1月19日(金)午後2時からは歯科診療所運営委員会を行いました。
最初に私から、今年度は患者さんが横ばいで、社保の診療収入は減りましたが、国保の診療収入が増えており、トータルで収支が良くなっていますことは、古谷先生のご尽力により村内外から患者さんが来られ、順調に運営していることに感謝を申し上げ、8020運動というように、80歳になっても20本の自分の歯があるためには、定期的に歯垢を取っていただくなど歯科診療所をご利用いただくようにしていきたいなどと挨拶をさせていただきました。
続いて会長互選では、昭津区長の小山さんが選任され、会長の指名により職務代理が健康推進委員の小林さんに決まりました。
小山会長からは、日頃より古谷先生はじめ委員各位には歯科診療所の運営にご尽力いただいていることに御礼を言われ、この頃は口腔ケアが注目されていまして、そのためにも歯科診療所の健全で安全な運営のために、皆さんから忌憚のないご意見をお願いいたしますなどと挨拶をされました。
協議事項は、令和5年度運営状況については、患者数が横ばいで調停額は若干伸びて、前年度対比では歳入も歳出も若干の増額の状況などの説明をしていただきました。
委員各位からの意見と先生からの回答内容などは、
患者さんの年代についての質問があり、割合は分からないが、後期高齢者がかなり多く、仕事されている方は少なく、よって国保の患者が多く社保の患者が少ないと回答しました。
交際費と諸会費についての質問があり、諸会費は歯科医師会の会費で、交際費は色々な歯科医師会の会議費等であると回答しました。
口腔ケア等に繋がる運営に関しては、先生にご尽力いただき順調であり、軽微な修繕や機会の更新は先生と打合せをして村で行ったりしていて、マイナンバーカードの認証システムの導入も行い、顔認証ができる様になっていると回答しました。
マイナンバーカードで認証できないことがあるので、窓口に保険証を持ってきて欲しいという質問については、色んなところで引っかかってしまうことがある様なのですが、今のところはなく、万が一の時のためにお願いしていると回答しました。
監査の時に問題になったが、高額医療で還付される場合、村の商品券で支払うと二重取りになってしまうということは、商品券の使用状況を確認して対応すると回答しました。
医療費の歯科の医療報酬は若干上がっているが、物価も上がっている状況については、物によっては1.5倍など資材が上がってくるとマイナスになると回答しました。
備品購入費については、マイナンバーカードの認証システムの導入費で、国が3分の2で村が残りを支払ったと回答しました。
利用者が後期高齢者ということでスロープに手すりがあると有り難いと要望があり、現場を確認して検討すると回答しました。
様々な協議していただきましたが、行政としては引き続き先生と話し合いながら対応できることは支援させていただき、歯科診療所がしっかり運営できるように進めてまいります。
午後3時からの社会就労センター運営委員会は、最初に私から、新型コロナウイルス感染症が5類に移行になり、仕事が増えてきて計画額より実績額が多くなっておりますが、最盛期の頃よりは通所者や仕事量が減っているところです。しかし、生活が厳しい人などの村内での就労の場として必要な施設でありますので、今後の運営をどの様に進めていけば良いかご意見などをお願いして挨拶とさせていただきました。
続いて会長互選では、草尾区長の腰原さんが選任され、会長の指名により職務代理が民生員の山口さんに決まりました。
腰原会長からは、就労センターは草尾区にあり、草尾柿組合の仕事をしていただいておりますし、社会福祉事業所としてなくてはならない施設でありますので、皆さんからご意見をいただき進めてまいりたいなどの挨拶をいただきました。
協議事項は、令和5年度の社会就労センター運営状況、今後の運営等について、山﨑所長から説明し協議をしていただきました。
運営状況では、作業内容と作業員数、施設利用状況、施設授産事務費、商社別取引状況などについて説明を受けました。
主な意見や質問に対しての回答内容の概要は、
草尾柿組合は柿が不作で柿を収穫するところと柿組合の仕事の内容について質問があり、小学校の横、やまなみ荘の近く、雲根の上と下、草尾上野の圃場などであり、今年度は霜の被害が二度あり、後に出た芽も霜に遭い実にならなかったので、松川から買い求めて干し柿にしたと回答しました。
来年度の商社との取引での課題は、高齢化、人員確保、仕事量について質問があり、電熱産業は仕事をもらっている物の在庫がなくなり今は忙しく仕事をして、あづみ野食品は、年度初めに仕事量を調整するが、暇なときにも新しい仕事をもらっていることなどで、電熱 以外は利用者が入ると仕事を増やせると回答しました。
今後の運営の計画額、事務費交付金、利用者のために600万円の売上で頑張っていると思うが、経費と経営では一般会計から750万円ほどを所長はじめの人件費、経費等で補填部分であり、ここ数年750万円ほどで推移して、認定者が増えると村からの持ち出しが減っていくが、苦慮しているこの状況が続いていて、何かしらの手立てをすべきということは、社会福祉施設であり、認定者が増やすためのデータを持ち合わせていないので民生委員から紹介してほしいことと、年に1~2回の広報をしているが、認定者が来ていただけないことと、村からの一般会計からの繰り出しを抑えていきたいと考えて、来年度からは指定管理で運営面を強化していきたいし、認定者を増やしていきたいと回答しました。
それらの内容をお知らせいただきたいことと車を4台の経費の削減などを検討しているか明確にしておくという意見があり、指定管理により維持管理費等を効率よく削減できるように進めると回答しました。
認定者数6名で民生委員からも紹介して欲しいことやどうして通所しているかという質問があり、社会福祉事務所であり、認定するには生活保護法で県が認定し、月に何日か通所する実績が必要で住民課はデータを持っていないので、指定管理を受ける所で認定や収入などの個人情報が含まれるため情報公開は難しいなど様々なことに対して協議しました。
午後4時からは、松本地域振興局の宮島局長はじめ5名の皆さんにお越しいただき、長野県の「地域発 元気づくり支援金」を活用して行っている事業の現地調査をしていただきました。
最初に生坂村『創造の森』プロジェクト事業として、脱炭素地域づくりのモデル地区として、雲根地区において、ゼロカーボンの推進に向けたコミュニティ施設の整備や松本山雅と連携した交流イベントを開催したことについて説明させていただきました。
次に、一星亭再生プロジェクト事業として、ー星亭の周知と再生をプーマに地域住民と協力して、施設の物品整理と片付け、簡易的な修繕を学習機会を通じて行うほか、講演会を開催して、歴史文化遺産への理解を深める事業について説明させていただきました。
次に、いくさか農業松本山雅F Cとともに全緑登頂事業として、村への集客や農産物の販売を促進するため、道の駅いくさかの郷を中心に松本山雅と連携したイベントや特産であるぶどうをテーマにしたカードを作成して、村の施設の利用者や山雅サポーターに配布を行い、村を周知と発信してきた内容を説明させていただきました。
最後は、お出かけをもっと楽しく、もっと便利に事業として、村の公共交通利用を促進するため、利用方法や移動手段等について、村の自主放送やYouTube等を活用して映像での配信をするほか、QRコードによる利用情報を取得できるしくみづくり等を行う。また、実際にバス移動によるお出かけ体験を行うスタンプラリー形式のイベント等を開催する内容を説明させていただきました。
本日は、大変お忙しい中、松本地域振興局 宮島局長はじめ企画振興課の皆さんには、元気づくり支援金を活用した当村の様々な取組の現地調査をしていただき御礼を申し上げますとともに、今後とも生坂村の行財政運営にご指導、ご支援をよろしくお願いたします。