不安は恐怖ではありません
2011年3月14日(月)
心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)ハッピーライフ、矢野裕洋
東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
私は四国の瀬戸内海側ですから今回は全く影響を受けませんでしたが、地震以降、只々呆然とテレビの報道を見続けておりましたが、何か、ほんの少しでもお役に立つ事はないかと思い、不安に関してブログを書かせて頂こうと思いました。
このブログを読んで頂くだけで以前のように不安のコントロールが出来るかというと難しいと思います。
私自身、この震災の被害に遭ったならば冷静に不安の処理が出来ているのか?と問われると自信はありません。
しかし、不安の処理が出来なくなった人に少しでもお役に立つのではと思い不安の処理の仕方を書かせて頂きました。
不安で困っている方、多少はお役に立つと思いますので、宜しければ一読してみて下さい。
1.不安は恐怖ではない
不安はあなたの心の中から出て来ているものです。
あなたの心の中にあなたを恐ろしがらせて喜んでいる悪魔がいるわけがありません。
不安はあなたのために、『大丈夫ですか?』『十分備えていますか?』とあなたの身を守るために心の中から出て来ている心の問い掛けです。
丁度、小学校の子供を持っているお母さんが、朝、出掛けに、『ハンカチ持っているかい?』『ティッシュは持っているかい?』と子供の事を思って聞いて来ているのと同じです。
ですから、不安は恐怖ではなく、あなたの味方なのです。
2.以前出来ていた客観視が出来なくなっている
不安の処理が出来なくなっているのは主観が強くなり過ぎて客観視が弱くなっているからです。
例えば、電車やバス、自動車、飛行機などの交通機関に乗っていてる時、不安の処理が出来ている状態の時は、客観的に見て十分安全だろうと不安を処理しているのです。
不安が『この電車に乗って大丈夫ですか?』と聞いてきても、100%絶対に大丈夫という事は言えませんが、客観的に見たら十分安全という事が言えるという感じで不安を処理していたのです。
しかし、何かの出来事を体験すると、この主観と客観のバランスが崩れて、主観がとても強くなって100%絶対に大丈夫にしなければいけないという思考状態になります。
すると、100%絶対に大丈夫に出来るわけがありませんから、不安の処理が出来ません。
不安の処理が出来ないので、恐怖心、気分の落ち込み、不眠、などの苦しい症状が出ます。
3.鳥瞰(ちょうかん)をしましょう。
敢えて、こういう時は自分自身を『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ましょう。
100%絶対に大丈夫にする事は出来ませんが、『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ると『丁度良く備えているかどうか』が良く分かると思います。
そして、『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ると、備え過ぎると『逆作用の法則』が出て苦しくなるという事も良く分かるでしょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって自分自身や自分自身の周りを客観的に見て『丁度良く備えているかどうか』をチェックしましょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、まだ丁度良く備えていないと分かれば当然ですが丁度良く備えて下さい。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、備え過ぎているようでしたら逆作用の法則になって苦しくなりますから備え過ぎている所を止めましょう。
4.何かあったらその時
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、丁度良く備えているのでしたら、『それで良し、何かあったらその時対処する、考える』という事にしましょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、丁度良く備えているのでしたら、まずそれで高確率で大丈夫です。
しかし、それでももしもの事があるかも知れません。
それを今から備えようとすると逆作用の法則で苦しくなりますから敢えて『丁度良く備えているからそれで良し、何かあったらその時対処する、考える』という事にしましょう。
よく考えてみたらこの処理の仕方は以前の不安で困っていなかった時のあなた自身の不安の処理の仕方でしょう。
大丈夫です(笑)。
次回に続きます。
2011年3月14日(月)
心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)ハッピーライフ、矢野裕洋
東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
私は四国の瀬戸内海側ですから今回は全く影響を受けませんでしたが、地震以降、只々呆然とテレビの報道を見続けておりましたが、何か、ほんの少しでもお役に立つ事はないかと思い、不安に関してブログを書かせて頂こうと思いました。
このブログを読んで頂くだけで以前のように不安のコントロールが出来るかというと難しいと思います。
私自身、この震災の被害に遭ったならば冷静に不安の処理が出来ているのか?と問われると自信はありません。
しかし、不安の処理が出来なくなった人に少しでもお役に立つのではと思い不安の処理の仕方を書かせて頂きました。
不安で困っている方、多少はお役に立つと思いますので、宜しければ一読してみて下さい。
1.不安は恐怖ではない
不安はあなたの心の中から出て来ているものです。
あなたの心の中にあなたを恐ろしがらせて喜んでいる悪魔がいるわけがありません。
不安はあなたのために、『大丈夫ですか?』『十分備えていますか?』とあなたの身を守るために心の中から出て来ている心の問い掛けです。
丁度、小学校の子供を持っているお母さんが、朝、出掛けに、『ハンカチ持っているかい?』『ティッシュは持っているかい?』と子供の事を思って聞いて来ているのと同じです。
ですから、不安は恐怖ではなく、あなたの味方なのです。
2.以前出来ていた客観視が出来なくなっている
不安の処理が出来なくなっているのは主観が強くなり過ぎて客観視が弱くなっているからです。
例えば、電車やバス、自動車、飛行機などの交通機関に乗っていてる時、不安の処理が出来ている状態の時は、客観的に見て十分安全だろうと不安を処理しているのです。
不安が『この電車に乗って大丈夫ですか?』と聞いてきても、100%絶対に大丈夫という事は言えませんが、客観的に見たら十分安全という事が言えるという感じで不安を処理していたのです。
しかし、何かの出来事を体験すると、この主観と客観のバランスが崩れて、主観がとても強くなって100%絶対に大丈夫にしなければいけないという思考状態になります。
すると、100%絶対に大丈夫に出来るわけがありませんから、不安の処理が出来ません。
不安の処理が出来ないので、恐怖心、気分の落ち込み、不眠、などの苦しい症状が出ます。
3.鳥瞰(ちょうかん)をしましょう。
敢えて、こういう時は自分自身を『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ましょう。
100%絶対に大丈夫にする事は出来ませんが、『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ると『丁度良く備えているかどうか』が良く分かると思います。
そして、『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見ると、備え過ぎると『逆作用の法則』が出て苦しくなるという事も良く分かるでしょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって自分自身や自分自身の周りを客観的に見て『丁度良く備えているかどうか』をチェックしましょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、まだ丁度良く備えていないと分かれば当然ですが丁度良く備えて下さい。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、備え過ぎているようでしたら逆作用の法則になって苦しくなりますから備え過ぎている所を止めましょう。
4.何かあったらその時
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、丁度良く備えているのでしたら、『それで良し、何かあったらその時対処する、考える』という事にしましょう。
『大空を飛ぶ鳥の姿をした神様』になって客観的に見て、丁度良く備えているのでしたら、まずそれで高確率で大丈夫です。
しかし、それでももしもの事があるかも知れません。
それを今から備えようとすると逆作用の法則で苦しくなりますから敢えて『丁度良く備えているからそれで良し、何かあったらその時対処する、考える』という事にしましょう。
よく考えてみたらこの処理の仕方は以前の不安で困っていなかった時のあなた自身の不安の処理の仕方でしょう。
大丈夫です(笑)。
次回に続きます。