21日(木)は天気下り坂で夕方近くには雨が降り出し、夜は一時的に強まりました。
午前10時30分から長野県自治会館 大会議室において、長野県町村会第1回政務調査会合同部会が開催されました。
羽田町村会長さんから、町村長各位には日頃から住民福祉の向上と地域の振興発展のためご尽力をいただいていることに敬意を表されました。
また、2月24日から始まったロシアによるウクライナ軍事侵攻は、現在も激しい戦闘が続いており、多数の民間人の死傷者や国外への避難民が500万人を超えるということなどが報道され、ウクライナ国民の生命、安全、自由について深く憂慮されるところであり、軍事行動の即時停止等、1日も早い平和的な解決を求めるところでございます。
なお、町村も県と連携して、ウクライナ難民の受け入れなどの支援を検討してまいりたいというふうに考えております。
一方、長野県内の新型コロナウイルス感染症につきましては、第6波が収束する前に再び新規陽性者数が増加をしており、これまで以上に感染率が高まっている状況であります。
重症者リスクがある方の命を守るべく、町村としても、国・県と連携してワクチンの追加接種を進めるとともに、基本的な感染防止対策を徹底するよう呼びかけていく必要がございます。
国の令和4年度予算では、新型コロナ対策に万全を期しつつ、成長と分配の好循環の実現を図ることとされております。
地方財政対策としては、地方交付税総額について前年度を0. 6兆円上回る18. 1兆円が確保され、地域社会のデジタル化の推進、公共施設の脱炭素化の取り組みの推進、消防・防災力の一層の強化などに必要な額が計上されております。
町村会といたしましては、引き続き町村が厳しい財政運営を余儀なくされていることから、財政基盤の強化や町村の実情を国・県に対して、しっかりと訴えてまいりますので、町村長各位の一層のお力添えをお願い申し上げますなどと挨拶をされました。
挨拶後、町村会事務局より、令和4年度長野県町村会政務調査活動等について、令和4年度 国・県に対する提案・要望取りまとめ方針として、基本的な考え方、提案・要望の取りまとめ手順、国・県に対する提案・要望スケジュールなどの説明を受けました。
そして、今年度の町村に係わる県の施策・事業について、10の部局より説明を受け、質問や意見交換を行いました。
▽ 町村会政務調査会合同部会において、長野県の各部長、教育次長達が説明をされているところです。
令和4年度県の施策・事業については、産業支援体制の強化、(公財)長野県産業振興機構(NICE)、工業技術総合センターの支援拠点整備、電子図書館構築事業、「長野県犯罪被害者等支援条例」及び「長野県犯罪被害者等支援推進計画」の制定、水道事業の広域連携、主食用米の需要に応じた適正生産の推進、豚熱及び高病原性鳥インフルエンザへの対応、長野県森林づくり県民税、「長野県流域治水推進計画」に位置付けられた取組の推進、長野県住生活基本計画、「新規電源開発の加速」と「水道事業の広域化・広域連携」、「次期総合5か年計画」の策定、特定地域づくり事業協同組合、再エネ施設整備等に係る促進区域制度、通学路の安全確保に関する取組、特殊詐欺被害認知状況、令和4年度長野県警察街頭防犯カメラ設置促進事業の実施などの県政全般について説明をしていただきました。
▽ 午後2時からは阿部知事さんとの意見交換が行われ、最初に阿部知事さんから、新型コロナウイルス感染症との戦いは、2年以上にわたって続いているわけですが、私の率直な感じで申し上げれば、今第6波という状況認識ですが、波ごとに戦い方を変えなければいけないということで、同じ新型コロナウイルスとは言っていますが、例えば今のオミクロン株では、その前のデルタ株とは大分違う状況ですし、またオミクロン株の中でもBA.2という系統に置き換わってきていますので、また少し変わってきているという感覚を持っています。
そういう意味で、町村会の役員の皆さんとは、市長会、町村会の皆さんとの意見交換の中で、かなり頻繁に状況認識を共有させていただいていますけれども、各町長の皆様方と直接お話しする機会が限られていますので、是非本音の意見交換をさせていただければありがたいなあというふうに思っております。
ちょうど昨日、医療警報を出させていただきましたが、私どもの今の対策の目標は、新規陽性者数の方よりは、むしろ確保病床使用率を重点に置いて対策を講じてきています。
確保病床使用率25%を超えた日が続いたということで、医療警報を発出させていただいた訳でありますが、今お陰様で重症の方はいらっしゃらないという状況です。大分治療薬もあり、また医療機関の皆様方の対応も的確に行っていただいていることもあり、多くの皆様方が軽症或いは無症状ということで、中等症の方もいらっしゃいますが、非常に全体からすると僅かというのが今の状況です。
これもオミクロン株の特性で、デルタ株は肺炎像が出る方が多かったですけれども、オミクロン株は肺炎に至ることなく、上気道のところで多くウイルスが増殖しているということがあって、デルタに比べるといわゆる酸素吸入等必要とされる方が、比較的少数に留まっているという状況であります。
我々として、今第6波の中にも二つ目の山を今登ってきているところですので、多くの方は軽症・無症状とはいえ、今の感染症法上どうしても濃厚接触者の方あるいは陽性者の方は、行動制限をせざるを得ないという状況でありますし、どんどん増えていくと社会経済活動など、色んな意味で影響が出できます。それで最近の状況を見ても、医療機関、高齢者施設での集団感染事例も出てきていますが、医療関係者・介護施設の皆さんはワクチン接種もされたり、日頃から注意をされている方が多いと思いますが、どうしても子どもさんの陽性が多いので、子どもさんが陽性になってご家庭で感染して広がってしまうケースも多い状況です。
そういう意味で今我々としては、一つは重症化リスクのある方、要は入院をされる可能性が高い方を守るということで、高齢者、基礎疾患のある方を是非守って欲しい、或いはそうした方は十分な注意をしてもらいたいと思っていますし、それから子どもの感染で子どもの活動をあまり制約すると、教育や成長に影響が出てしまいますので、子どもからなるべく移らないように、子どもと同居されている方は、積極的なワクチン接種をしていただきたいことをお願いします。
そういう問題意識、状況意識を共有させていただいて、引き続き一緒になって県民の皆様方を新型コロナの脅威から守っていく、命と健康を守っていく、それと同時に観光、飲食をはじめとする様々な産業をしっかりと守ると同時に、再生に向けた取組を進めていきたいと思っております。
町村長の皆様方には、これまでも感染対策の呼びかけ、ワクチン接種の推進、事業者支援に、大変ご尽力をいただいているところでありますが、こらからもどうか一致結束して、この新型コロナに向き合っていきたいと思っていますのでよろしくお願いしますなどの挨拶をされました。
その後、各部局から新型コロナウイルス感染症陽性者の発生状況、「医療警報」発出にあたってのポイント、ワクチン接種の推進、中小企業融資制度資金、第6波対応事業者支援交付金を活用した事業者支援の状況、新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援策、Afterコロナを見据えた観光振興などの説明を受け、阿部知事さん達と意見交換をしました。
第1回政務調査会合同部会が終了後、県町村会の中村常務が今月末でご退任されることになり、町村長各位に10年間大変お世話になったことなどの御礼の言葉、県町村会と各町村の益々の発展をご祈念されるなどの挨拶を述べられました。
多くの施策・事業の説明をお聞きして、当村が長野県や関係機関にご指導をいただき実施できる事業、県と協力して県・村を活性化させる事業、村として早々に取り組まなければならない事項など盛り沢山の取組がありますので、今年度も県の担当部署のご指導・ご支援を賜り、村民の皆さんのためにより良い事業を実施していきたいと考えます。
山清路の郷資料館周辺からの風景
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、山清路の郷資料館の犀川対岸に行き、その周辺や上空からの風景を撮影しました。
本日生坂村では、小学校で視力検査(1,2年)・児童会、生坂おとこ塾などが行われました。