました。また、かしわ祭は第50回という節目を迎え、テーマ「Pallet~創ろう 彩ろう30の色で~」のもと、一人一人が個性を出し合い、笑顔あふれる文化祭を作り上げることができました。特に小澤校長先生の指揮のもと、全校で合唱した「群青」はみんなの心が一つになり、大きな感動が起こりました。私たちは8人という学年でしたが、各自が責任を持つ中でいつもみんなで協力してやってきました。この8人の絆が私の財産です。他の7人も同じことを思っていてくれると思いますなどと立派に答辞を述べられました。


 卒業生の皆さんは4月からそれぞれの道に進む事は、多くの可能性を秘めた新しい門出であるとともに、今までより多くの人々と関わりを持つことになります。皆さんは、好奇心旺盛で多感な年頃ですが、社会的な悪い環境には影響されず、道徳心をしっかりと持って、自分の夢に向かって歩んでいっていただきたいと願う次第です。

▽ 先生、在校生、保護者、来賓の皆さんなど大勢の方々の激励の拍手で巣立っていく卒業生達です。








 保護者の皆さん、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。皆さんが手塩にかけて育てられた子ども達の今日の輝きを胸に刻み、この先も愛情を持って子ども達に接し、ずっと励まし続けていただきたいと思います。
 また、お世話になりました校長先生をはじめ諸先生方には、三年間にわたり、温かく個性を尊重したご指導をいただき、そのご労苦とご努力に対し、深く敬意を表し感謝を申し上げる次第でございます。
 そして本日、残念なことに参列できなかった教育委員と来賓の皆さんをはじめ、生坂村民の皆さんが、卒業される皆さんを心から祝福されていますとともに、今後のご活躍に期待をしております。

議会3月定例会本会議&全員協議会

2020年03月17日 | 生坂村の会議
 17日(火)は朝から快晴の穏やかな天気でしたが、夜遅くには雨が降り出しました。
 午後2時からは、3月定例会最終日の委員長報告、採決などが行われ、提案した全議案をお認めいただき私の閉会の挨拶で全日程が終了しました。


▽ 総務建経常任委員会 字引委員長の委員会報告と社会文教常任委員会 望月委員長の委員会報告の模様です。




▽ 議員各位が議案に対して、挙手または起立で採決されているところです。




▽ 私の閉会の挨拶の模様です。

   令和2年第1回生坂村議会3月定例会の閉会の挨拶

 それでは、令和2年第1回生坂村議会3月定例会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
 6日から始まりました3月定例会でしたが、提案しました議案を慎重にご審議をいただきまして、全議案を原案のとおりご採択いただき、誠にありがとうございました。
 さて、今定例会でお認めをいただいた来年度の予算と、ローリングしました「いくさか村づくり計画」に沿いまして、生坂創生に向けて新事業を含む4つの重点事業をしっかり遂行してまいりたいと考えております。
 また、議員各位から一般質問で質され、ご回答させていただいた内容に沿いましても、しっかりと対応してまいりたいと考えている次第でございます。
 現在、当村で実施しています国の事業関係では、小立野築堤工事は、今年の夏前頃の完成を目指して工事が進められ、国道19号山清路防災トンネル事業は、今年の夏頃に貫通見込みであります。
 また、生坂トンネル北側の沢の堰堤嵩上げ工事も、夏頃の完成予定であり、木村の法面整備は、現在ボーリング調査を行っており、来年度は実施設計に入る予定であるとのことでございます。


 次に県の事業関係につきましては、大町麻績インター千曲線の山清路バイパス工事の新橋梁は、橋のアーチ部分が少し見えてきまして、今年の夏頃完成予定であり、橋の取り付け部分の舗装工事等を実施して全線開通の予定であるとのことであります。
 また、地すべりが発生した大倉地区では、排水処理の地すべり対策事業の工事の効果が出てきており、犀川護岸工事を進めながら、村道を安定させるための具体的な計画を立てていくとのことでございます。
 今定例会で負担金をお認めいただきました中村団地の急傾斜地崩壊対策事業は、来年度に工事を着工いたしますし、「道の駅 いくさかの郷」上部の桧沢につきましては、地質調査をしているところでございます。
 今後も、当村の安全・安心な生活を守るために、ハード面の事業は国・県の関係機関に要望してまいりたいと考えております。
 3月定例会の最終日までには決定通知が間に合いませんでしたが、3月分の特別交付税に付きましては、今定例会の補正予算をお認めいただきましたので、年度当初の基金取り崩し分の99,000千円は、現在の余剰分と今月の特別交付税を見込みますと、全額基金を崩さずに済みそうですし、30,000千円ほど基金に積み立てられる状況だと考える次第でございます。
 今後専決処分をお願いし、臨時財政対策債でお借りした起債を繰上償還するために、減債基金に積み立てたいと考えております。
来年度以降も、お認めをいただきました予算の他に必要な事業には補正予算をお願いしていく中で、引き続き将来負担の軽減施策などの有効的な財源活用を図りながら、財政健全化に向けても取り組んでまいります。


 第6次総合計画の将来像は、「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」であります。キャッチフレーズは、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」でございます。
 村民の皆さんのご理解、ご協力をお願いし、新たな発想で協働による村づくりを継続し、豊かな自然と村民の皆さんが輝き、明るく健やかな生坂村を創り出すために、議員各位のご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 誠にありがとうございました。


 本会議終了後の全員協議会は、行政側から「いくさか村づくり計画」「第2期生坂村子ども・子育て支援事業計画の概要」「第2次生坂村男女共同参画計画の概要」をお渡しして、「いくさか村づくり計画」の変更部分は赤字で示してありますので、その箇所についてご意見、ご提言があれば今月末までにご指摘いただくようにお願いしました。


 「第2期生坂村子ども・子育て支援事業計画の概要」については、育児不安の軽減と虐待発生の予防については、相談窓口の充実と子育てに関する情報提供、支援する施策の離乳食教室などの実施、お母さんから相談を受けることなどで、発生の予防に努めていること、特別の援助を要する家庭支援の健康福祉課とマッチングする部分については、計画の策定時にも手伝っていただき、関係するところと連携しながら進めていること、学校でいじめがあった場合については、教頭先生や保健の先生と相談し、少人数だから未然に防ぐようにしていることと、現在いじめはないとのこと、児童館でも気軽に情報共有ができるように心がけたいこと、コミュニティスクールの位置付けについては、子ども・子育て支援会議で協議をさせていただくことなど、ご意見、ご提言に対してお答えさせていただきました。


 「第2次生坂村男女共同参画計画の概要」については、女性の会で女性委員の登用率が低いのは、地区の常会で女性の意見が言いづらい雰囲気があることや、区長など3役を条例で決められないかという件について、地域によって無理な所があり、不可能であることなどが話され、常会長が女性でも、世帯主の名前で通知が来て、直していただいたこと、中村団地は若い人が多いから、ご夫婦で役をしている家もあること、これから女性がなれるように勉強していきたいなどの意見があり、講演会や勉強会が途切れていて、年間予定に最初から入れることについては、第1次から第2次では、男女の固定的役割分担については若干減少していることと、各項目で比較するとそれほど差がないことから、定期的にクイズ形式などで広報すること、男女が平等と言っても、役が順番に回ってくる常会では女性が務めてもらえることもあるが、具体的な役割については、男性を探しに行く現状であること、思いがあっても実際やっていただけるかを調査すること、村づくりの基本目標については、村の審議会の前に村議会議員を記載することなどの協議をさせていただきました。


▽ 朝の写真は生坂ダム湖上空からの風景です。







 その他生坂村では、中学校で卒業証書授与式・離任式・小澤校長先生退任式、介護者リフレッシュ事業、山口医師訪問診療などが行われました。