ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

つくつくほーし

2014-08-30 22:30:52 | 日記・エッセイ・コラム

短い夏を惜しみ
日が暮れてもまだツクツクホーシが鳴いている。

かつてナツメの木があったところで
懐かしんでいるように。

ナツメの木は私と同年齢の古木で
毎年沢山の実をつけたが
昨年の竜巻で根元から引きちぎられてしまった。

竜巻を怨んでもしかたないが残念なことをした。

今年もあちこちで
竜巻の被害をこうむっているようだが
異常気象は想像を超えて人間に襲いかかってくる。

鴨肉とネギを添えて手打ちそばが届けられた。
今では数少なくなった中学の同級生だ。
好物の鴨南蛮
早速ネギを焼いて新鮮なうちに戴く。

10月25日
日本歌曲振興会名古屋支部定期演奏会で
「雲」が演奏される。
ありがたいことです。

      秋海棠瓶に食卓にぎはへる


充電中

2014-08-23 23:20:03 | 日記・エッセイ・コラム

「ブログ更新されてないね」
心配してくれるひとが居るのは有難い。

このところ放電が過ぎて頭の中は空っぽ。
お盆の時季は
あの世からもこの世からも
縁者がぞろぞろやってくるので些か接待疲れ。
これはいかん、と 
詩など書いてみるが 
その詩が小さくなってしまった。

嫌いなワーグナーなど聴いて
元気を貰おうかとも・・・・・

野菜不足のところへ折りしも
モロヘイヤと水前寺菜という葉っぱが届けられた。

さっそくモロヘイヤはポン酢で
水前寺菜は生のままマヨネーズでたべた。

はじめて食す葉っぱだが
身体が要求していることもあってか
美味しくたべることができた。

ロクサーヌが部屋の中で
ぐるぐる左回りをするようになった。
白内障と脳梗塞が進んでいるようだ。

     大三角ぐらり傾ぎて夏終わる


変貌

2014-08-04 12:55:06 | 日記・エッセイ・コラム

このごろ
風流とか風雅という言葉が
日常の暮らしから消えてしまったような気がする。

先ごろ
テレビを観ていてわが耳を疑った。
江戸風鈴が売れなくなったという内容のもの。

あの極薄のガラス細工から醸し出される繊細な
風の音が騒音と捉えられて
隣家とのトラブルになっているという。

売れなくなったのはそれだけではなく
生活様式が変わって
風鈴を下げる場所が無いともいう。

それにしても風鈴の音色を騒音とは・・・・!?

わが町のとある地区でも似たようなことがあった。
街路樹の桜が
落花や落葉で庭をよごして困るという
住民からのクレーム。
早速町役場は
20本の桜の木を根元から伐り倒してしまった。

気づいているでしょうか。
今、日本人が急激に変貌しているのを。
毎日人が殺され
偽装欺瞞がまん延し
道徳・節操・倫理観は喪失しアイデンテティの崩壊。
・・・・何やらうすら寒いものを感じてしかたない。

     百の風担いで来るや風鈴売り