27日、BSテレビにて
松竹映画「カルメン故郷に帰る」を観た。
1950年制作。
監督:木下恵介 主演:高峰秀子。
日本初の総天然色映画。
浅間山のふもと北軽井沢が舞台。
東京でストリッパーをしている主人公カルメンが
故郷に錦を飾るつもりで帰ってきたが
村には不釣り合いなド派手な衣装に
父親は嘆くばかり。
子どもの頃牛に頭を蹴られたのが原因で
少々バカになったと憐れみ嘆く。
一方彼女は
周りの男たちが歓喜する裸踊りを
芸術だと信じて疑わない。
小学校の校長先生(笠智衆)が真摯に
その芸術を理解しようと困惑する姿も可笑しい。
朴訥な山間の村に繰り広げられる
青春ラブコメデイー。
天真らんまん
スクリーンからはち切れんばかりの
高峰秀子のグラマラスな肉体に
改めて惚れ惚れする。
「二十四の瞳」の清楚な大石先生とは対称的。
中学時代は3人のブロマイドを大切にしていた。
B・B(ブリジッド・バルドー) E・バーグマン 高峰秀子。
遊ぶ相手にはB・B、
真面目なデートにはバーグマン、
奥さんにするには高峰秀子・・・・ と
少年やすぼの理想の女性たちであった。
久しぶりに
高峰秀子の魅力に触れて気分がいいので
ビーフカレーを作る。
取り寄せたばかりの深底のフライパンが
期待以上に使いやすく
見事なカレーに仕上がる。
やはり道具も料理の一つである。
ルーを二度に分けて加えるというプロの裏技も真似てみた。
しばらくは掃かずに置けよ落椿