ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

あぢさゐ

2014-06-25 19:48:33 | 日記・エッセイ・コラム

雷鳴がとどろき
空が大地が風が雨が猛り狂っている。
-------まるで天地創造のように。

方舟に乗り遅れたひとたちが
ふるさとごと海神に呑み込まれる。

これほどの怒りをかうなんて 
人間はそんなに罪深いものなのだろうか。
あまりにも無惨すぎる。

ガラス瓶に庭のあぢさゐを一枝挿す。
城が崎という銘のあぢさゐで
夢見るような青紫がうつくしい。
もう一種クレナイというのが門の陰で咲いているが
これも亦珍しくうつくしい。

これらの花にかぎっては
現代用語であじさいと書くよりも
旧仮名遣いのほうが
この花の持つ優雅な雰囲気に相応しく思う。

     峰雲やまだ飛んでゐる日の丸機


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ベンベエさん、クレナイは「紅」色なんでしょうね。 (バオバオ)
2014-06-26 08:28:59
ベンベエさん、クレナイは「紅」色なんでしょうね。
我が家では土が酸性なのか「あぢさゐ」はほとんどピンクになってしまいます(^_^;)
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バオバオさん。 (ベンベエ)
2014-06-26 22:22:41
バオバオさん。
七変化とはまさに言い得て妙ですね。
返信する

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