ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

冬ごもり

2006-01-23 10:33:33 | 俳句

魚屋の手並みに見とれゐて寒暮

煮凝りやわれ中流の中辺り

ここちよく切れぬういろう冬ごもり

魂のぬけがらここに日向ぼこ

どこから死どこからが生日向ぼこ

ふて寝これ丸太ごときが掘炬燵

他人妻の風邪声耳に残りけり

セーターを脱ぐときおんな発光せり

情死てふ真はむかし梅の花

浜焚き火波音暮れて誰も居ず