魚屋の手並みに見とれゐて寒暮
煮凝りやわれ中流の中辺り
ここちよく切れぬういろう冬ごもり
魂のぬけがらここに日向ぼこ
どこから死どこからが生日向ぼこ
ふて寝これ丸太ごときが掘炬燵
他人妻の風邪声耳に残りけり
セーターを脱ぐときおんな発光せり
情死てふ真はむかし梅の花
浜焚き火波音暮れて誰も居ず
魚屋の手並みに見とれゐて寒暮
煮凝りやわれ中流の中辺り
ここちよく切れぬういろう冬ごもり
魂のぬけがらここに日向ぼこ
どこから死どこからが生日向ぼこ
ふて寝これ丸太ごときが掘炬燵
他人妻の風邪声耳に残りけり
セーターを脱ぐときおんな発光せり
情死てふ真はむかし梅の花
浜焚き火波音暮れて誰も居ず