いとま乞いのツクツクホーシが
なつめの梢でいのちを削っている。
あちこちから南瓜が届けられ
とうもろこしを二本立てつづけに食べて
夏の終わりが真近に迫っている。
マダニ対策用のスプレーを用意したが
最も重症のミミが捕まらない。
おとなしくしてくれれば治るものを・・・・
左前足のないゴンベエが
もう二週間経つというのに姿を見せない。
おとなしい性格なので
何処でどうしているのか心配だ。
さわさわと
キバナコスモスの群が
秋風を生みだしている。
ーー晩夏には黄色い花が似合う。
夜、ベッドに就くと
内耳の奥で幽かにミンミンゼミが鳴く。
幻聴という奴だろうか・・・・
どうせなら懐かしいひとの声でも聞かせておくれよ。
オスプレイ辱暑の空を掻き回す