同人誌『馴鹿トナカイ』の合評会があった。
出席は8名、
誰もがフランクに意見を述べることができるベストな人数。
午後2時より5時半まで
お互いの作品に対して厳しいエール交換となる。
終了後は近くの中華料理店で懇親会。
おいしい食事と愉快な会話に
たちまち焼酎のビンが空になる。
(下戸は食べることだけに専念)
あちこちの同人誌をわたり歩いてきて
当会にたどり着いた新会員が
〈こんなに面白い同人誌は初めて!〉と、はしゃぐ。
われら『馴鹿トナカイ』は会員数こそ多くはないが
互いに相手を認め尊重し合いながら
主宰を中心にしっかりまとまっている。
わたり歩いてきた詩人には
ようやく安住の地を探し当てた気分であろう。
おぼろ
朧の奥の億光年の彼方から
あらわれ
朧の奥へ消えていく
一匹の白蛾
だれの魂だろうか
朧の果ては豊潤な銀河である