最近随分日が明るくなってきました。
先日までは夕方4時ころには少し薄暗くなりましたが、最近は
まだ明るいです。近くの公園に朝の散歩です。
沼?(池)には鴨がノンビリ泳いでます。
週末のためか、通勤の人影もなくノンビリしています。
風もなく全く穏やかな感じです。本当は釣りに行きたいのですが、
来週一寸して手術のため、医者からは風邪だけは注意してください、
と念を押され大人しくしてます。
そんな感じで散歩をしていますと、かえってBach: Cello Suitesを聞きたい!
朝の柔らかな日差しの中の お告げかな?(笑)
シャコンヌで有名な「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパ ルティータ」のチェロ版、
無伴奏のチェロ組曲です。やすらぎを覚える曲集で、イメー ジCMや映画などでもよく使われます。
そして「鮒に始まり鮒に終わる」ではないですが、
チェロを弾く人にとっては練習曲でもあり最後に究める曲でもあります。
其れにしましたも、演奏者は凄く多いんです。
筆者も此の音が大好きでLP,CDを数多く持ってますが、
まずはPablo Casals 練習曲のように扱われ、
忘れられていたこの曲の価値を再発掘して世に知らしめた人だからです。
やはり凄いの一声です。
続いては
ピエール・フルニエ (1960年録音) いかにもフルニエらしい真摯で品のある演奏。
それでいて男性的な力強さも合わせ持っていて、非常にいい演奏だと思う。
初めてこの曲を聴く人にはおすすめ。
カザ ルス後に大変評価の高かったものですが、
フランス人らしい滑らかにつないだ音の運びが特徴的です。
今回は筆者が興味あったチェロリストを紹介です。
ガスパール・カサドー・イ・モレウ(Gaspar Cassadó i Moreu 1897年9月30日 - 1966年12月24日)は、
20世紀前半で最も影響力あるチェリストの一人。作曲家としても活動し、
最晩年には後進の指導や若い才能の発掘にも熱意を示した。 バルセロナの教会音楽家の家庭に生まれ、
7歳でチェロを学び始める。9歳でリサイタルを開いたところ、
聴衆の中に交じっていたパブロ・カザルスに認められ、
それ以降カザルスの薫陶を受ける。地元バルセロナが街をあげて、
カサドー少年がパリのカザルスのもとで音楽修業を続けることができるようにと奨学金を与えてくれた。
職業演奏家としての活動は、第一次世界大戦中に始め、欧米各地で演奏活動や録音活動を繰り広げた。
1959年に日本人女性ピアニストの原智恵子と結婚。
カサドーの楽器に対する姿勢は伝統的なものではなかったが、
無伴奏チェロのための《組曲》や《ソナタ》は、
古典的で自然なたたずまいとカタルーニャの情緒が融合された作品として、
チェロ奏者の間でかなり知られている。
今回はじめてカサドの演奏を聴いてみましたが録音は古いが
曲に多少手が入っていて、所々音が違ったりする。
白眉は第4番で、A線の開放を効果的に使えるので、
渋い地味な曲がど派手になってしまった。
一度は聴いても良いと思います。
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