ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

どこかで何かが・・・・

2007-11-30 12:25:25 | 日記・エッセイ・コラム

今市の少女殺害事件から2年が経つ。
捜査延動員数14万人、1000人のDNA鑑定をしても
未だ犯人の手がかりはつかめていない。
その後も子どもが犠牲となる残忍な事件が
全国あちこちで後を絶たない。
なにかがおかしい。
どこかが狂っている。

連日騒がせている政界のスキャンダルも
官僚たちの収賄も
企業や商人たちの不正も
教育界のていたらくも
自然界の異常気象でさえも
どこかが狂ってしまっている。

それらの現象が、
それぞれ別個と思われるものが
実はどこか奥底では総てが繋がっている。
無関係と思われる天地人それぞれの事象が
ほんとうは深いところで関係している・・・・・・・
そう思えてならない。

過去の歴史の中で
学者や預言者が終末論を唱えては人心を惑わせてきたが
現状があまりにも悲惨なあまり
終末論にもふと心が捕らえられ不安になってくる。

   
この星の恵方はいづこ冬銀河   やす


身のほど

2007-11-25 16:01:57 | 日記・エッセイ・コラム

年賀状を書いている、
パソコンを駆使して・・・・いや、
苦使してといったほうが僕の場合は正しい。
なにしろスイッチが三つ以上あると困惑してしまうほどの
機器オンチ。
イメージはしっかり完成しているのに
画面に現れるのは別もので
機械はさっぱりいうことを聞いてくれない。

車にはカーナビを備えてみたものの
今もってよく使えこなせていない。

操作ガイドを読んだらいいだろうと言われても
読んだらますます複雑になってしまう。

 「人のやっていることを自分がやれない筈はない。」
と、考えることがそもそもの間違いである。

よせばいいのに
伊豆の海ではサーフボードから転倒し病院に運ばれ
金づちなのにリレーの選手になってプールで溺れ
初めてのゴルフで1ラウンド半を回り一週間寝込み
サバイバルゲームでは山中を一晩歩きづめで入院する。

十三歳の時は、とび職のまねをして蔵のてっ辺から墜落した。

苦手なこと、出来ないことがあってもいいのだと
もういいかげん悟らなければ・・・・。

パソコンが途中でフリーズ、
急ぎ友人に電話して来てもらう。

  
 ヒヨドリに叱られている朝湯かな   やす


ハサミの音に癒されて

2007-11-19 15:07:43 | 日記・エッセイ・コラム

天気予報に雪のマークが増えてきて
いよいよインフルエンザも流行りそうな気配。

きょうは美容室に行く。
パーマをかけるわけではない。
顔を深剃りされたり
不自然にバシッときめられたりするので
床屋には行かない。
妻が行くとき、一緒にかかることにしている。

そこは夫婦ふたりきりでやっている小さなサロン。
いつでも貸切のような贅沢な気分になれるのがいい。
椅子に着くと、テレビを消してバッハの曲など流してくれる。
ぼくの好みをちゃんと知ってくれている。

ただ一つ苦手なのは
洗髪のとき、床屋とは逆の仰向けになることである。
顔にガーゼなどかぶせられて息苦しく
この姿はなんとも男らしくない。

で、立ったまま流しに頭を突っ込み
洗ってもらうことにしている。
き真面目な亭主は、大層やりにくそうにしていたが
臨機応変を言う、うるさい客の要望に今はあきらめている。

バッハのフーガと軽やかなハサミの音を聞きながら
頭のてっ辺をやさしく撫でられていると
時間がフラッシュバックして
はるか昔、
静かの海から押し出されたときの仮死状態に戻っていく。


   木枯らし一号美容室を出たところ    やす


おいしんぼの会

2007-11-09 14:42:55 | 日記・エッセイ・コラム

このところ連日外に出ることがあって
ブログへの書き込みがおろそかになっていた。

過日、久しぶりの「おいしんぼ会」が
隣町O市のフランス料理店で開かれた。
予約制の店だけあって
鄙(
ひな)には稀な、素敵な料理であった。

テーブルに着くや幹事さんから
「きょうは品よく参りましょう」 という挨拶があったが
出席者の顔ぶれを見れば、それは無理というもの・・・。
高級フレンチをほお張りながら
話はどんどん落ちていった。

いちばん悪くしているのはいつもぼくらしい。
ぼくは双子座のB型、乗せられたら止まらない。

抱腹絶倒・・・・
笑いすぎ食べすぎの腹をかかえ
外に駆け出すのもいて
苦しみの「おいしんぼ会」であった。

今回、ぼくは招待を受けたので
会費がいかほどかは知るよしもないが
多分1万5千円以上であったろうと想像する。
  ごちそうさまでした。

   うららけし猫と女とポインセチア    やす