信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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生坂村消防団 令和4年度 辞令交付式&古坂上空からの風景

2022年04月03日 | 生坂村の行事

 3日(日)は雲が優勢の空で雨が降りやすく、午後は本降りの雨となりました。

 午後2時より、明科消防署平林署長さんのご臨席を賜り、厳粛に生坂村消防団 令和3年度辞令交付式が挙行されました。

 新型コロナウイルス感染防止対策のために、本部と各分団は部長以上、新入団員に絞り、ラッパ吹奏は止め縮小して開催しました。

 最初に消防主任が人事異動で変わりましたので、今溝消防主任を紹介しました。

▽ 吉川本部長の開会のことばで始まりました。

▽ 私から新しく山本団長に辞令を交付しました。

▽ 原田副団長が山本副団長から辞令交付を受けているところです。

▽ 新入団員が揃って敬礼をしてから、山本団長から一人ずつ辞令交付を受けているところです。

 今年度は本部及び各分団では、正副団長、新幹部、新入団員などそれぞれに新体制の基、益々のご活動をお願いする次第です。

 新年度のスタートに当たり、引き続き生坂村の安全・安心な生活を守っていただくために、生坂村消防団のさらなる団結により出動団員数の増員と消防行政に対するご支援、ご協力をお願いいたします。

▽ 山本団長からは、昨年の消防団活動を振り返りますと、一昨年から続く新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、各種訓練をはじめ、行事式典等あらゆる消防団活動が中止若しくは縮小を迫られました。

 一方、コロナ禍と言えど災害は待ってくれず、8月に秋雨前線の停滞により、西日本を中心に記録的な大雨となり、生坂村の一部地域に土砂災害警戒情報が発令されたほか、上流域での降雨により、犀川の水位が一時、氾濫危険水位を超過し、消防団としても避難誘導や重要水防箇所の巡視、各所の内水排水作業、土のう積み等を行いました。

 このように、近年は地球温暖化を起因とする気候変動により、災害が頻発・激甚化し、我々消防団の果たす役割は多様化しており、地域防災力の中核として、その活動の重要度は一層増大しております。

 しかしながら、社会環境や価値観の変化とともに、消防団を取り巻く環境は一層厳しくなっており、全国的にも団員数は減少の一途をたどり、少子化の進展による若年層の団員の減少、在籍団員の高齢化等様々な課題を解決しなければなりません。

 幾多の先人が築いてこられた生坂村の歴史の元に、地域住民の皆さんの安全・安心の負託に応えるべく、女性団員の皆さんをはじめ、それぞれの立場で得意分野を生かし、地域防災力の強化・向上に貢献するとともに、日々の心がけとし、団員皆さん同士の信頼と団結心を築いていただき、何より、家庭を支え社会で活躍され、生坂村を担う皆さんこそが何者にも代え難い存在であることを意識し、有事出動の際には安全を最優先に、日々、体調管理に留意され心身ともに健康で、誇りを持って活躍される事をお願いしますなどと挨拶を述べました。

▽ 新入団員を代表して、本部の井口団員が力強く「宣誓」をしているところです。

▽ 私からは、前年度当村の主な災害は、昨年8月13日からの大雨により、14日8時過ぎから小立野地区の内水排水作業と村内の巡視を行っていただき、午後3時には陸郷水位観測所で氾濫危険水位を超えたため、警戒レベル4、避難指示を2地区に発令し、団員各位には、各地区の内水排水作業、村内の巡視などを引き続き実施していただき、消防団員各位には、大変長時間にわたりましての排水作業、警戒活動に対して感謝を申し上げます。

 今年度、行政としましては、避難所の新設、防災公園の整備、移動系防災無線のデジタル化、防火水槽の新設などのハード事業に加え、地域の防災力の要であります消防団員の団員報酬と出動報酬の拡充による処遇改善や、分団運営交付金の新設、消防団員応援商品券の交付を行い、村民の生命と財産を守るための基盤づくりを進めてまいります。

 今年度も新型コロナウイルス感染防止対策として、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会に出場しないことになりましたので、消防ポンプの取り扱い及び操作の手順を習得する訓練を実施していただき、「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、防火啓発活動、各種技術訓練や救命講習会など多くの消防活動にご尽力いただきますようお願いし、火災をはじめ様々な有事の際に出動をしていただくことになりますが、人命が第一でありますので、細心の注意を払って、的確・迅速に活動をしていただきますよう重ねてお願いするなどの挨拶を申し上げました。

▽ 明科消防署平林署長さんからは、長野県では流域治水推進計画として犀川などの整備を行っているところですが、近年の地球温暖化の影響による異常気象などにより、私たちが生まれて経験のない100年や1000年に一度の災害を想定して、防災マップの見直しも行われています。

 地震においては3月16日に福島県沖で震度6強の地震が発生し、再びあの東北大震災の記憶が蘇りました。このような自然災害から住民の安心安全の暮らしを守るため、地元消防団の期待は大きいものとなっております。

 新型コロナウイルスについては、新たな変異株BA.2などの流行も報道されており、より一層の感染対策に気を配らなければならない近頃ですが、消防の訓練はこの影響を受け、ここ数年大勢での参加する訓練の自粛などがされております。しかし、災害はいつ何時発生するものかは予想がつきません。どうか創意工夫し消防技術の維持に取り組んでいただきたいと思います。

 本年は、全国消防操法大会の操法実技の一部見直しが行われ、待機位置などの要項が変更されております。生坂村やその他の村では、新型コロナウイルスの感染防止などにより、本年度の大会出場を見合わせているところですが、ポンプ操法は訓練の一つですけれども、基本となる消火技術が多く取り組まれておりますので、是非留意していただきたいと思いますなどと挨拶を述べられました。

 消防団員各位に於かれましては、健康に留意し、生坂村の地域防災力の中核として、村民の皆さんから信頼される団員となり、引き続き安全で安心して住み続けられる生坂村を守るためにご尽力いただきますことをお願いいたします。

▽ 原田副団長の閉式のことばで終了し、早速新入団員にはスライドで消防団の組織、活動などについて勉強していただきました。本日はご参加いただきありがとうございました。

▽ 毎朝恒例の撮影は、古坂の犀川対岸に行き、雲に覆われた上空から古坂などの風景を撮影しました。

古坂上空からの風景



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