昔良く行ったレコード屋さんの店主から進められて購入したレコード盤でモーリス・アンドレMaurice André, はフランスのトランペット奏者。
「アンドレによるトランペット至高の名演集」アンドレと名手たちが高らかに奏でる、晴朗で輝かしいバロック協奏曲集。爽やかな青空を思わせるヌケのよいモダン楽器の音色も心地よく、他楽器のための作品もまるでオリジナル曲のように聴かせる格別の演奏が展開されます。
Vivaldi Concerto for Two Trumpets, in C
【収録情報】
1. シュテルツェル:トランペット協奏曲ニ長調
2. テレマン:トランペット協奏曲ハ短調
3. ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調 RV.537
4. ヴィヴァルディ:トランペットとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 RV.548
5. テレマン:トランペットと2本のオーボエのための協奏曲ニ長調
6. ヴィヴァルディ:トランペットとオーボエのための協奏曲ハ長調 RV.534
7. シュテルツェル:4つの合奏体のための合奏協奏曲ニ長調
8. トレルリ:4つの合奏体のためのシンフォニア ハ長調
モーリス・アンドレ(トランペット)
ベルナール・スーストロ(トランペット:3,7,8)
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン:5)
セリア・ニックリン(オーボエ:5)
テス・ミラー(オーボエ:5)
ダニエル・アリニョン(オーボエ:6)
アカデミー室内管弦楽団(1-5)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮:1-5)
パリ室内管弦楽団(6-8)
ジャン=ピエール・ヴァレーズ(指揮:6-8)
今聴いても実にスッキリした良い曲です。特に好きなのはヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調 RV.537が好きで友人もこのレコード盤を購入して、実に良い演奏と感激していたようだ。
今日は日曜日で朝一番に聴く此の曲の爽やか感は実に気分が良い。
でも此の曲はKEFQ300で鳴らすのが相性は良いみたいです。実にスキット爽やかです!
早速庭を徘徊して春の花を撮って見ました。
菖蒲も今週が最後かも知れません。
シャクナゲも今満開状態です。
此れから花開くボタンの蕾が大きくなって来ました。春たけなわです。
でも最近は ヘルマン・シェルヘンHermann Scherchen指揮のRV.537を聴くことが多いようです。
【バロックの器楽曲】
シェルヘンはまた、バロックの器楽作品もよくとりあげており、バッハのフーガの技法やブランデンブルク協奏曲、ヘンデルの水上の音楽と合奏協奏曲などでその独特な解釈を楽しめます。
特にフーガの技法では、ロジェ・ヴュアタに編曲を依頼した旧盤とは大きく異なるシェルヘン自身による編曲が聴きものですし、全12曲を一気に収録したヘンデルの合奏協奏曲では、イングリッシュ・バロック・オーケストラの典雅な演奏を心行くまで味わうことができます。
若い頃にはベルリン・フィルのヴィオラ奏者を務めていたシェルヘンらしく、弦楽合奏の扱いの巧みさも光っています。でも全体的に少しゆったり目の演奏で好みのあるとはいえますが、一度は聴いても良い作品です。
Vivaldi - Concerto for Two Trumpets in C Major (RV537)
ドイツの名指揮者、作曲家、教育者のヘルマン・シェルヘンは、生涯を通じて演奏、文筆両面からの新しい音楽の普及、後進の指揮者の指導に力を注ぎました。ヴィオラ奏者として音楽活動をスタートした彼は1912年、シェーンベルクと出会い、《月に憑かれたピエロ》の上演で指揮者デビューを果たします。
戦後は新興レコード会社の米ウエストミンスターと契約し、新しいメディア、LPレコードにバロックから20世紀音楽に至る幅広いレパートリーを録音。一躍彼の名は世界に轟くこととなります。
晩年の1964年にフィラデルフィア管弦楽団の指揮で初めてアメリカへ訪れた際は、彼の名がLPレコードですっかり有名だったこともあり、多くの聴衆が詰めかけ大成功となりました。
1966年、フィレンツェでの公演中に倒れ急逝。2016年は生誕125年、没後50年という記念年にあたり、各社から彼のCDが再リリースされています。
昨年36枚入りのCDが発表されましたが、購入は思案中です。でも音楽の捧げものBWV 1078だけでも欲しいかな?
今庭には春の花一杯です。ブラボー!
CDは破損していますが安価で購入しました。