今市の少女殺害事件から2年が経つ。
捜査延動員数14万人、1000人のDNA鑑定をしても
未だ犯人の手がかりはつかめていない。
その後も子どもが犠牲となる残忍な事件が
全国あちこちで後を絶たない。
なにかがおかしい。
どこかが狂っている。
連日騒がせている政界のスキャンダルも
官僚たちの収賄も
企業や商人たちの不正も
教育界のていたらくも
自然界の異常気象でさえも
どこかが狂ってしまっている。
それらの現象が、
それぞれ別個と思われるものが
実はどこか奥底では総てが繋がっている。
無関係と思われる天地人それぞれの事象が
ほんとうは深いところで関係している・・・・・・・
そう思えてならない。
過去の歴史の中で
学者や預言者が終末論を唱えては人心を惑わせてきたが
現状があまりにも悲惨なあまり
終末論にもふと心が捕らえられ不安になってくる。
この星の恵方はいづこ冬銀河 やす
年賀状を書いている、
パソコンを駆使して・・・・いや、
苦使してといったほうが僕の場合は正しい。
なにしろスイッチが三つ以上あると困惑してしまうほどの
機器オンチ。
イメージはしっかり完成しているのに
画面に現れるのは別もので
機械はさっぱりいうことを聞いてくれない。
車にはカーナビを備えてみたものの
今もってよく使えこなせていない。
操作ガイドを読んだらいいだろうと言われても
読んだらますます複雑になってしまう。
「人のやっていることを自分がやれない筈はない。」
と、考えることがそもそもの間違いである。
よせばいいのに
伊豆の海ではサーフボードから転倒し病院に運ばれ
金づちなのにリレーの選手になってプールで溺れ
初めてのゴルフで1ラウンド半を回り一週間寝込み
サバイバルゲームでは山中を一晩歩きづめで入院する。
十三歳の時は、とび職のまねをして蔵のてっ辺から墜落した。
苦手なこと、出来ないことがあってもいいのだと
もういいかげん悟らなければ・・・・。
パソコンが途中でフリーズ、
急ぎ友人に電話して来てもらう。
ヒヨドリに叱られている朝湯かな やす
天気予報に雪のマークが増えてきて
いよいよインフルエンザも流行りそうな気配。
きょうは美容室に行く。
パーマをかけるわけではない。
顔を深剃りされたり
不自然にバシッときめられたりするので
床屋には行かない。
妻が行くとき、一緒にかかることにしている。
そこは夫婦ふたりきりでやっている小さなサロン。
いつでも貸切のような贅沢な気分になれるのがいい。
椅子に着くと、テレビを消してバッハの曲など流してくれる。
ぼくの好みをちゃんと知ってくれている。
ただ一つ苦手なのは
洗髪のとき、床屋とは逆の仰向けになることである。
顔にガーゼなどかぶせられて息苦しく
この姿はなんとも男らしくない。
で、立ったまま流しに頭を突っ込み
洗ってもらうことにしている。
き真面目な亭主は、大層やりにくそうにしていたが
臨機応変を言う、うるさい客の要望に今はあきらめている。
バッハのフーガと軽やかなハサミの音を聞きながら
頭のてっ辺をやさしく撫でられていると
時間がフラッシュバックして
はるか昔、
静かの海から押し出されたときの仮死状態に戻っていく。
木枯らし一号美容室を出たところ やす
このところ連日外に出ることがあって
ブログへの書き込みがおろそかになっていた。
過日、久しぶりの「おいしんぼ会」が
隣町O市のフランス料理店で開かれた。
予約制の店だけあって
鄙(ひな)には稀な、素敵な料理であった。
テーブルに着くや幹事さんから
「きょうは品よく参りましょう」 という挨拶があったが
出席者の顔ぶれを見れば、それは無理というもの・・・。
高級フレンチをほお張りながら
話はどんどん落ちていった。
いちばん悪くしているのはいつもぼくらしい。
ぼくは双子座のB型、乗せられたら止まらない。
抱腹絶倒・・・・
笑いすぎ食べすぎの腹をかかえ
外に駆け出すのもいて
苦しみの「おいしんぼ会」であった。
今回、ぼくは招待を受けたので
会費がいかほどかは知るよしもないが
多分1万5千円以上であったろうと想像する。
ごちそうさまでした。
うららけし猫と女とポインセチア やす